第2話 鬼はまだ強力であった

「二枚目って前に出るね」

  「そう、色んな意味で」

「それに飛び付いたら?」

  「危険」


・・・

なぜこんな会話をしているのだろう?


ヒトラーの言葉にヒントがある。


『大規模な嘘ほど引っかかる』


「二枚目」はまだ健在なのだ。


もし全世界が、「二枚目の真相」や、神の名「イハウヘ」を知ってしまうと、闇が消滅してしまう。


それが来ないうちは、「闇」が残されている状態。


世の神は、夜の支配者でもある。


「二枚目イエス」が世の神の輩(トモガラ)であったという現実には驚くだろうが、全世界はまだそれを信じている。


聖書のヒントではこうなっている。


炎→ 「夜の(神の)光」


もし現在、「夜明け」が来た状態であれば、世界は太陽の明るさで満ちているはず。


しかし、「橋渡しの御使い」には、こんな表現がされている。


もう一度それを。


黙示録10 章  (足に注目)

わたしは、もうひとりの強い御使が、雲に包まれて、天から降りて来るのを見た。その頭に、にじをいただき、その顔は太陽のようで、その足は火の柱のようであった。


・・・

顔は太陽だが、足は?


→「火の柱」


「火の柱」は「世の神」に相応(フサワ)しい表現。


4節では、「7つの雷」の声が「封印」されている。


封じられたのは何?

「開かれた小さな巻物」とは?




2 彼は、開かれた小さな巻物を手に持っていた。そして、右足を海の上に、左足を地の上に踏みおろして、

3 ししがほえるように大声で叫んだ。彼が叫ぶと、七つの雷がおのおのその声を発した。

4 七つの雷が声を発した時、わたしはそれを書きとめようとした。すると、天から声があって、「七つの雷の語ったことを封印せよ。それを書きとめるな」と言うのを聞いた。

・・・


 ■身に付かない巻物


焦りを感じると、思わず本音が出てしまうものだ。




 (時がない?)

5 それから、海と地の上に立っているのをわたしが見たあの御使は、天にむけて右手を上げ、

6 天とその中にあるもの、地とその中にあるもの、海とその中にあるものを造り、世々限りなく生きておられるかたをさして誓った、「もう時がない。




イエスは、こう告げている。


「天を指して誓うな」




マタイ5章

34 しかし、わたしはあなたがたに言う。いっさい誓ってはならない。天をさして誓うな。そこは神の御座であるから。

35 また地をさして誓うな。そこは神の足台であるから。またエルサレムをさして誓うな。それは『大王の都』であるから。




この御使いは、御子と異質の雰囲気・・・というより、「一枚目」と「二枚目」が重なっているようである。


そして「時を惜しむ」。

理由は?


この時期、神の奥義はまだ実現されていない。


※ 実現は、大きな出来事が生じ、「七つのラッパ」が聞こえてから後である。




7 第七の御使が吹き鳴らすラッパの音がする時には、神がその僕、預言者たちにお告げになったとおり、神の奥義は成就される」。

8 すると、前に天から聞えてきた声が、またわたしに語って言った、「さあ行って、海と地との上に立っている御使の手に開かれている巻物を、受け取りなさい」。

9 そこで、わたしはその御使のもとに行って、「その小さな巻物を下さい」と言った。すると、彼は言った、「取って、それを食べてしまいなさい。あなたの腹には苦いが、口には蜜のように甘い」。

10 わたしは御使の手からその小さな巻物を受け取って食べてしまった。すると、わたしの口には蜜のように甘かったが、それを食べたら、腹が苦くなった。

11 その時、「あなたは、もう一度、多くの民族、国民、国語、王たちについて、預言せねばならない」と言う声がした。



この巻物の内容は誰から来ているのか?


天の神であれば、ヨハネの腹が不調になるはずがない。


※ 人類をエデンから支配してきた鬼社会が、簡単に終わるとは思えない。




黙示録11 章

それから、わたしはつえのような測りざおを与えられて、こう命じられた、「さあ立って、神の聖所と祭壇と、そこで礼拝している人々とを、測りなさい。

2 聖所の外の庭はそのままにしておきなさい。それを測ってはならない。そこは異邦人に与えられた所だから。彼らは、四十二か月の間この聖なる都を踏みにじるであろう。




この四十二ヶ月は「三年半」。

確かにコロナの騒動が続いた年月である。


その間に、二つの書物が参照されるのだろうか?


