14

「ようこそ」

エアは会議室へ通された。王宮の外観は高層ビルの基礎のような堅牢な躯体で、磨かれた樹脂のような素材に黒を基調とし、縁には補強を兼ねた装飾が施されている、要塞には変わりないが、雰囲気だけはそれらしく揃えたいのか、威厳を保ちたい誰かの思惑が見えるが、目の前の男にはそれらしさを感じない。内装も気取ったオフィスビルとそう変わらない、半端なシンメトリーに機能性の消失、一見して整って見えるものの半端な印象は拭えない、これも効果だと主張するのであれば、外来が敢えて問う必要もないのだろう。室内の楕円形の卓は可動式で、その大きさは自由に変えられるようだ。不透明なガラスのような仕切りは一部の光のみを通す、室内からは通路に並んだカンテラの揺らめく火だけが見える。夜中を倣い、人は動かしていないらしい。無用心と受け取ることもできるが、典獄への信頼の他、私への信用も残っているらしい、過去に接触があった可能性もあるが、反応や挙動からは直接的ではないことが読み取れる。無礼は承知の上だったが、卓についた段階で既に違和感はない、面会というよりは緊急会議のような様相だ。


「斯様な時間だ、この場に於いて挨拶は不要、早速マナ様の考えを聞かせて貰おう」国王から切り出した。

堅苦しいのは抜き、か。国王の格好からして企業戦士に近い、スーツとはまた違う文化だが、威厳やその他多くのものを削っている。必ずしも格好で計れるものではないが、そのような指針すらも失くしているように思う、私にとってはその方が好都合であるが。ところで、言葉が足らな過ぎるマナの意向とは? 彼女は和睦としか言っていなかったが、少し考える必要がありそうだ。典獄は壁際のソファで足を組んで読書し始めた、存分に寛いでいるように見えるが、あれで護衛のつもりなんだろうか。いや、この場にそのような役割は存在しない、これは内輪の集まりに近い… さて、ここはマナを立てるべきなんだろうか、御神体とまで呼ばれていたが、果たして… いや、どうでもいいか、あれは神ではないのだから。


「マナは和睦を望んでいる、私が思うに、彼女はそれ以外のことは考えていない。とりあえず、現時点でそれが必要なことだから、そのように動いているに過ぎない。そして、マナは何者にも囚われない、大局があればこそ、足元を疎かにし、また、そのために我々を配置している。真意は別として、マナの他に軍師が一名、あれも傍らで静観しているようだ」

「つまり、この和睦に大した意味はない、と。他に見据えるものがあれば、自国の戦力を徒らに削るのはどうかと思うが… その軍師とやらもマナ様と同じ方向を見ていると、間違いはないだろうか。いや、マナ様に付いているのはルア様か、それならば何も言うまい…」

国王は何かを思い出し辟易している様子。ルアもふざけた奴には違いないが、それなりに有名でもあるらしい、どの界隈の話かは知らないが… いや、有名というよりは高名か、若しくは悪名も混ざっている…先の国王の顔色から想起できるものは爆弾馬に他ならない、あれはあれで戦慄を味わうにはうってつけだろう。

「理由ならここにある。こうして三人が集った、ただそれだけのものだ、意図が読めないからこそ確かめる必要があった。単に軍事演習の一環だと思えばいい、どうにでも起こり得る事態を想定したまでだが、戦果としてはあまりにも粗末なものだ。軍師は駒がなければ話にならない、意図があるとするならばその点に限られる」そもそもあのオーダーを指揮したものが、マナなのか、ルアなのか、それすら分からない… というか、今後の展望すら欠いている、その私に交渉などできる筈はないが、この状況は面白い。何をすべきか、再構築さえできれば解も自ずと見える。そう、今は『龍』の存在を探るべきだろう「今すべきことは、『龍』を懐柔することだ」国王が深く瞬きをし、動揺を隠した。そして、典獄が口を挟む「して、その算段は?」


