第10話 都合良すぎ
設定が主人公にとって都合が良いのはよくあること。
でも、度を過ぎると「は?」となる。
ストーリーの進行に伴って、もはやその時の都合が良いように設定が生み出されている状態、というのがよくある。
書き手は「アイデアが湧くように溢れてくるぜ」と思って筆を進めているのだろうが、読み手は「ドラえもんかな(はい、こんなときにはこの道具!)」と思いながら読んでいる。
そして辛いのは、一度そう思うともう気持ちが戻って来ない。冷めた気分で読み進めて、やっぱり途中でやめてしまう。
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