⑬ 書籍化の野望ーカクヨム編ー#2 二度手間への招待と正体

いつもご覧いただきありがとうございます。

先日、この話が3000pvになりました。

嬉しいです。


ここまでカクヨムはSNSだという『性質』の話、本屋だという『仕組み』の話を書いて来たんですけど、今回はカクヨムの『役割』の話です。


物凄くドライな意見を書くので、心に今ちょっとひび割れが出来てるんだよねって方は控えた方がいいかもしれません 笑

悪化する可能性があります。


乾燥注意!

秋になって乾燥しやすいのでスキンケアはしっかりね!

スキンケアの8割は食事です。





さて、カクヨムの役割ってなんだろう?って考えるわけです。

何を目的として開設されているサイトだろうか?


なんだと思われますか?



作品を集めてる?


作家を集めてる?



どちらも違います(主観) 。


ここは、読者を集めるためのサイトです。


運営元がKADOKAWAなので。


つまり、メディアプロデューサーが運営してるサイトなので、顧客、もっと荒く言えば、消費者を集めるためのサイトです(主観)。


KADOKAWAが何かを発売したときにそれを買ってくれる人を集める。

そのためのサイトです。


大丈夫かな?

怒られそうな気がする 笑


まあいいや。

怒られたら消すので 笑


じゃあここでいう消費者ってどういう人を想定してるかな?


本の虫?


違いますよね。


書籍を出せば書籍を買う。

漫画になれば漫画も買う。

ドラマCDも待ち遠しいし、アニメとか最高。

グッズだって買っちゃうよ!


っていう人がベストですよね。

メディアミックス込みで、収支計算してるわけですから。


ということは、こういう人が集まりやすいサイトを作ってると考えられます。


こういう人ってどういう人?って話ですが 笑


どっしり良し悪しを確認して、100年後も名作と呼ばれるような普遍性を追い求める人でしょうか?


もっと軽い。


へえ!面白そう!

一冊買っとくか!

アニメになったんだ、取り敢えず見とくか!


みたいなかたがいいですね。


となると、次はスピードですよね。

理屈とか理論とか根拠とかそういう難しい話は抜きにして、これ面白い!っていう自分の感情に素直なかたがいい。


そして、面白い!っていう感情をリアルタイムで行動に移せる人の方がいい。

リアクションは早いほうがいい。

特に流行の盛衰が激しいジャンルだと。


じっくり構えてると、主流が変わっちゃうから 笑


これがつまり、今のカクヨムというサイトの構造ですよね。


リアクションが速い、つまりSNS的。

いいね、と思った瞬間に「いいね」が付く。


そして、共有。つまりレビュー。

ここがいいからみんなも見てね、ですよね。

読んでね、にしとこうか。


そして、早い。

何がって判断が。


大体3話ぐらいで決まるって聞きますね。

1、2、3って読んで、「あ、面白い」。

もしくは、「もういい」。

い「あ、もういい」って方もいる 笑


判断が速い。


どこまでこの流れを運営がコントロールできてるかは分からないけれども、少なくともこういう傾向のユーザーを集めようとはしているはず。


ウェブサイトってものはどうやら思ってる以上にシビアなようで、開設しました、なんか集まりましたーとはいかないらしい。

そういう意味では、作品投稿しても埋もれるってのは当たり前なのかもしれませんね。

親は子に似る 笑


どういう人を集めたいのか、そのためにはどういう構造のサイトにするのか?

どこに導線を張ると、どういう人が流れてくるのか?

全部踏まえて作る。

そして、運営される。


傾向が違えば、修正がかかる。

こうやって自分の集めたいユーザーが集まるようにコントロールするっていうのが、『運営』なんです。


そう考えると逆ですね。

『いい運営』ってユーザーの満足度を上げることじゃない。

運営の方針に満足する人を集めるのが『いい運営』なんですね。

そりゃ、運営が仕事しないって批判は止まらんわなって 笑


また逸れました。

つまり、何が言いたいかと言うと、今、こういうカクヨムの状態。

もしくは構造。


これってつまり、『需要』だよって話です。

今更ながら 笑


ただし、「誰の?」です。


ユーザーじゃない。

『運営側の需要』がこの形だよ、ってことです。



さて、二度手間の話に戻ります。

言いたいことに気付いた方はいると思います。

そういう理屈ですね!


……ここで投げたら無責任ですかね?笑


つまり、運営が求めてる書き手の姿が、

・短い話数で読者を掴める。

・流行に敏感で、新しいものを積極的に取り込める。


だから、投稿サイトでウケる。

なぜなら、こういう書き手が押される構造だから。


当たり前ですよね。

コンビニで考えてみればいい。

木彫りの熊(税込み33,000円)を持ち込む業者は相手にされない。

同じ熊ならクマのクッキー(8個入り162円)を持ち込む業者と取引する。


押したいものは前に出す。

前に出れば露出が増える。

露出が増えれば、リアクションは増える。


リアクションが増える=ウケている。

ウケた結果、書籍になる。


そして、書籍化に当たっては長編への再編が必要になる。


だから二度手間って、カクヨムってサイトの役割に紐づいた作業なんじゃないかな、って思ったんですよね(弱気 笑)。


今回の結論。

『拝啓 カクヨム様。

 いつも大変楽しく利用しております。

 卑賎の身では想像も及ばぬ様々なご苦労、ご心労があるかと思いますが、これからも運営頑張ってください。

 応援してます。 敬具』



次回は、『それでも長編が書きたい』的な話。


ご覧いただきありがとうございます。




ーーーーーー

140文字で一遍作るという企画(ちょっと違う)をお見かけしまして、やってみました。


書いてみたかったホラーです。

『月の夜に』

https://kakuyomu.jp/works/16817330662923654468


怖くないので安心して読めます 笑


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