登場人物紹介


 【第二〇八辺境パトロール艦隊】


・ アルマ・カーマイン 女性 二十三歳

 アルグレン帝国宇宙軍少佐。

 第二〇八辺境パトロール艦隊所属機動騎士ガーディアン部隊、『フェアリー大隊』大隊長兼『フェアリー小隊』小隊長。


 童顔・小柄・ストンの三拍子が揃った身長一四五cmの天然健康優良児。

 機動騎士ガーディアンの操縦は天才的な才能を見せる。

 士官学校生の時には全国機動騎士ガーディアン競技選手権大会で個人の部で前人未到の四連覇を果たしている。


 性格は真っ直ぐで考えている事がすぐに顔に出てしまう。


 帝国軍幼年学校で出会ったウィリアム・ロックウェルの事をライバルとして事あるごとに突っかかって行っているが、基本は仲が良く親友と呼べる関係。

ウィリアムが皇子である事には全く気づいていない。


 この小説の主人公。


 乗騎はXIKU-25C(ライフル装備)


 

・ ゲイズ・ミラー 男性 二十七歳

 アルグレン帝国宇宙軍中尉。 

 第二〇八辺境パトロール艦隊所属機動騎士ガーディアン部隊、『フェアリー大隊』副長兼『フェアリー小隊』副長。


 スキンヘッドに筋肉質な体を持つ。

 アルマが結成した『フェアリー小隊』結成時からの古参メンバー。

 アルマが軍人になる前から機動騎士ガーディアンパイロットを務めていたベテランである。

 少々口は悪いが、アルマの事は心の底から信頼している。

 曲者が多い大隊員と突飛な行動をするアルマのせいで中々苦労が絶えない苦労人。


 三年前に結婚しており、子供はまだいない。


 乗騎はIKU-21(マシンガン装備)


 

・ パトリック 男性 二十二歳

 アルグレン帝国宇宙軍曹長。 

 第二〇八辺境パトロール艦隊所属機動騎士ガーディアン部隊、『フェアリー小隊』隊員。


 ヒョロっとした金髪の男性。

 タレ目の整った容姿をしているが、いわゆる『モヒカン』と呼ばれる世紀末的な髪型で台無しになっている。

 本人はこの髪型に強いこだわりを持っている。

 アルマが結成した『フェアリー小隊』結成時からの古参メンバー。 

 

「~っす」と特徴のある話し方をしたお調子者な性格をしているが、スラム街出身で昔は荒れていた。


 乗騎はIKU-21(ロングライフル装備)


 ちなみに大隊内ではアルマに次ぐ攻撃命中率を誇る射撃の才能がある。



・ エドマン・アンダーソン 男性 六十一歳

 アルグレン帝国宇宙軍大佐。 

 第二〇八辺境パトロール艦隊司令官。


 ロマンスグレーの頭髪に軍人には見えない温厚そうな柔和な笑顔を常に浮かべている好々爺。

 若い頃より対連邦戦線で実戦を戦い抜いた歴戦の軍人でもあり、柔軟な判断が出来る優れた人物。


 蓬莱ほうらい諸王国家連合産のグリーンティを愛飲している。


 独身。



・ ニルス・バークレイ 女性 二十四歳

 第二〇八辺境パトロール艦隊 駆逐艦ヨーク整備士長


 女性にしては身長が高く一八〇cm近くあり、それに伴った豊かな胸部を誇る。

 黒縁の大きなメガネを掛けて、背中まである長い茶色の髪を三つ編みでまとめている。


 小さくて可愛いものが好きでアルマに好意を寄せており、彼女の前ではほわほわおっとりした口調になる。


 素は荒い口調で、荒くれ者の整備班を技術と腕っぷしで纏めあげる手腕を見せている。


 顔も非常に整っているので、整備士達以外にもファンが多いのだが、休日に左手の薬指に指輪をはめているのを目撃されて関係者の心をざわつかせている。


 

 

 【アルグレン帝国 皇室】


・ ウィリアム・アルグレン 男性 二十三歳

 アルグレン帝国第六皇子。

 アルグレン帝国宇宙軍中将。

 近衛艦隊司令官。

 

 アイスブルーの髪色の絶世の美男子。


 幼い頃よりその才能で周りから人が遠ざかり、さらに母親も彼の前からいなくなったため、その性格に大きく陰を落とす。

 その後、『ウィリアム・ロックウェル』の名前で入学した帝国軍幼年学校で出会ったアルマのおかげで立ち直り、彼女に恋に落ちる。

 

