第10話 お前は好いた娘の為に目一杯暴れてこい

「どういう事だ。ウィリアム」

 

 オルフェインはウィリアムの言葉をいぶかし気に問いただす。

 

 この場の誰よりも助けに行きたいであろう息子の口から出た言葉があまりにも予想外のものだったからだ。

 

 しかし、ウィリアムは表面上は落ち着き払った様子で言葉を口にする。

 


 

 「以前から帝国科学アカデミーより申請のあった、空間跳躍ワープ理論の実験を我が近衛艦隊にて実施致します」



 

 少し記憶を探ったオルフェインは、残念ながらそれを引き当てることはなかった。

 

 代わりに顎に手を添えて考え込んでいたコンラッドからその答えが返ってくる。

 

「……もしかして、あの“狂人”の実験の事ですか?」



 

 “狂人”



  

 その一言でオルフェインにも思い当たる事があった。

 

「おいおいおい。『アレ』はまだ小型艦艇と極小数の動物実験で成功した代物だろう」


 慌てた様子でウィリアムに問い詰めようとするが、彼は澄ました顔で父親の懸念をサラリと流す。

 

「しかし、理論上は艦隊規模でも問題はない、と報告が来ています」


 絶句している父親を無視し、ウィリアムは更に畳み掛ける。

 

「そして実験終了後、現地で『たまたま』敵対勢力が存在した場合は戦闘に入るのは『やむを得ない』でしょう」

 

一瞬にして息子の考えを読んだオルフェインの厳しい声があがった。


「――待て! それはあまりにリスクが高すぎる! 艦隊とその乗員達を危険に晒す事は許可せんぞ!」


 激昂するオルフェインに対してウィリアムも一歩も引く気配を見せず、部屋の中が再度緊迫した雰囲気に包まれた。


 先程までは個人として息子に対して背中を押していたオルフェインの顔は、既に皇帝としてのものに変わっていた。



 

 その空気の中でボソッとつぶやいた人物がいた。

 

「やれやれ。私の皇太子としての初めての仕事は帝国議会の緊急招集だな……」



 

 かすかな笑みを浮かべた皇太子のアルフレッドはそうつぶやくと、席を立ち自身の父親に向かって体を向ける。

 

「皇帝陛下! これより私は皇太子の名において、帝国議会の緊急招集を行います」


 一旦言葉を区切ると、力強くその後を続ける。

  



「議題は帝国宇宙軍近衛艦隊の『実験』の認可、に関してです」

 



 その言葉にハッとしたオルフェインが慌ててアルフレッドの方を見る。


 「アルフレッド! 貴様、何を言っておるか!!」



  

 皇帝が絶大な権力を持つこのアルグレン帝国にあっても、その皇帝が無視できなものが存在している。


 その一つに帝国議会がある。


 そして、その議会の議長を務めるアルフレッドの影響力は絶大なものとなる。


 アルフレッドの言った実験の認可程度は事前に彼が根回しをすれば通る可能性が高く、帝国議会を通過した案件を皇帝が否定するには相当な理由が必要となる。


 その事を理解しているオルフェインが息子を止めようとするが、しかし、その時にはアルフレッドは既に扉の方へ歩いて行っており、部屋の外に待機していた自身の侍従達を呼び寄せていた。


「なに。弟が好きな女性に格好の良いところを見せようとしているのです。兄として少しくらいは応援してやりませんとな」


 最後に部屋の中に顔を向けたアルフレッドは、右手を固く握りしめてウィリアムに突き出した。

 


  

「アルフレッド兄上、私も付き合いますよ。近衛艦隊の『実験』に関しての臨時予算の編成を急がせます」



 

 その言葉を口にしたのは第二皇子であるコンラッドだった。

 

 兄であるアルフレッドを追いかけるように立ち上がると、懐から携帯端末を取りだしながらウィリアムとオルフェインの方へ歩いてくる。

 

「――コンラッド!」


 怒号をあげるオルフェインを無視するように、彼はウィリアムの肩に片手を置く。

  

「十年は戦える予算をぶんどって来てやりますよ、ウィリアム」


 不敵な笑みを浮かべたコンラッドは、ポンポンとウィリアムの肩を叩くと携帯端末でどこかに連絡を取りながら部屋を出ていく。


 

  

「――デュフフ。では、メディア関係は拙者に任せるでござる。情報操作で民意の誘導、どんと来いでござるよ」



 

 椅子に座ったまま、第四皇子であるマクシミリアンのどこかおかしそうな声が部屋に響く。

 

