重要作戦対象及び周辺者・簡易資料集
1.伽藍遥 2.冬馬界理
ブラッカス(ブラックライトにおける、『ヒュース2』。ラックドッグにおける『ジン4』)より、
ここに記される
あくまで与えられた情報をブラッカスがまとめたものであり、時間が進めばかなりの量が訂正及び追加されることに注意されたし。
以下、資料。
※
『伽藍遥(galan Haruka)』
Ht:177 / Bw:68 年齢:17
DOB:14/11 (誕生情報一部・11月14日)
身長・体重の比率を考えても、外見は細身。手足の割合が東洋系ではそれなりに大きい。髪は非常に細く数が多く、色素でもユーメラニンの比率とメラニン総量が非常に高いためにかなり純黒に近い髪色。反対に瞳、肌の色素は薄いようだ。瞳はヘーゼル味の強い緑。肌は炎症などに強いが非常に白く、同時に小さな刺激にすら反応する。
人工的設計に基づく
頭脳・身体能力共に高いレベルであるとのこと。身長・体重の比率と運動能力資料から、骨密度は高数値であり筋肉量も平均を超える。計算と血液検査の結果をもとに、対象の運動能力を支えるのは『筋肉の質』であると推測。内臓や皮下の脂肪のみならず、筋肉内の脂肪がかなり少ないと思われる。代謝が非常に活発であることも身体能力に関わっているだろう。
頭脳に関しては資料が少なく判断材料に欠ける。しかし11歳の時点で独立した高度な生活を営んでいたことから、成熟が早かったことは確かなようだ。
ホモ・ネアンデルターレンシス(ネアンデルタール人)の利点特徴を多く受け継ぎながら、ホモ・サピエンス・サピエンス(現生人類)の純血に近い利点も多く保持する。総じて評価は『現在までに確認されている再現可能な能力の寄せ集め』に落ち着く。人工的に作成された才能の中であれば、それなりによく出来た類ではあるだろう。
父方の遺伝の詳細は不明。しかし⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎の方は損なわれることなく遺伝している模様。
出生体重は3,800gであり、衰弱していた母体に負担をかけた。これほど大きく育ったのはやはり遺伝子関係だろう。また、誕生時にはすでに首がすわっていたという記録もある。
どのような作戦になるにせよ、気楽に臨むことのできる案件である。
次なる資料と合わせて頭の隅に置き、続報を待て。
※
『冬馬界理(Touma Kari)』
Ht:152 / Bw:34(推定) 年齢:19
DOB:24/01 (誕生情報一部・1月24日)
非常に小柄。茶色ががった褐色の髪。瞳は赤みがかった褐色。その他は概ね東洋人に即している。
Rh null型(61種類あるRh抗原を一つも持たない)でありO型に分類。すなわち『Golden Blood(黄金の血)』の持ち主である。さらには白血球の血液型までもが奇跡的な記号を示しており、理論上彼の血液を受け入れない人間は極めて少ない。
『才能』という点ならば、彼を凌駕するものはそうそういないだろう。上記のメインターゲットよりも余程、神に愛された存在だ。
出生に関して特筆すべき事項はなし。
多迫会というヤクザ組織に狙われながら半年もの時間を逃げ切ったのは、平凡な精神では成し遂げられない。その過程で自らに関わった人間が傷ついていることは不明瞭ながら感知していると思われるが、現在の精神負担は情報にない。
本来ならば即座に上達、保護を求めるべきではあるが、龍善エデュケーターによって止められている。
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