→ 聖書とモルモン経


人々がそこから参照する事が必要だが、疑う者には啓発の雨が降らない。




3 そしてわたしは、わたしのふたりの証人に、荒布を着て、千二百六十日のあいだ預言することを許そう」。

4 彼らは、全地の主のみまえに立っている二本のオリブの木、また、二つの燭台である。

5 もし彼らに害を加えようとする者があれば、彼らの口から火が出て、その敵を滅ぼすであろう。もし彼らに害を加えようとする者があれば、その者はこのように殺されねばならない。

6 預言をしている期間、彼らは、天を閉じて雨を降らせないようにする力を持っている。さらにまた、水を血に変え、何度でも思うままに、あらゆる災害で地を打つ力を持っている。

7 そして、彼らがそのあかしを終えると、底知れぬ所からのぼって来る獣が、彼らと戦って打ち勝ち、彼らを殺す。




二人の証人は「水を血に変える」という。


どうやって?


「乾きを癒す」とされて来た「宗教の水」が、実は「血をもたらしていた」という指摘があるのだろう。


「二枚目」が「水」ではなく「流血の世界」を支配していた近代史が、消す事のできない状態にある。


その後、「二人の証人」が黙殺される事態が、「死」と表現されている。


※ 地の底から蘇った獣とは?・・・

「ユダヤ教」・・・であれば、その土地で博愛の精神を無視する戦争が起き、「三年半」も続くというのだろうか?


それを取り巻く聖書信仰は、機能しなくなっている。




8 彼らの死体はソドムや、エジプトにたとえられている大いなる都の大通りにさらされる。彼らの主も、この都で十字架につけられたのである。

9 いろいろな民族、部族、国語、国民に属する人々が、三日半の間、彼らの死体をながめるが、その死体を墓に納めることは許さない。

10 地に住む人々は、彼らのことで喜び楽しみ、互に贈り物をしあう。このふたりの預言者は、地に住む者たちを悩ましたからである。



「二人の預言者」が「二つの予言書」であり、主の言葉が保存されていると考えなければ、以下も理解できない。




11 三日半の後、いのちの息が、神から出て彼らの中にはいり、そして、彼らが立ち上がったので、それを見た人々は非常な恐怖に襲われた。

12 その時、天から大きな声がして、「ここに上ってきなさい」と言うのを、彼らは聞いた。そして、彼らは雲に乗って天に上った。彼らの敵はそれを見た。




世界が見直した書物・・・そこに「真実が告げられていた」

・・・

これが「命の息」と考えるなら、次も含むはずである。


→ 神の名「イハウヘ」と

→ 「一枚目イエス」

 (両者への正しい認識)


※ 憐れみ深い天の両親。


冷徹な「二枚目の席」が消滅し、聖書理解が広まる。


そうであれば、確かに「命の書の復活」と呼べるだろう。


その預言者たちは高い地位に引き上げられ、永遠に保存されるのは確か。


* 聖書の真実を知る時、人心に大地震が起きる。それは避けられない。




13 この時、大地震が起って、都の十分の一は倒れ、その地震で七千人が死に、生き残った人々は驚き恐れて、天の神に栄光を帰した。




ここで「災い」とあるのは、「鬼」と「その配下」に対する難儀であり、天軍が勝利に向かうための摩擦でもある。




14 第二のわざわいは、過ぎ去った。見よ、第三のわざわいがすぐに来る。

15 第七の御使が、ラッパを吹き鳴らした。すると、大きな声々が天に起って言った、「この世の国は、われらの主とそのキリストとの国となった。主は世々限りなく支配なさるであろう」。




創造主の正しい名「イハウヘ」が知れ渡る頃、「本者の救い」がやって来る。


全世界が「岩の上」に立ち場を変えるだろう。


鬼はまだ力を残しているが、「シロの軍」はその上を行く力量で乗り進んでいる。


「晴れるイハ」!


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