「貴様もか、マクシミリアン!!」


 父親の怒った声を聴きながら、すくっと椅子から立ち上がったマクシミリアンは、それまでの少し茶化したような雰囲気が影を潜め、厳のような見た目通りの低い、落ち着いた声を発する。

 

「ウィリアム。後ろの面倒な事は俺達に任せろ。――お前は好いた娘の為に目一杯暴れてこい」


 最後にニッと笑うと、でござる~と思い出したかのように語尾を付け足して部屋を出ていった。




 息子達の後ろ姿を、ぐぎぎ、と悔しそうに見ていることしか出来なかったオルフェインに対して、更に予想外のところから追撃がかかる。



  

「あらあら、うふふ……あなた、残念ですが私も息子達に賛成ですわ」

「セ、セシリア……」



 

 柔和な声は皇帝の最愛の妻からであった。

 

「――クローディア! ソフィア!」


 セシリアの顔に浮かんでいた笑顔が一瞬で変わる。

 

 口をきつく結び、目尻をキッと吊り上げた表情は普段のオルフェインの妻としてのそれではなかった。


 帝国に住む人類の第二位、女性としては頂点に君臨する皇后としての顔つきだった。

 



「「は、はい!」」


 セシリアから名前を呼ばれた二人の皇女達が慌てて椅子から立ち上がる。

 

「殿方には殿方の戦いがあるように、奥を守る私達には女性にしかできない戦いがあります」


 穏やかないつもの声とは違う。

 

 他人に有無を言わせぬ強い意志が籠った声が口から出てくる。

  

「良い機会でしょう、貴女達にも動いてもらいます。母について参りなさい」

「「はい、セシリア皇后陛下」」


 そう言うと夫に一瞥いちべつもくれずウィリアムに向かってくる。



  

「ウィリアム。あなたは後悔のないようにしなさいね」



 

 ウィリアムの前まで来たセシリアはウィリアムを抱きしめる。

 

 その時、ウィリアムの耳に届いたのはいつもの優しいセシリアの声だった。


 抱きしめた手を解くと、セシリアはウィリアムの頭を愛おしげに撫でる。



  

 それは今は亡き、彼の母親譲りの輝くような銀髪。

 

 在りし日の、自分の侍女にして親友であったニーナを思い出し、目許を少し緩めてほほえむと、一度目をつむる。



 

 次に目を開けた時には強い決意を秘めた鋭い眼光に戻り、部屋の出口に向かって歩き始めた。


  

「ウィリアムお兄様、頑張って」

 

 横に控えていたクローディアは眠そうな目を伏せ、スカートの端をつまんで綺麗なお辞儀をするとセシリアの後を追い廊下へと歩き始める。


  

「ウィルお兄様……お気を付けて」


 ウィリアムが泣きそうな顔でうつむく末妹の頭に手を置くと、そのふわふわな蜂蜜色の髪をクシャクシャと撫でる。

 

 撫でられた彼女は口元を悲しいやら嬉しいやら複雑そうに、もにゅもにゅすると姉と同様にスカートをつまんで綺麗なお辞儀をした。


 そして顔を上げた時には、元々目尻が上がった猫のような目から愛嬌が抜け、セシリアとよく似た真剣な顔つきになっていた。



  

「二人とも行きますよ!」


 扉から聞こえたセシリアの声で二人の皇女は急いで皇后の元へ歩いていく。



  

 そして三人が部屋を出ていくと、いつの間にか扉の近くに待機していたマーカスが うやうやしく深い礼をし、部屋から出ていき扉を閉めた。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


 ウィリアム以外の全員が部屋を出ていくと、オルフェインは近くにあった椅子にドカッと座り込んだ。

 

 右手で前髪を忌々しそうにガリガリ掻くと疲れたように大きく息を吐き出す。


 その父親の様子に、ウィリアムは腰を折り、深く頭を下げる。


「申し訳ございません、父上」

「――申し訳ないと思うなら、思い直せウィリアム」


 少し憔悴しょうすいした雰囲気のオルフェインに対して、キッパリと言い放つ。


「それは無理です。もう決めましたので。――父上のおかげですよ」


「………………」


「私はもう我慢することは止めました。自分の気持ちを押し込めることを辞めました」


 そう言うと同性であるオルフェインから見ても見惚れるような笑顔を浮かべる。



 

「私は彼女を――!」



 

 今度ははっきりとアルマを助ける事を口にするウィリアム。

 

 それに対して、オルフェインは強ばらせていた顔に笑みを浮かべる。


 

 

「……バカモノ。男だったら、惚れた女を手に入れてくる、くらいは言えってんだ」 

 

 父親の予想外な言葉に一瞬表情を崩したウィリアムは少年のような笑みを浮かべた。


「でしたら、彼女を助けるにさらってでも手に入れて来ますよ」

 

