第4話・厨房と銀粒ふたつ
●皺宦官と厨房のおばちゃんの会話
下厨房の食堂にて
「配達を頼む」
「おや珍しい…昼ならまだ有るよ」
「イヤ西の5居に銀粒2・内容は任せる」
「銀粒ふたつぅ〜誰が食べるのさ。ここにはそんな高級材料は、無いよ」
「イヤ 普通で構わない。今日廃された方が、手伝い人に食事を振る舞い・ご自分も食べるそうだ」
下厨房は、多々居る下級貴妃と中級宦官の食事を作る後宮の台所だ。
「何人分だい。銀粒ふたつならかなりの量が、準備出来るよ」
「10人〜20か」
「20ぅ〜粒ひとつで十分だよ。誰だい?気前の良い方だね」
「今日廃された方だ。ひとつ粒は、返しとくよ」
「あぁ〜奏家の姫…確かふたり。どんな方だい」
「ひとりは、泣いてばかり…いまひとりは、元気な方だ。下女の服を着て下女の靴を履いて居に台所が、あると聞いたら喜んでいたよ」
「台所で喜ぶ?変わった方だ。食事でも作る気かね。そうか…気が変わった粒ふたつ分しっかり作り・日保ちする物もたっぷり付けとくよ」
★読みは同じですが、お手付きになった貴姫は→貴妃になります。
奏麗華は、お手付き無しで姫のままにゃ(ФωФ)ノ
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