「さっきも言った通り私には記憶がない、しかし、この異質の結界がハル、お前のものでないことくらいは解る。これが『龍』のものであることは明瞭だ、複雑で格式張ったものではなく、範囲の指定も出鱈目、通り雨のように純粋にただ一つの意思のみを乗せている。恐らく、お前が結界の一部を解析し、転用しているのだろう。但し、そのために膨大な時間を費やしている、これでは展望を欠いている、そう捉えられても可笑しくはない」

「一つ確認がしたい、それはマナ様の意見か?」国王がゆっくりと問う。

「マナは和睦以外は望んでいない。まず最初にあるべき事柄の戦力差についてだが、現状ではマナの方に軍配が上がる、それも圧倒的な差がある。当然だが、ここに和睦など成立しない、故に私を使者とした。これは伏せるよう言われていたが、隣国で『龍』が放たれた、果たして対処できるのか…」

国王は動揺を隠すように深く目を閉じた後で典獄へ目配せをした。

「我が国ではその情報は確認できておりません、但し、エアは真実のみを語っています」典獄は観念と辟易との間に首を振りながら答える「恐らく、その国とは大陸のカザンのことだと思われますが、その場合、情報が外に漏れることはないでしょう。あの『兵器』は特に異質でしたから、私が知っているのはその一つに限られますが、亡国の紋章官は『蝶』と呼んでいました。その効果は、並行世界の複製、断絶… 或いは、創生。それも、回帰分析の結果に過ぎず、恐らく、その証明に関しても曖昧性回避のように、ある意味では不安定な意思を表示し、まるで選択を強要されたように誤認、または、極限状態での自由を描いたように不確かなものに限られる。しかし、それだけの要素を実際に含み、厄介極まりないことは真でしょう。明日も同じように東から太陽が昇る確率は今も変動している、このように遅れた認識そのものが一つの要素になっているのでしょう、若しくは、なり得る、ということです。もはや、賽を振っても出目は無限になったと考えられます、無論、賽を振る場所や時は選べると思いますが… ところで、雲を掴むような話をマナ様がどのように入手したのか、恐らく、『蝶』を使用した人物の方に心当たりがあるのでしょう、或いは、当事者であるか、何れかが該当すると思われます」

『蝶』と言ったか… これは偶然ではない、あの時接触したもの…その一部である『パレード』を確かめる機会が巡ってきたということだ、しかし、次の一手を何処に置くべきか? 到底、太刀打ちできるものではない、力不足であること。紋章…いや、隔絶兵器『龍』とやらに触れる必要があるだろう。そのためにすべきことは何も変わらない、不確かな目的がいつの間にか浮き彫りとなっていく、この緩やかな変化が齎すものは災害と相違ないのだから… 如何なる瞬間だろうと、配られた手札のみを数えれば足りる、私はまだ動いている、それだけがこの場に許された解であり、この意思の由来が何れに依るものかは問わない、ただ寄り添うように演算だけを走らせれば良い。


「エア、そう昂ぶるな… 外からでも認識できる程の紋様が流れている、その瞳は特に負担が掛かるのだろう…」典獄は流れるような動きで立ち上がり、エアの肩にその手を置く。


やはり、全ての認識が僅かに遅れている、軽く置かれたその手は想定より重く、水面下から地上へと、一度に引き上げるような勢いで世界がくるりと回転する。気付けのような、そういう技術なのかも知れない。しかし、『殥』は認識されているらしい、危険と判断されたのか。共有している情報の境界が分かりづらいが、詳細を入手できる可能性はある。何よりも知るべきことは他でもない、私自身に関わることだから、それでも最優先とはならないだろうけど。