 息子の言葉にオルフェインは破顔し、豪快に笑う。

 

 そして、椅子から立ち上がるとウィリアムを力強く抱きしめた。


 

 

「……皇帝としては貴様の決断は到底賛成できん」


 ウィリアムの耳元から厳しい声が聞こえる。

 

「だが――」


 しかし、その声はすぐに柔らかいものに変わる。



  

「お前の父親としてはその決意、とても誇らしいぜ?」



 

 更にオルフェインの腕に力が入る。

 

「行ってこいウィリアム。……ただし、帰ってきた時は勝利の報告以外は許さねぇからな」


 そこでウィリアムを解放したオルフェインは、イタズラ小僧のように笑うと、

 

「お前の戦争も、お前の恋路も、な」


 そう言って、ウィリアムの胸にトンっと拳で小突いた。

 

「はっ!! 行って参ります。父上」


 綺麗な帝国軍式の敬礼をオルフェインにすると、きびすを返して颯爽と部屋から出ていく。



 

 それを見送ったオルフェインは懐から携帯端末を取り出すと、誰かに連絡を取りながら自身も部屋を後にしようとする。


「父親として、旅立つ息子に少しくらいは援護射撃してやらねぇとな」


 独り言のようにそう言った時、目的の人物と繋がり、何かを話しながら部屋を出ていった。 



 


 部屋から人が居なくなって数分後。

 

 動く者が誰もいなくなった部屋で、人感センサーが部屋の灯り等を消す役割を果たすまで、あと十秒。


 立体映像装置ホログラフィックディスプレイで空中に表示されていたアルマの情報の一番下に新たな文字が現れ始めた。


【情報更新 侵攻するアモス集団後方に更に大型種を確認。集団規模を三万から六万に上方修正。宙域エリア軍司令部は警戒警報をCからBへの引き上げを現在検――】


 そこで仕事を思い出したセンサーの為に部屋中の灯りが消える。

 

 それと共に電子機器も全てその働きを止める。



 

 外は夕方の時間から間もなく夜に差し掛かかろうとする時間だった。

 

 灯りの消えた部屋は薄暗くなり、人の消えた空間は静かになる。




  

 夜の深い闇が帝都を覆い包もうとしていた。



 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


 廊下を足早に進むウィリアムは携帯端末で部下へと連絡を取っていた。

 

 空中に現れた半透明のウィンドウには帝国軍の黒い制服に身を包んだ初老の男性が帝国式の敬礼をウィリアムへ捧げている。


「副司令官。近衛艦隊全艦、三時間に帝都から出撃する。極長距離遠征編成と対アモス用S装備に全艦換装させろ」


 歩みを止めないまま、副司令へと告げるウィリアム。

 

 その言葉を聞き、副司令官の片眉がピクっと跳ね上げる。

 

『さ、三時間後ですか!?』

「無理か?」


 自身の上官の正気を疑うような気色を忍ばせた声に、間髪入れずウィリアムから質問が飛ぶ。

 

『――いえ、失礼致しました。やってみせましょう』


 一瞬目をつむった副司令官はカッと目を見開き、決意を込めた声でウィリアムに答えた。

 

 その様子に満足したようにうなずいたウィリアムは、ふとあることを思い出し、追加で副司令へと伝える。

 

「それと先日、工廠から届いていた『アレ』も旗艦へ搬入しておいてくれ」

 

『はっ、了解致しました。――準備滞りなく終え、司令官の到着をお待ちしております』


 持っていた端末を懐に戻す頃には、帝城の浮遊艇レビテートシップ発着場へと到着しており、そこで待機していた浮遊艇レビテートシップへと素早く乗り込んだ。


 そして、ウィリアムを乗せた機体は空中を滑るように発進する。



  

 行先は帝国科学アカデミー。



  

 先程コンラッドが“狂人”と称えた人物に会いに向かう。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 その建物に着いたウィリアムを出迎えたのは白衣を着た若い長身の女性だった。

 

 背中まで伸ばしたダークブラウンの髪の毛は若干のウェーブを描き、後ろでハーフアップに整えている。

 

 その女性は着ている白衣を見なければ、とても研究員とは思えないほど顔が整っていた。


 ただし、その顔には表情がなく、


「……ウィリアム・アルグレン中将閣下でいらっしゃいますね?」


 その女性の口から出てくる言葉にも抑揚がほとんど感じられなかった。



  

「帝国宇宙軍近衛艦隊ウィリアム・アルグレン中将です。失礼ですが――」

 

