僕が好きと言ったらあなたは僕を好きになってくれますか。

ソノハナルーナ(お休み中)

第1話 彼女がかわいい。

僕は中学まで勉強しか取り柄がなくて、勉強が僕の恋人代わりだった。

そんな僕はいわゆる陽キャラが多数いる高校に入ってしまった。

しかも僕以外みんなピアスに金髪姿や茶髪姿だ。

だけど、彼らも優秀だからこの高校には入れたのだろう。

この高校は自由度高めだから、僕からみたらみんなだらけるのだろうな。

だけど、僕は一切その自由度から枠を外れた異質な存在かもしれない。

髪も染めなければ、一切の変なピアスも開けないし、靴も半分折ってつま先走りをしない。

僕はいわゆる陰キャラだ。

そんな僕の横に座ったのが彼女だった。

彼女は僕をみてゆっくりと大きな声で言った。

『これから、よろしくお願いします』

僕は声に出そうしたが、上手く出ずに、変なトーンで言ってしまった。

『よ...よのしく』

彼女は少しだけクスッと笑った。

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僕が好きと言ったらあなたは僕を好きになってくれますか。 ソノハナルーナ(お休み中) @eaglet

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