設定のアレコレ
【大雑把な舞台設定】
舞台は惑星アラミス。アルマ帝国の本星である惑星アルマの付近に存在する。距離は約10光年。かつて栄えたパルティア王国は帝国と近い関係にあった。しかし、100年前の社会主義革命により新パルティア王国が倒された。これにより惑星アラミスは反帝国へと舵を切る事になる。
【国家と地理】
アルマ帝国
数億年もの歴史を持つ銀河の中の超帝国。周辺の惑星国家を直接支配し、またアルマ星間連合として数百の惑星を間接的に支配している大勢力のリーダーとなっている。この星間連合は宗教思想により結びついており、新旧パルティア王国と深いつながりがある。
惑星アラミス
衛星(月)は二つある。青い月はアシュー、赤い月はヴィン。二つの月の大きさはほぼ同じだが、アシューの方が距離が遠く、見かけ上の大きさは半分程度であり、公転速度も遅い。
惑星上の80%が海洋。西大陸が一番大きく、他に南大陸と東大陸がある。更には多くの島嶼がある。
西大陸
アラミスで最も大きな大陸。大まかな形状は逆三角形。
中央山地と西寄りのアーデル山脈があり、国境にもなっている。
旧パルティア王国
西のアーデル山脈より東側の広大な地域を支配していた。後に魔導大戦と呼ばれるキリジア公国との大戦争を制し、西大陸のほとんどの地域を支配した。
新パルティア王国
約1000年前の魔導大戦時に多くの王族は死亡し、また王都イブニスも破壊し尽くされた。帝国の支援により復興し、首都も東方のペリザリアへと遷都され新王朝となった。特に帝国との繋がりと深め、帝国のアルマ教を国教とした。
キリジア公国
かつてアーデル山脈の西方に存在していた国家。星間連合左派の支援を受けて旧パルティア王国に戦争を仕掛けたが敗戦。その後、パルティアに併呑された。
ブラム王国
厳寒な北部に位置する国。殆ど永久凍土であり一般的な農作物は育たない。石炭や鉄鋼などの資源が豊富。
ジルコス連合
北部ブラム王国と中央山地の間に位置する砂漠地帯の都市国家連合。近年、石油の発掘が始まった。
エクラドレーヴ連邦共和国
100年前のシュバル革命以降に独立した新興国。七つの小国の連邦国家である。思想的にはシュバル共和国と近い。社会主義で宗教を否定している。
シュバル共和国
100年前の社会主義革命によって新パルティア王国を倒して成立した新興国。新しい思想である社会主義によって国家を運営している。シルヴェーヌはシュバル共和国の首都ペリザリアに住んでいる。
森林地帯(旧アラド自治州)
中央山地より南に位置する森林地帯。かつての首都イブニスがあった地域で、旧パルティア王家を信奉する人々が暮らしていた自治州だった。社会主義革命によりシュバル共和国に吸収された。
大草原
森林地帯とアーデル山脈の間にある草原地帯。大規模農業の盛んな穀倉地帯でもある。各種農産物を生産している。牧畜も盛ん。
東海岸工業地帯
近代化、工業化が急速に進んでいる地域。首都ペリザリアは少し内陸側(海岸からは100キロ程)に位置する。森林地帯までは100キロほどで、そこからイブニスまでは100キロ。
東大陸
大きさは西大陸の四分の一ていど。親帝国の国家グラファルド皇国が支配している。米の生産で有名。
南大陸
こちらも大きさは西大陸の四分の一程度。北側は熱帯雨林。南側は砂漠。ハーラス・フリア連合王国が支配している。ハーラス王国を中心とした12の小国が作る連合国家。この南大陸も石油が産出する。
【軍事力】
(数値はシュバル共和国陸軍を100とした雑な比率です)
シュバル共和国
陸100海40空30……戦車と装甲車、砲の数ではアラミス随一。新規に航空兵力の拡充を図っている。
ブラム王国
陸10海3空2
ジルコス連合
陸2海0空0
エクラドレーヴ連邦
陸20海10空5……実質シュバル共和国の二軍。
グラファルド皇国