「……私は帝国科学アカデミー所属、テレサ・ルイーズ研究員です。……残念ながら教授は研究室の方でして」


 どうぞ、とテレサに案内され、ウィリアムは研究所へと入っていく。



 

 研究所の中は大勢の人でごった返していた。

 

 先程からウィリアムの周りを何人もの人間が走り去り、そこかしこで大声で怒鳴るように話している人間は全員が白衣を着ており、一見してこの研究所の人間とわかる。


「……急な軍からの要請でして、皆てんてこ舞いです」

 

「それは申し訳ない。こちらとしても事情が――」


 前を歩いていたテレサが急に振り返る。


「……いえ、私達にとって研究が進む機会を与えて頂き感謝しております。……研究員達も張り切っているのでしょう。いわゆる感謝感激雨あられぷー、です」


 ぷー、の意味は分からなかったが、それは良かったです、とウィリアムは返して先へと案内するよう促す。



 

 歩き始めて数分後、テレサはある部屋の前で立ち止まり、ドアをノックする。


「……教授。アルグレン中将閣下がいらっしゃいました。……教授、開けてください」


 コンコン、コンコン……


  

 ドンドン……ドンドン……


 

 

 ……ガンガンガンガンガンガン!



 

 最初は軽くノックしていたが、全くドアが開かない状況にテレサの扉への扱いが酷くなっていく。


 いよいよその額に青筋が見え始めたテレサは、唐突に履いていたスカートをたくし上げると、太ももに括り付けられた金槌を手に取り、大きく振りかぶる。

 

 その拍子にドアの取っ手に手が触れ、ドアはガチャっと音を立てて開いた。


「……あ。開いていますね。失礼致しました」

  

 ちなみにその時、テレサの突拍子のない行動にウィリアムは持ち前の反射神経で顔を背け、心の中でアルマへと謝罪をしていた。



 

 部屋の中はシンプルでデスクに応接用のソファセット、あとは本棚がいくつかあるだけだった。


 そして、そのデスクには目的の人物が座っていた。

 

 肘をデスクについて、顔の前で両手を組んだ姿勢でこちらを睨むように見ている人物。




 その人物を目の前に、ウィリアムは思わず息を呑んだ。

 



 睨むようにこちらを見ているその瞳は、一言で表すなら“深淵”そのものだったからだ。

 

 まるで闇そのものを目の奥に封じ込めたような、光沢のない黒一色の目からは感情など全く読めない。


 そのような瞳が射抜くようにウィリアムをじっと見ていたのだ。



 

 ――なるほど、コイツはとんだ「化物」だ。

 自然とウィリアムの頬に緊張から汗が伝う。



 

 帝国最高峰の「知」が集う場所、帝国科学アカデミー。


 そこに所属する「知の怪物達」の、さらに一握りしか立てない頂点に位置する教授の一人。


 そんな「化物」がこの瞬間、ウィリアムの眼の前にいたのだった。


 


 緊張をした顔のウィリアムと無表情のテレサがさらに近づくと、次第にその正体に気づく。







 


 デスクに座っている人物はまぶたを閉じ、そこに黒い油性ペンで目を描いていたのだ。


 ――そして幸せそうにグーグー眠っていた。




 

  

 それを見たテレサは無言で持っていた金槌を振り上げた。






「ストップ、ダメだテレサ女史! 気持ちは分かるが、それだけはダメだ!」


 慌ててウィリアムはテレサの腕を取って止めようとするが、意外と力強いテレサは構わず金槌を振り下ろそうとする。


「――ふがっ……うぅん?…………ッ!? ギャアアアア! な、なんなのだ!」

 

 ……止めないでください!!、いや、止めてくださいとテレサとウィリアムが押し合いへし合いを演じていると、どうやら目的の人物が目を覚ましたようだった。



 

 起きると目の前で同僚が無表情で金槌を振り上げており、見知らぬ男が必死にそれを止めようとしている構図。


 驚くには十分な状況であった。



 

「……教授、おはようございます。――残念ですね、もう少しでずっと眠っていられましたのに」

 

「ひ、ひぃ、テレサくん、こ、これは違うのだ! 少し落ち着くのだ、テレサくん!」


 座っていた椅子から飛び上がると、教授は素早くウィリアムの背中に隠れる。


「テレサくん、誤解! 誤解しているのだ! 私は次の研究の思索を――」

 

「……この非 常クソ忙しい 時に優雅に思索ですか。……一生ベッドの上で思索できる体にして差し上げましょうか?」

 

 テレサが回りこもうとすると、ウィリアムの脇腹を持って盾にするように対角線上に隠れる教授。

 


 

 結局、この攻防戦は落ち着いたテレサが金槌をスカートの中に戻すまで数分間続いた。

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