第6話 バカ者の全て
二十代で小さい子供が二人いて、若いのに比較的ちゃんとした奴的な評価だった… 少なくとも私の中では… ある日、お昼時に彼の奥さんが動けなくなったと連絡が入った。どうやら首のむち打ちか、頸椎症で全く起き上がれないらしく、赤ん坊が隣にそのままいるので、どうしたものかと報告を受けた。赤ん坊にミルクをあげることが出来ない。お義母さんは仕事中と聞き、なるほどそれは一大事だ。早く帰りなさいと指示をした。実際に彼は凄く狼狽していたので、余程のことと私自身も受け取り、上司には伝えておくので帰りなさいと再度伝えた。仕事云々でぐずぐずためらい、尻込みされても困るし、何より彼自身が、
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