「ハル、重い… もう大丈夫だ」エアは体内での『リニア』の補正を試す、打ち消すことはできても同時でなければ効果は薄い、それも寸分違わず、か…

「帷幄に篭れば策が浮かぶということもないだろう、ただ選択しなければならないだけだ」つまり、視覚以外の感覚に依る、可能な限り外で知覚することが条件となる、究極的には…解は在る、ここにある。可不可の刹那、或いは、同時… 確率を含め、全てのものは収斂する、そのような理論を完成させれば良い。

「いや、君でも『蝶』と対峙することは敵わないだろう。あれは、そういう兵器ではない、ということだけは分かっている。そのために、まずは『坤』の結界を当てる、そこで可能性を探れ。それが何の役に立つかは分からないが、君ならばその先を理解できるかも知れない」典獄は国王へ一礼をする「国王、エアを投獄したいと思います。期間は未定ですが、そう長くは掛からないでしょう」

「それは、構わない…が、可能性はあるのか?」

典獄は頭を振ると元のソファへと戻る「あるとすれば、エアに」そう言ってエアを促す。

その先ではなく、今は大分手前にいるがな… 可能性か、そんなものがある訳ではないが、ないとも言えないだけだ。それよりも、今はこの能力を活かすことを最優先とする。何ができるのか、何ができるようになるのか、エア本人に直接聞きたいくらいだが、干渉はできない。二つの人格がある訳ではない、同時進行の別世界がある、若しくは、あり得たという話、だったか… これも確率に依るものか、偶々認識したものがそれだった、多分それだけのことなんだろう、但し、不確かな意思では世界そのものが揺らぐから、今はただ決めたと言えばいい。

「可能性についてはこれから考えよう」エアは小さく溜息を吐く。

国王が過去の経緯について語る「以前から、そう考える者は当然いたが、誰も生きてはいない。『イジェートル・サバイユ』…かつては死神と呼ばれ、封印に到る経緯すら不明だ、不知の宰相、未見の嚆矢、数々の異名はあれど、真意は誰にも理解できないままに時だけが流れている、地名そのものを喰らった化物…歴史上ではただそれだけの存在だ。しかし、今の君はそんな記憶すら持たないのだろう、これが無謀な賭けであるならば乗る必要はない、命の方が大事だろうから、再考して欲しい。状況に前後はあれど、我々は決して結論を急がない、単に先送りにしなければ良いだけのこと。無論、家臣や諸侯の中には良く思わない者もいるが、大局は時代が決めるものだろう。これでも決して手を抜いている訳ではない、すべきこと、成すべきことをただただ考察すれば良い、他に手を回す余裕すらない程に…」

国王の語気は弱い、それを見兼ねた典獄が割り込む。

「国王、エアは違います、彼は『所持者』ですから。言うなれば、エアは『イジェートル・サバイユ』より危険な存在です、その付加価値だけを比較するならば、エアに名はありませんが、それは単に彼が無駄な争いを好まないからに過ぎません。風向きが変われば、そこに意義があれば、彼はその能力を存分に揮うだけでしょう、脅威はこれからもこれまでも至る所に点在しています。彼を当てるのは知己として思うところもありますが、その気になったのも彼の方ですから… 心配りよりも王手の方を憂うべきでしょうか。但し、エア一人ではありません、私も同様に動きます、この先はオーバーフローとなりますので、私の代わりも用意いたしましょう」

「分かった、では、鍵主にはこちらで連絡しておこう」

国王は予め宅に用意されていたグラスに水を注ぐ、シトラールの香りが広がる、水ではなかったのかも知れない。脅威とでも呼べばいいのか、壁を容易く抜けていく、途切れることのない矢のように降り注ぐ、悪意も他意も感じない、まるで虚無だけを望むようにただ佇んでいる。時も方角も地図も持たずに感覚だけを暴走させている、理解の先にこの不幸があるとすれば先の言葉を濁したくなる気持ちも嘘ではないが、結界とは元々そういうものかも知れない。触れえぬ精神と虚構の辻褄合わせと境界の体現、私は何を?

