第4話 ドライブスルー渋滞

初めて通る道、あるいは過去に二度三度通った道で、何で此処がこんなに混むの?ってあると思う。今でこそ多少緩和されたが、中国道の宝塚なんて時間帯によればとんでもない渋滞が巻き起こる。これは山道とトンネルの影響らしい。最前線にいるクルマがブレーキを踏むと、後続も当然ブレーキを踏む。前を走る車がブレーキを踏むと後続の車がブレーキを踏む時間は前の車よりも長くなり、後続がどんどん遅くなる。その結果、時速40キロ以下の状態が1キロ以上かつ15分続く「渋滞」が発生する。にわかに信じられないが、これが「渋滞」の要因に他ならないらしい。話を戻すが、長い長い渋滞の要因が、マクドナルドのドライブスルーが原因だった時ほどガックリくるものはない。事故や工事なら致し方なしと思えど、ドライブスルーは違う。逆に言うと、こうなることが分かるなら、店側も客側も対策を練れよと言いたい。店側なら誰かに看板を持たせるとか、車道にはみ出すまで混みそうなら満車扱いにするとか、それなりに対策はあるだろう。後続が迷惑しているのに、それを無視してウチは関係ないと営業を続けるのは店側の怠慢である。そしてユーザー側も、よほどお腹が空いてないとき、サハラ砂漠の真ん中で飢え死にしそうで、マクドナルドのポテトの欠片でも食べないともたないくらいの空腹状態の人以外は、車道にはみ出て待ちそうなら諦めて欲しい。あるいは後続に分かるようにハザードを点滅させるとか『私はマクドナルドのドライブスルーに来ています。だからこの車線を已む無く塞いでいますが、お急ぎの方は追い越してくださいね』的な合図をしてくれないと、これが10台くらい並ぶと後ろは何の渋滞なのか皆目検討がつかないのだ。そもそも私は渋滞が嫌いなのに(好きな人はいない)結果的にドライブスルーでした〜なんて笑うに笑えない。B'zのLIVEを観に行ったら、実はブラックマヨネーズの小杉でした〜なんて手のひら返し劇的ビフォーアフターである。だから私は初めて通る道などは、このドライブスルー渋滞を恐れて追い越し車線を走るのである。余談ではあるが、私は最近、あおり運転の動画を見るのにハマっている。自分のYouTubeにおける検索No.1は「あおり運転」である。書いていて恥ずかしい(笑)しかし、そこには強烈な猛者がいて、道路交通法を完全に暗記し、あおり運転やらマナーの悪い運転手に容赦なく突っかかるユーチューバーもいる。しかしここまでいくと粗を探してるのかと言いたくなるほどにネタも細かい「他が空いてるのにわざわざ隣に停車するな」とか「追い越す気がないなら追い越し車線走るな」とか、なんか因縁つけてるとしか思えないほどに小さなネタで、言われた方も当然引き下がらないから細かい喧嘩になる。そして私はこの細かい喧嘩の内容を一部始終目撃している暇人と化すのだがね(笑)


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る