第3話

私は最寄りの無人駅から5駅ほど隣の駅の高校に入学をした。

私は小学校から剣道を習っており、公立高校の中では県で一番というこの高校に入学した。

中学の頃に私は深夜アニメに傾倒し、いわゆる学園アニメといったものに憧れがあった。きっと高校に入れば、空から女子高生が降ってきたり、生徒会長の淑女に入学式で狙われるといったことがあるかもしれないとうっすら淡い期待を抱いていたのだ。

しかし実際は私は他中学のやつになめられたくないとおもい、教室内でおもむろに大声を出して話したり、他クラスの教室に急に入って行ったり、まぁ、そう。イキったのである。

すぐに予想のつく通り、私は入学してそうそう女の子に避けられたのである。いや、男にも避けられていたのである。

そんな私にもついてきてくれる友達が3人ほどいた。

一人は私と同じように人類全般から避けられる悪友Nである。彼は恐ろしく性格が悪く、全銀河系の生命体から陰口を叩かれていたのである。しかし私とは妙に気が合い、入学初日から仲良くなった。

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コンビナート ヒナタ @Shinakko1215

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