異世界転移帰還 外伝 夢想主義者達の楽園

異世界転移帰還碌 イントロ

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こちらは主人公が異世界転移してどう生きていったかのお話です。

本編はコメディ調に進んで行きますが、こちらは割と残虐でグロテスクな内容となっています。


残酷な展開が苦手な方はご遠慮ください。




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正直に言おう。



僕はそもそも世界がどうちゃら、人があれがだ、派閥がどうたら、全部くだらなかった。


塵になろうが無になろうがなんだって良い、気持ち良く爆ぜたらなおよしだ。



なんならさっさと世界の破滅がくれば良いって思ってたぐらいさ。

ま、実際今もそう思ってるわけだし。


ほんっとどうなろうが心底どうでもいいのさ。

勇者だなんてもってのほかだよ!


あれ?意外そうな顔してるね。



おいおいおい、勘弁しろよ。




僕を殺してありきたりな英雄伝説にでもなるんだろ?

お前は本当に気概もねえ期待外れだな……




おっと、投げもんが飛んできた。




フフン、残念だったな。相変わらずお前は攻撃箇所が分かりやすすぎる。


は?形見返してほしいって?馬鹿か?

どうしても?



知らんわ。

次はちゃんと僕を仕留めることですな。






おいおい、泣くなって仕方ないやつだなぁ〜


しゃあねえなぁ〜


おっと……タダじゃ渡さんよ。

さて、見返りに何してもらおうかねー…



そうだ!!その手があったな。

お前には僕の昔話に付き合ってもらおうか。



僕はこれからいろんなモノを忘れてしまうからね。


お前がその接木になるんだ。



さてと、じゃあ始めますか。



…なんで、僕が故郷でもない場所でクソ仕事をして戦い続けたのかってやつだ。


小娘、後学のために教えてやるよ……



世界の滅ぼし方ってやつをな

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