 士官学校時は艦隊司令官養成課程に進むもアルマのせいで全国機動騎士ガーディアン競技選手権大会に出場。

 ペアの部と団体の部で優勝を勝ち取る。

 その際に調律者コネクテスと呼ばれていた。


 現在は近衛艦隊司令官に就いている。


 貴族はもちろん一般市民の女性からの人気が高く婚約の話もとても多く届いているが、アルマを想い続けていたため全て断っていた。


 そのせいで兄から少女趣味ロリコンの疑惑を掛けられてしまう。


 

・ オルフェイン・アルグレン 男性 五十五歳

 第十九代アルグレン帝国皇帝


 燃えるような赤色の長髪の偉丈夫。

 皇帝としては有能でアルグレン帝国は彼の代で更に発展を続けている。


 プライベートではとても砕けた話し方をする。


 妻を四人娶っているが、第四妃ニーナとは死別している。


 本来は人類未探査エリアの研究員(ほぼ探検家に近い)になりたかったが、くじ引きで第四皇子だったはずなのに皇帝に選ばれてしまう。


 婚約者、結婚の話で皇帝として皇族であるウィリアムにきつく詰め寄るが、父親として一人の人間である彼の恋心は応援している。

 

  

・ セシリア・アルグレン 女性 五十四歳

 アルグレン帝国皇后。


 アルフレッドとソフィアの母親。

 見た目は三十代でも通用しそうな程の美貌を保っている。


 幼い時からの教育で、裏での根回しの重要性と立ち居振る舞いを完璧に理解している。

 

 オルフェインが皇帝になったのも彼女の策略。


 しかし、それは個人の欲求からではなくオルフェインの能力を見抜いていて、当時の皇子達の誰が皇帝になった場合、最も帝国が発展するかを考えた際に自分の夫が最適と判断したから。


 普段はふわふわした表情と言動の優しい人。


 第一皇子アルフレッドと第四皇女ソフィアの母親。

 本編未登場だが第五皇子の母親でもある。

 

 

・ アルフレッド・アルグレン 男性 三十五歳

 アルグレン帝国第一皇子

 皇太子

 帝国議会議長


 セシリア皇后の第一子。

 

 父親譲りの燃えるような赤髪と母親譲りの柔和な顔立ちの美丈夫。


 成人後は帝国議会議員として帝国の政治に携わっており、セシリアの父親である祖父の前帝国議会議長アルバート・ウェストミンツ公爵より議長の座を引き継いでいる。


 温和な性格で非常に家族思い。

 しかし思い込みが若干強く、暴走する事もあり、その度に妻達から怒られている。

  

 二名の妻を持ち、二男三女に恵まれている。

 

 

・ コンラッド・アルグレン 男性 三十一歳

 アルグレン帝国第二皇子。

 財務局局長。


 蓬莱ほうらい諸王国家連合より嫁いできたヨンハ妃の第一子。


 幼少時より数字に強い関心を持ち、成人してからは財務局に入局。

 そこで非凡な才能を発揮し、わずか三十歳で財務局局長に就任する。


 好きな物は計算の合う決算書。

 嫌いな物は計算の合わない決算書。


 闇のような漆黒の髪に銀縁メガネ、更に切れ長な目で仕事場では辣腕らつわんを振るう為、冷たい印象を持たれがちだが、家族に対しては甘々な一面を持つ。


 妻は一人で一男一女に恵まれている。


 

・ マクシミリアン・アルグレン 男性 二十九歳

 アルグレン帝国第四皇子。


 ゼムリヤ連邦共和国から嫁いできたエレーナ妃の第二子。


 まるで古代の戦神の彫刻のような恵まれた肉体と厳つい顔を持つ。

 が、中身は根っからの文系で多数の文化事業を行う複合メディアの会長。


「~でござる」と特徴的な喋り方をしている。


 嫁は二四二七名(三次元は二名)おり、全員の名前と誕生日、好きな物と嫌いな物を完璧に把握している。

 子供は五女に恵まれている。


 ちなみに三次元の嫁は二人ともBL同人作家。

 


・ クローディア・アルグレン 女性 十五歳

 アルグレン帝国第三皇女


 ヨンハ妃の第二子。


 烏の濡れ羽色と評される美しい黒髪を持った少女。

 ビスクドールのような整った美貌を持っているが常に眠たそうな目で無表情。

 だが、自身の興味ある事に関しては人格が豹変して感情的で饒舌になる。


 蓬莱ほうらい諸国家連合王国の王子に嫁ぐ予定がある。


 

・ ソフィア・アルグレン 女性 十歳

 アルグレン帝国第四皇女


 セシリア皇后の第三子。


 ふわふわとした金髪と母親譲りの猫のような目を持つ。


 皇族として幼少期より厳しい教育を受けてきたが、気を抜くと「~なの」といった子供らしい話し方になる。


 ウィリアムとアプリコットが大好き。




レオナとテレサはまた今度

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