第2話コロナが憎いです…

コロナ陽性になりました。かなりキツイ、高熱下がらん、喉はめちゃくちゃ痛い。頭も割れそうに痛い。夏場なのに寒気はする。で、今は、味覚が全く無い!嗅覚が全く無い!しかし、口の中にできた口内炎の痛覚はある。すなわち、何を食べても味はしないが、痛いのである。意味わかんない。食べれば食べるほど味が分からず、匂いも分からず、ただ痛いのである。これは下手なグルメリポーターよりもヤバすぎます。だって食欲はあるもんね。料理長が奥から出てきて、『いかがでしたか?今日の料理は』と聞かれても『痛い』としか言えん(笑)完全に喧嘩売ってるやん。けど、しつこいようやけど、食欲はあるのだ。食べても食べても段ボールを食っているようだし、口の中の激痛は治まらない。なのにアイスクリームを食べようとしている。食い意地がはってるとか、また別次元な気がする。しかも野菜を切ったり、肉を炒めたり、自分で調理して食べたものが、何の味もせずに、痛いのだ。コロナの爪痕ヤバすぎん?試しにカレーを作ってみたが、カレーすらも匂いも味もしないのである。あのカレーが!あの万能なカレー様が!インド人もビッくらポンである。私は地獄に落とされて、今後一切、お前は何を食べても段ボールの味しかしない味覚の刑に処すると断罪されてしまったようで、一人で打ちひしがれる思いだった(段ボール食べたことはないけどね(笑))カレーの味がわからんなんて、とんでもない破壊力だなコロナウイルス。こんな感じじゃ、いつも美味い美味いっと感動しながら食べてるインド料理店の店長さんガッカリするだろなあ… 感想は痛いとしか言いようがないもん。私は激怒した。この世にカレーの味がわからないなんて、果たしてそんな馬鹿舌があっていいものなのか?と 私は何が何でもカレーを食べていると、脳内に訴えかけた。考えるな、感じろ!これはカレーだ!カレーライスだあぁ!私の大好きなカレーライスなのだー!いや、段ボールやんこれ。私のおびただしいほどの欠陥的な感覚不足。段ボールにカレーライスの絵が描いてあるようにしか見えん。段ボールしか勝たん。いや、食は見た目で判断してはならない。素うどん出されて、それが世界一美味い素うどんだったらどうする?つまりはそういうことだ!食は見た目で判断することはタブーなのだあぁぁぁぁぁぁ!いやいや、食は普通に見た目判断っしょ?何のためにメガ盛りや、デカ盛り、爆盛があるの?そこは揺るぎなき領域よ。感じろ、感じるのだ、第六感を働かせれば、作り手の思いだって創造できるはず、そうだ、食べ物をただの固形の栄養素と見るからダメなのだ。そこに至るまでの過程を全力で想定し、匂いや味覚を感じなくとも、全力で出されたモノを葬る。それがコンビニ弁当ならば、きっと作り手の顔まで浮かんでくるはず、きっと大阪の工場で、汗水流し、パートの田中さん(48歳仮名)が作っていただいたのだ。真偽はとにかくとして…大事なのが、中身、栄養素ならば、食べるものは、コーンフレークやカロリーメイトでいいんじゃないか?カロリーメイトも味覚がわからん今は、フルーツ味とかコーヒー味とか最早どうでもいいし。なんか今なら、激辛のカレーライスとかも食べれそうな気がする… あ、痛覚はあるから無理か(笑)

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