哲学書か何かで、『死に至る病』っての題名の本が、確か、あった筈。ですが、『病に至る恋』とは、果て?そう怪訝に思って読んだ、この小説ですが……。これは、最早、現代版ホラーでは、無いですか。実に淡々と綴られる、この、不気味な話。恋愛なのか、ホラーなのかと聞かれれば、この私自身は、「この小説は、現代版ホラーだ!」と、即、答えるでしょう。百聞は一見にしかず。先ずは、この衝撃の一作を読んでみて下さい。