「その件で後ほど報告もございますが、当代とは半年前から連絡が取れません、結界の外にいることは確かですが、先代鍵主に確認した限りでは誰もその目的を知らないようです。恐らく、他国との摩擦に起因するものと思いますが、『権勢』か『妖星』、その何れかが該当するものと思われます。故に、相談先は先代鍵主のロシュサック様となります、説明については私の方からしておきましょう。」

「分かった。何か困ったことがあれば相談してくれ。また、工程があれば共有しておきたい。概要で構わない、口頭や書付でも何でも良い」

「畏まりました」典獄は一礼するとエアに退室を促す。

「期待している。これは悲願でもある、是非命の方を大切にして欲しい。君を見ているとまるで傍観者のように、自身を含め、駒のように認識している。決して、心配だけをしている訳ではない、だが、それでは『イジェートル・サバイユ』に届かない。私に戦士としての才覚はないが、君の描く盤面に一石を投じることはできる、ここでその答えを見つけて欲しい」国王は独り言のように続ける「いや、盤面ではなく、この縦横無尽に走るレールこそが君の行き着く先か、祈るばかりが能か… 誰の言葉だったか、思い出さない方が良いこともある。また会おう」


典獄はエアを連れて廊下へと出る。

「エア、記憶の深度を測りたい。先のことは分からないが、数日の猶予で何かが変わる局面ではない、牢獄へは明日案内しよう。その前に確認すべきことは問題がないかどうか、だ。国王も君の身を按じていた、『イジェートル・サバイユ』もそうだが、結界が色濃く残る牢獄も決して安全とは言えない。基本的に死刑囚からなる牢獄は人体実験の場となっている。戦地も死地もない、ただ生き残るために囚人はいくつもの判断を捨てる、最後に残ったものが、果たして国が求めていたものであるのかどうか… 一律の支配が一抹の変化を与える、結界との共鳴なくして脱却もまたあり得ない、ここでのすべてはお前の理解に掛かっている」

「それで、その方法とは? あそこで前哨戦でもするのか」エアの前に円形の広場が見える。

闘技場ではない、何の変哲もないただの広場ではあるが、大小の傷が見える、過去にも似たようなことをしてきたのだろうか。静かにその時を待っているような面持ちの像にイオニア式の柱、潮風を乗せた重い大気が光を撥ね、一握の暗がりを演出している。

「これを持つのも久し振りだな、七本槍という。まぁ、牡丹槍のようなもので、過程や圧力を計測することができるが、結末と比較してもその意義は弱い、まぁ、お遊びのようなものだな」

典獄はエアに槍の一本を渡す、軽々と放り投げたように見えたがそれなりの重量がある、長さは3メートル程だが、伸縮性を持たせているらしい。2、3メートルで可変か、扱いのない槍であれば短い方が楽か

「これは博士の作品だがね、そのコンセプトは昔からあった。まぁ、少し打ち合えば十分だろう。今夜は身体を動かしてから寝るとしよう」

槍術の心得はないが、打ち合うだけならば何とかなるか… まぁ、ハル次第だろう、やってみなければ分からない。ハルは静かに構えに移行する、洗練された動作だが何かを欠いている。或いは、削ることで無駄を失くしているように錯覚するような感覚を与える、本来であれば同義である筈のそれらの正体を看破できない。どこかに見落としがあるのだろう、これを改竄とするならば、目的の方を洗った方が早い。

「さて」典獄が槍を振う、穂に提げた対の凧がシンと鳴る「鐘は不要か… だが、見られている」

流水のように静かでたおやかに見える動きを追うと、気付いた時にはもう眼前へと迫っている、左肩から肋骨を狙う振り下ろし。視えるのと捌くことには大きな隔たりがある、雑多な情報を排斥しては芯を抜く、最初から避けることはできなかった。ぎこちない槍の操作で典獄の初撃に石突を重ねる、進むも戻るも自由で、ただレールに沿うように演算が先走る。認識は同時か、若しくは、遅れながらも確実に現実を塗り替えていく。カンっと短い響きを越え、衝撃を逃がしつつ槍を跨ぐ、細かなルールなど分からないが適当にやり過ごせばいい。隙があれば、この場合は反撃とならない空間を割くように、エアは槍を手繰り寄せて地から天へと、典獄の首に向けて跳ね上げる、典獄は身を翻しながら距離を取る、重心を最大限に利用した古武術のような動きだが、別段脅威とはならない。これじゃない、違和感の正体は一つという訳でもない。