陸30海30空20……帝国と深い関係にある国なので、装備の質が桁違い。海上兵力は空母機動部隊を要する最強兵力となっている。
ハーラス・フリア連合王国
陸20海10空5
【鋼鉄人形】
アルマ帝国の決戦兵器。人の霊力で駆動する。搭乗者はドールマスターである必要があるが例外もある。鋼鉄人形の戦闘力はドールマスターの霊力と比例する。
ロクセ・ファランクス
1000年前の魔導大戦時に活躍した鋼鉄人形。複座型は二人分の霊力で駆動するため戦闘力が高い。戦闘が長引いて霊力を消費しすぎると搭乗者が死亡する場合がある。異次元の格納庫から多様な武器を取り出して装備できる。
レウクトラ
こちらも魔導大戦時に活躍した鋼鉄人形。帝国のドールマスター、狼男のケヴィン・バーナード大尉が搭乗した。
ゼクローザス
蓄積型霊力子反応炉を搭載した新型の鋼鉄人形。霊力を消費しすぎてドールマスターが死亡する事は無くなった。作中では式典用の純白の機体が登場する。獅子の獣人レグルス・ブラッド少佐が搭乗。
【機甲騎士】
連合宇宙軍側の人型機動兵器の総称。
ミスラ
赤色の機甲騎士。指揮官機で装甲と攻撃力が高い。魔導大戦時の機体。
ワシャ
緑色の機甲騎士。こちらも魔導大戦時の機体。ミスラよりも細身で華奢な機体だが、各種装備を持ち替えて使用できるため汎用性が高い。どの兵士が操縦しても一定の戦闘能力を発揮できる点も強み。
エリダーナ
三つ目でずんぐりとした機体。重装甲で低重心の新鋭機。格闘時、射撃時の安定性が高い。
エリダーナ・セイバー
エリダーナの改良型。装甲を減らして細身のデザインになった。高機動型。
アカンサス
旧式機だが汎用性が高くまだまだ現役。基本は細身だが、追加装甲や追加装備が豊富でバリエーションは多い。作戦によって外見がかなり変化する。
シッスル
アカンサスのモンキーモデル。シュバル共和国に少数配備されている。本家は重力子反応炉を搭載しているのだが、こちらは電子タービンになる。重力制御能力はなく飛行能力はない。また、出力不足のため高出力のビーム兵器も搭載できない。
【その他の兵器】
クナール
帝国軍の戦車。水棲昆虫のような平べったい形状で宙に浮いて移動する。車輪や無限軌道(キャタピラー)を持たない。
ジャワード
シュバル共和国の装甲装輪車。八つの大きな防弾タイヤで駆動する。正面に7・7ミリ機銃。上部に12・7ミリ機銃を装備。乗員は4名。他に8名乗車可能。
ジラファ
シュバル共和国の戦闘車。装甲装輪車ジャワードに57ミリ砲を搭載した戦闘車両。乗員5名。
アサド
シュバル共和国の戦車。搭載されている57ミリ砲はジラファのものと同じ。平坦な装甲版をリベットで止めている旧式のスタイルなのだが、シュバル共和国ではこれが最新鋭。無限軌道(キャタピラ)の車両。
ナミル
シュバル共和国駆逐戦車。アサドよりも重装甲で、主砲も75ミリ砲に換装してある。アサドよりも重量が増しているので速度が出せず航続距離も短い。無限軌道(キャタピラ)の車両。
ファラサ
後輪部分が無限軌道(キャタピラ)になっているトラック。8トン仕様と12トン仕様(全長が長い)がある。
※日本なら昭和初期、大戦前の装備に近い。古来星間連合との交流があるが、兵器の技術供与は殆ど行われていない。これは星間連合のルールであり、恒星間飛行の技術レベルに達していない文明には技術供与はされない。しかし、シュバル共和国にもレーザーガンや人型機動兵器がごく少数貸与されているのは、グラファルド皇国が帝国の鋼鉄人形を極秘に装備している事から、軍事バランスを保つための例外規定によるもの。
※これは作者の備忘録的な物です。途中で気が変わって設定を変える事はしょっちゅうあるので、後から文句を言わないでね。尚、この設定集は、後から第一章と第二章の間に移動します。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます