登場人物紹介2


区切りになりますので登場人物紹介します。

前回紹介したキャラクターは省略します。

11話辺りからのキャラクターになります。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


【帝国科学アカデミー】


・ レオナ・マウザー 女性 十八歳

 帝国科学アカデミー 教授


 顎の下あたりの長さのストロベリーブロンドのショートカットの少女。

 見た目はジュニアスクール(小学校)の生徒と言われても違和感の無い体型。

 喋り方に「なのだ」と特徴的な語尾をつける。


 基本的に陽気な性格で、いわゆる『ウザ絡み』をしてくる。

 その度にテレサに絞められている。


 五歳の時に近所に引っ越してきた元大学教授のお爺さんから「レゾナンス粒子」の事を聞いて以来興味を持って学習を進めていく。


 最初は自分の専門分野に小さな子供が興味を持ってくれて嬉しかったお爺さんだったが、レオナの怒涛どとうの質問攻勢と日々質問内容が高度になっていってしまい一年後にはめでたくノイローゼになってしまう。


 そのお爺さんの推薦で七歳の時に帝国科学アカデミーに入所。

 一年後には准教授に就任。

 その際に発表された『レゾナンス粒子と多世界解釈を利用した空間跳躍ワープ技術の発展』は各界に衝撃を与えた。


 その後、論文で発表した理論を基にした『新式空間跳躍ワープ』の実証実験を小動物で成功させ教授に就任。


 見た目と言動に反して、掛け値なしの天才少女。



  

・ テレサ・ルイーズ 女性 二十五歳(?)

 帝国科学アカデミー 研究員


 背中まで伸ばしたウェーブがかったダークブラウンの髪の毛をハーフアップで整えている長身の女性。

 驚くほど整った美しい顔をしていて、一見研究員には見えない。


 非常に感情の起伏が少なく、話し声にも抑揚がない。


 金槌でレオナに襲いかかっていた時にウィリアムに手を掴まれてから彼に好意を持つ事になる。


 七人の兄妹のいる。


 帝国科学アカデミーではレオナの助手のような立場だが、元来はアモスの研究を専攻している。


 今回の新式空間跳躍ワープ実験の本来の目的(アモス討伐)の為、レオナと一緒に近衛艦隊に乗艦している。


 編み物と料理が得意とウィリアムに語っていたが『得意』であってよくする訳ではない。




【第二〇八辺境パトロール艦隊】



・ オリビア・カーター 女性 五十八歳

 アルグレン帝国宇宙軍中佐

 第二〇八辺境パトロール艦隊副司令官

 エドマン大佐の副官


 すみれ色の髪を肩まで伸ばした柔和な女性軍人。

 丸いアンダーリムの眼鏡をかけている。


 若い頃よりエドマンとコンビを組んで対連邦戦を戦い抜いてきた歴戦の軍人。

 理論的な艦隊運用能力に長けており、感覚派のエドマンと抜群の相性を見せる。


 士官学校を首席の成績で卒業するが生真面目な性格が災いして当時の上官に嫌われ、対連邦戦線へ送られエドマンと出会う。


 一分の隙もない艦隊運用から『絶(望の)壁のオリビア』と呼ばれていたが、本人はその度に自分の胸部を見て絶望の表情を浮かべていた。


 お菓子作りにも歴戦の腕を発揮し、店売り商品以上のクオリティを誇る。


 エドマンとはお互いに憎からず思っているが、どちらもその事については言及しない間柄。



  

・ ジョージ・マッケンジー 男性(心は女性) 二十四歳

 アルグレン帝国宇宙軍少尉

 第二〇八辺境パトロール艦隊所属機動騎士ガーディアン部隊、『バンシー小隊』隊長。


 浅黒い大柄な体にたくさんの小さな三つ編みを束ねたブレイズヘアと呼ばれる髪型をした偉丈夫。


 しかし実際は神様のイタズラで男性の体に女性の心が同居したいわゆる『オネエ』と呼ばれる人物。


 メイクが得意。

 ファッションの知識も第二〇八辺境パトロール艦隊でも随一で女性からそれらについてのアドバイスを求められる事も多くある。


 家事全般も得意としており、将来現れるであろう自分の結婚相手(男性)の為に日々腕を上げている。


 十六歳の頃に将来を誓い合った男性と共同でお花屋さんを開業するもすぐに資金を持ち逃げされて多額の借金を背負わされる。


 借金返済の為に軍に入隊。

 機動騎士ガーディアン適正が高かった為に対連邦戦線に回され、そこでアルマと出会う。

 フェアリー小隊結成時からの古参隊員。


 乗騎はIKU-21 中近距離ライフル装備


 

 

・ リリー・マルレーン 女性 十八歳

 アルグレン帝国宇宙軍少尉

 第二〇八辺境パトロール艦隊所属機動騎士ガーディアン部隊、『ピクシー小隊』隊長。


 背中まで伸びた長い金髪を普段は後頭部にお団子にしてまとめている。

 切れ長な目をしており、人によっては睨んでいると感じてしまう目付きをしている。


 元貴族家の長女。

 幼い頃から両親の愛情を一身に浴びて育ってきたが、弟が生まれてからは両親や使用人からの扱われ方が一変。

 ほぼネグレクトに近い扱いをされていた。


 祖父の遺品のシミュレーターを発見してから機動騎士ガーディアンのシュミレーションゲームに熱中する。


 ゲームでの登録名は『PiXy』。二つ名は『電子の小妖精ピクシー

 帝国で上位三名の腕前を持つトップランカーとなる。


 しかし妖精小姫フェアリーアルマ・カーマインと比べられるのに嫌気がさしてアルマをボッコボコにする為に軍に入隊。

 逆にアルマにボッコボコにされる。


 それでも一級品の操縦技術を持っておりフェアリー大隊ではアルマの次の腕前。

 その為、小隊長就任時にABC順に名前が付けられていた小隊名を『ピクシー小隊』に変更する事を許された。


 なんやかんや(番外編『とある小妖精の恋物語』参照)あってジョージに淡い恋心を抱いている。


 乗騎は白いFE-31VOB-1 中距離ライフルと中近距離ライフルを装備


 ちなみに現段階では本作で唯一バッドエンドを迎えるキャラクター。




・ ユルゲン・ベッカー 男性 六十一歳

 駆逐艦ヨーク整備士

 元整備士長


 角張った顔に短く角刈りにされた白い頭髪。

 身長は低いが、分厚い体をしており岩のように鍛え上げられた筋肉を纏っている。

 通称“ゲン爺”。


 駆逐艦ヨークの先代整備士長を務めていた為整備技術は群を抜いている。


 新しく入ってきたニルスの高い整備技術と荒くれ者揃いの男性整備士を打ちのめす腕っ節と性格を気に入って整備士長の地位を彼女に譲ったが、元整備士長として他の整備士達からの信頼感は高い。


 二十歳の頃に二歳年上の女性に惚れ込んで猛烈なアプローチの末に結婚。

 二男一女に恵まれる。


 仲のいいおしどり夫婦だが、最終決定権は妻であるハル・ベッカーが握っている。


 軍に入隊した十代の頃に対連邦戦線の小要塞『ベンテンリンク要塞』で連邦軍の大規模艦隊に包囲される。

 その時は小艦隊と中隊規模の機動騎士ガーディアン部隊の奮戦で一週間持ちこたえて味方の救援で勝利。

 後に『ベンテンリンクの奇跡』と呼ばれる戦いの最中に整備士として味方兵器の整備に駆け回った。

 



・ブランソン 男性 二十九歳

 アルグレン帝国宇宙軍曹長

 第二〇八辺境パトロール艦隊所属機動騎士ガーディアン部隊、『フェアリー小隊』隊員。


 フェアリー小隊結成時からの古参隊員。

 基本陽気な性格で語尾に『マジで』と付ける独特な話し方をする。


 操縦技術は高いが化け物揃いのフェアリー大隊内ではごく平均的な腕前をしている。

 他の部隊に行けばエースと呼ばれても差しさわりのない腕前である。


 乗騎はIKU-21  マシンガン装備




 【一般人】


・ ドミニク・バークレイ 男性 二十四歳

 暴走族『沙羅曼蛇サラマンダー』元総長


 低い身長に黒い髪の毛を短く刈り込んだ男性。

 二十歳を過ぎているが童顔にニコニコとした笑顔で穏やかな印象を与える。


 が、実際は総長として巨大な暴走族チームをまとめていた武闘派。


 十八歳の頃にニルスと出会って一目惚れをする(番外編『オレの名は』参照)。

 その後何度も彼女にアプローチするが相手にされなかった。


 しかしニルスのピンチに部下を率いて颯爽と現れて彼女を救う。

 その際にニルスに告白して結ばれ、一年後に一人娘を授かる。

 

 十八歳のニルスが一年で軍の採用試験に合格するも入隊が二十歳になったのはこのせい。


 妻を世界で一番愛しており子煩悩なパパさん。




・ ベッキー・ミラー 女性 二十三歳

 対連邦戦線基地に設置された食堂の元給仕。


 赤毛の長い髪にそばかすの浮かんだ愛嬌のある女性。


 片想いの近所のお兄さんを追いかけて前線基地の食堂に飛び込む行動力の鬼だったが、片想いのお兄さんは彼女の初出勤日の前日に戦死してしまう。


 その時に無事帰還してきたお兄さんと同じ年頃のゲイズを一方的に逆恨みをしてしまう。


 ゲイズの頼んだ注文を「品切れ」として断ってそこら辺のフライを自分で適当に盛り合わせた物を『A定食』として彼に出していた。(番外編『結成! フェアリー小隊』参照)


 何度も基地に帰還してくるゲイズにA定食を出し続けているうちに彼に好意を持ってしまう。

 と、同時に自分が出すA定食をゲイズに出さないと彼が帰ってこないかもしれないと思い込んでしまう。

 

 その為、当時はゲイズのスキを窺って何とかA定食を彼に提供していた。


 一年間のゲイズとの交際期間を経て結婚。

 結構な肉食系女子。


 今はゲイズの希望で子供はいないが、早く子供を授かりたいと内心は思っている。

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