「この程度では障害とならないか、楽しみだ」

典獄は離れた位置から突きを繰り出した、到底届かない距離だが無意味なことはしない。圧力か、点は面となり、衝撃波へと変異する。斬撃ではない、往なせるかどうか試してみよう。槍で受けた部分は相殺したが、抜けた衝撃が身体に届く、ハンマーで殴られたような威力だが、一瞬の後に散らすことはできた。エアは衝撃を逃がすように後ろに大きく飛んだ。面白い、ダメージは負ったが、恐らくジャケットの内部でほぼ相殺している、そのためのジャケットなんだろうか、分からないことは多いが無駄もないらしい。しかし、あれで手加減しているのだとすれば、あいつも相当の実力者ということになるが、まだまだ測れない、か。


「それは槍術なのか?」

てか、さっきのに槍は関係あるのだろうか、突きの形態変化と見ればなくはないが、間合いの外からあれは汚いのではないか… この世界の騎士道がどの程度のものかは分からないが、騙し討ちに近い。まぁ、それも含めての訓練ではあるが。


「お前は小人より戦術を受けた訳ではないからな」典獄は横薙ぎに合わせ、先程と同様、間合いの外からの衝撃波で、しかも頭上から狙う。

あれ、こいつ… 私がいちゃもんをつけたと思ってるのか? 性格からしてボンボンってやつなのか? つまり、今のは立派な槍術に他ならない、ここに第三者がいても十中八九そう感想を述べるだろう、と…

衝撃は不可視の筈だが、今は見える。何故認識できるのかは後で考えるとして、この攻撃は点で受けては相殺できない、高速で槍を一回転し打ち返す、絵的には傘を差すようなものだ。衝撃を散らされた典獄は思わず距離を取り、作戦を切り替えたようだ。


「どうやら一見さんには通用するらしいが、それはそれは大した戦術だな。幼少期からの手解きを受けてこれであれば、その過程を飛ばしたとしても、とてもじゃないが問題提起できないだろう」

槍の扱いにも慣れてきた、私の真骨頂は予測不能な動きという点のみだ、経験あるものこそ慣性やその他の法則に無意識レベルで引っ張られる、つまり、一度のミスを大袈裟にしてしまえばいい。まぁ、ハルはその域にはいないが、直前まで槍を据えて的確に打ち落としている。槍を抜いたとしても、それは許容範囲であるらしい、槍を運用した打撃、若しくは、第三の槍と言うべきか、不可視の衝撃で防がれている。先に貰った分だけは返すつもりで、小手先の技術を試しはするものの、それがなかなか難しい。結局、一撃も到達できないままに

いくつかの試しておきたいことも達成できたので、これはこれで意義のある時間とはなったが、勝手にヒートアップしたハルのせいで、心中穏やかではないこの醜い打ち合いは1時間近く続いた。

これが少しの範疇なんだろうか…これだから戦術エリートって奴は困る。まぁ、私にとっても必要な経験ではあるが、体力も相応に削られ、この世界に来て初めて疲労感を覚えた。『リニア』は筋力に左右されない動きのため、単純な体力との相関関係にはないが、連続した動きとなるとまた私も慣性に縛られるというもの。パターンによる誤差の修正や理想のトレスの裏付け、僅かな消耗もまた課題とすべきだろう、ここでは後にも先にも一人、戦い抜くための意思が何より求められるのだから。

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