第10話 アリサの保護者たち?
「きゃああんん!!モンスターですわよおん」
リリーシュという淡い青の髪の人魚のような少女が悲鳴を上げる
「巨大な狼達 うわああん牙が大きい!!」
こちらはアリサ 黒猫耳の少女
「くそおお!数が多い!!」剣を抜き 狼の群れに飛び込むテイノ
「ふぁ・・ファイアーウォール!」
デイアルの魔法攻撃!炎の壁が狼達 数匹を焼く
「アリサちゃん 私たちも頑張ろう!
魔法で銃器か火炎放射器だして!!
私ね 村に住んでた時に よく敵を銃器で撃退してたの
多少、重くても平気よん♪」
「わかったリリーシュちゃん!」
ふわんと火炎放射器と機関銃にバズーカー砲が出てくる!
「どいてテイノさん!!」
「!!」テイノが飛びのく
ドドドッ!!爆音をさせて
機関銃で 多数の狼たちを撃ち殺すリリーシュ
「風の矢!!」アリサが弓を弾くポーズを取り
見えない弦を放つと
無数の魔法の風の矢が出現して 狼たちを倒す
「炎!!」アリサの攻撃魔法
炎に包まれる 狼数体
「もう一人のアーシュ様!!
嘆きの時のアーシュこと私のアシャルお兄ちゃん・・
アジェンダ様
三人とも力を貸して!!炎の柱!!」
数個の大きな炎の柱が表れ 沢山の狼たちを餌食にする
次にバーズカー砲で 狼たちを吹き飛ばす
リリーシュ
「おお!やるじゃん あの子達」
「アリサちゃん(黒猫耳の子)は魔法使いで
リリーシュちゃん(人魚っこ?)は兵士、いや民兵か」
「いあやんんん!!次々と倒しても集まってくるんですけどおお!!」
「血の匂いに敏感だから・・うん」
「そうなの!!ゲッ!違うモンスターも次々とおお
ゴブリンにオーガじゃない!! あれはスライムの大群!!」
「スライムも結構厄介なんだ 何でも食べて溶かしてしまうから
どこかの異世界では 魔王クラスの最強スライムがいるらしいけど・・」
「あ、銃類みんな玉切れ・・アリサちゃんん!!補給してえ」
「ごめん無理リリーシュちゃん・・魔力尽きた・・へとへと」
ぐったりしてるアリサ
「だああ!!なんでもいい!!償還魔法で呼び出せ
デイアル!!」怒鳴るテイノ
「はいはいはい!!」魔法陣を描き 呪文の詠唱を慌てて行う
そして・・
ボン!!
「・・子猫と小さいわん子」
「あ!!可愛い」
「・・・へ・・変身するかな?」
ゴロゴロ・・にやおおん
わん!わん!
「だめだ!!普通のにやんこちゃんにわん子さんじゃないかあ!!
このダメダメ役立たず償還魔法使い!!」
「うわあああんん!!すいません!!」
「いやああ!!すごくいやら~しいい目つきで
私たちを見てるですけど・・あのゴブリンやオーガ!!」
「ああ、ゴブリンとかメスがいなくて 人間の女の子に悪さして
子供を作るんだ・・で、飽きたりすると食べるんだよ
男の場合は即 餌(エサ)ごはんだね」
「ちょっとデイアルさん 楽しそうに博学ぶりを
こんな場面で発揮しないでください!!
殴りますよ!!」
「そうよ!ぷんぷん!!」
「殴ってから言わないでください・・あう
アリサさん リリーシュさん あうあう」
そうこうするうちにモンスター達は
じりじりと迫ってくる
「あ、剣にヒビが・・折れた」テイノ
「ひいいんん!!」
「なんか攻撃魔法でも唱えろ!!
ダメダメ償還魔法使い!!!」
「え・・ええっとファイアーボール!!!」
打ち出した魔法の炎の塊は あっさりとオーガの
こん棒で弾かれる
「あ、弾かれた」
「やっぱ!!!本当に役立たずだ!!馬鹿野郎!!」
「えええ~~~ん やだああ!!もう一人のアーシュさまあああ
助けてアジェンダ様 アシャル兄ちゃん!!アラシャお義父様」アリサ
「アシャルちゃんん アーシュさまあああ!!黒猫のアラシャちゃんんん!!
ファリ兄ちゃん!!私のレーヴウウウ」リリーシュ
「暗黒の力!!暗黒の王アラシャが命じたよ!!
奴らを粉々にしろ!!」
黒猫耳しっぽ付きの綺麗な黒髪の少年が魔法の呪文を唱えた
次々と黒い塊に粉砕されるゴブリン達
「闇の剣!!」その黒猫耳の少年が黒い剣を手にして
モンスター達を次々と切り裂く
「まったく!誰だ?
俺のアリサにリリーシュを勝手に償還したのは?
リリーシュの兄のファリは怒っていたし、
夫のレーヴや子供たちが心配して泣いていたぞ」
文句を言いながら左手に発光する剣を持ち 素早い動きで
エルフのような長い耳と長い黒髪の綺麗な少年(少女?)がオーガを真っ二つにする
よく見ると瞳は赤と黄金のオッドアイ
「アーシュ殿 あまり無理をするな!
私のアリサ リリーシュ 無事だな
火焔の王、火竜王アジェンダが命を下す
炎の海 敵を焼き尽くせ!!」
エルフのような長い耳 黒髪で宝石のような赤い瞳の少年
残りのモンスター達がすべて焼き払われる
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます