#19 燻りの都市

 帝国軍による無差別爆撃。それにより、ビルケナウ市は灰燼に帰した。


 炎は帝国軍の想定以上に燃え広がり、市内に入って掃討戦どころではない。結局、陸上部隊の即時投入は見送られ、ビルケナウ市を帝国軍が制圧したのは翌日になってからだった。

 占領時には王国軍は完全に撤収していたらしく、戦闘らしい戦闘もなくこの都市は帝国軍の手に渡った。


「キミヒコ殿は敬虔な信徒であると伺っています。どうか、どうかお力添えを……!」


「この都市の窮状は存じております。痛ましい話ですが……」


 目下、帝国軍が占領中のビルケナウ市。そこにある言語教会で、キミヒコは司祭と会っていた。


 先の空襲によりその多くが焼失したこの都市で、教会施設は奇跡的に無事だった。今は避難民やら何やらがごった返し、炊き出しを行なうなどして活動している。

 しかし、当然のことながら物資は不足していた。食料も毛布も、必要な数にはまるで足りていない。


 そんな折に、ここの司祭は帝国軍にキミヒコがいることを聞きつけ、どうにか面会して助けを求めているというわけだった。


 キミヒコは言語教会では有名人だ。高位聖職者顔負けの言語能力を持ち、使役する自動人形は強力無比。キミヒコ自身も教会にはたびたび世話になるため、良好な関係を心がけている。


 そんな教会から助けを求められれば無下にもできない。それでこうして司祭に会ったキミヒコだったが、「力添えとかそんなことを言われても困る」というの正直なところだ。


 最初は、帝国軍の物資を市民のために供与してほしいとか、ウォーターマン将軍に直訴させてほしい等々の無理難題を言われていた。だが、それは無理だとキミヒコが断り続けるうちに、司祭も諦めたらしい。

 後日、司祭に会ってくれそうな補給部隊の将校を紹介することと、司祭が用意する陳情書を直接将軍へと渡すことで話は収まった。


「陳情書は、間違いなく将軍にお届けします。ですが、何点か表現を改めた方がよい箇所が……」


 神妙な面持ちを作りながら、キミヒコが言う。


 侵攻軍の司令官、ウォーターマンに直接届ける陳情書を、司祭は急いで用意したのだが、キミヒコはそれに対して駄目出しをしている。

 その陳情内容が実現するかはともかく、おおむね問題ない手紙ではある。だが邪推をすると、帝国軍のやり方を非難していると取られかねない表現が散見された。


 そんなキミヒコの駄目出しに、司祭はなんとも言えないような顔をしている。


「お気持ちはわかります。帝国軍のやったことを考えれば、司祭の思いも当然というものでしょう」


 なだめるように言うキミヒコだったが、気持ちがわかるというのは本心だ。


 何が悲しくて、自分たちの住んでいる都市に火を放った帝国軍に、そこまでへりくだらなければならないのか。

 そんな司祭の思いはキミヒコにもわかった。しかもこの司祭は、珍しくもまともな聖職者である。言語教会の教義から著しく逸脱する帝国軍の蛮行に、義憤を覚えているであろうことは想像に難くない。


「……私は教会の仲介で、この仕事を請け負ったのです」


 そんな司祭に対し、キミヒコは現実を教えてやることにした。


「な、なんですと!? 教会が……そんな馬鹿な……。いったいどこの支部です?」


「東方宣教会アマルテア総本部から、直々のオーダーです」


 キミヒコが口にしたのは、このアマルテアの地における言語教会の元締めのようなところだ。そんな場所からの傭兵仕事の斡旋。帝国との関係が窺える話である。


 言語教会は表向き、国家権力との結びつきはないとしているが、それを信じている者などほとんどいない。もちろん、キミヒコもそうだった。

 だが目の前の司祭は、教会のことを愚直に信じる少数派の一人だったらしい。自らの価値観を崩壊させるような事実に絶句している。


「私も、教会には日頃から恩がある身です。教会たっての紹介ということで、この仕事を受けたのですが……まさかこのようなことになるとは……」


 重々しい口調を装って、キミヒコはそう言ってみせる。


 いかにも教会の要請で渋々仕事を引き受けたかのように言うキミヒコだが、報酬に釣られて受けたのが本当のところだ。

 帝国からの報酬とは別に、教会からの報酬がこの仕事にはあった。そしてそれは、今のキミヒコにとって、とても魅力的な物だった。


 教会からの報酬品に思いを馳せ、眼帯の上からその左目をそっと撫でる。


「まあ、そういうわけですので……。司祭にはできる限り協力したいと思っておりますが、私も帝国軍に雇われている都合上、できないこともある。ご理解いただきたい」


 キミヒコのその言葉に、司祭は黙って頷くことしかできなかった。



「ああ、疲れた……。こんなところもう嫌だ。もう帰りたい」


 教会からの帰り道。廃墟だらけの炭まみれ、道端には暗い顔をした市民たち。そんな街並みの中を歩きながら、キミヒコがぼやいた。


「帰りたいって、今から帰るところではないですか」


 キミヒコの隣を歩くホワイトが平坦な声で、そう返事をする。


 現在のビルケナウ市は巨大なスラム街と呼べるような有様である。当然治安は最悪。帝国軍の施設以外では、必ずホワイトと行動するようにキミヒコは心がけていた。


「帰るってのは、この都市以外に行きたいってことだよ。酒場はない。娼館もない。物乞いやら孤児ばっかりで雰囲気も最悪。こんなとこさっさと出て行きてーんだよ」


「はあ。でも、この仕事が終わっても、この国に残るんですよね? もしかしたら、この都市に腰を落ち着けることもあるのでは?」


 ホワイトが嫌なことを言う。

 だがこの人形の言うとおりで、キミヒコはこの戦争終結後には、この国に腰を落ち着ける予定ではあった。


 占領後の王国だった土地での特権的地位の約束。それが、帝国から提示されたこの仕事の成功報酬のひとつだ。


「いや、この国はもう駄目だ。戦争が終わったら、金だけもらって出ていこう。その後に、教会から例のブツを受け取って、それでもうこの仕事は終了だ」


「なぜです? 何をやっても許されるのが特権階級だ、などと言ってませんでしたっけ? なりたいんですよね、特権階級に」


「言ったし、なりてーよ。だけどさあ、これ絶対苦労するだろ。特権階級の旨みより、気苦労の方が多そうだ……」


 キミヒコが特権階級になりたいのは、贅沢をしたいという理由だけではない。


 アマルテア各地を放浪しているキミヒコだったが、別に風来坊をやりたいわけではなかった。どこかに拠点を持って、落ち着いて暮らしたいと思っている。

 しかし、キミヒコの連れている殺人人形がそれをさせてくれない。

 ホワイトはどこに行ってもバイオレンスな事件を引き起こし、その都度キミヒコは対応に追われた。


 その解決策のひとつが特権階級になることだ。

 ホワイトの引き起こした事件をもみ消せる地盤があれば、キミヒコはそこで落ち着いて暮らすことができるだろう。


 こういう目論見で仕事を請け負ったことは、今回だけではない。過去にも試みたことはあるのだが、最終的にはいつもうまくいかなかった。

 今現在受けている帝国軍からの仕事もその例に漏れず、すでに損切りする覚悟をキミヒコは決めていた。


 今回の帝国軍の蛮行。この都市への無差別爆撃は、キミヒコに帝国の統治能力について大きな不安を抱かせた。


「気苦労? それは、貴方の目的を諦めるほどのものでしょうか」


「どうかな……まあ、傀儡政権を立てて支配するのか、この国を完全に滅亡させて併呑するのか知らんが、ここに送られる役人は大変だろうよ。俺はそれに付き合う気はない。ま、すでに前金は貰っちまったから、帝国とはこの侵攻作戦が終わるまでの付き合いだな」


 キミヒコに約束された地位は、平時においては実務的な権限や責任はなにもない。名誉職のようなものだ。しかし有事の際には、暴力装置としての役割はしっかりと求められる。

 つまり、帝国の統治がうまくいっていれば、なにもせずに左団扇で暮らせるのだが、うまくいかなければその限りではない。


 当初のキミヒコの見立てでは、この王国の住民はナショナリズム的な思想は持っていないようだった。それゆえ、命を賭けてでも祖国を守るなどという、侵略者側に迷惑な気概はそれほどないだろう。

 帝国軍への恨みよりも恐怖が勝るし、国民を守れない王国政府への不信感もある。

 そういった理由で、レジスタンスやらゲリラのような存在の心配を、キミヒコはそれほどしてこなかった。


 しかしそれは、帝国軍がビルケナウ市を焼くまでの話だ。


 今回、どう考えても帝国軍はやりすぎである。そしてそれをなんとも思っていないように見える。こんな苛烈な統治者では、安らかで落ち着いた生活を望むキミヒコとは相容れない。

 戦後に、反体制分子が元気いっぱいに暴れ回る光景が、キミヒコには想像できた。


 体制側に立って、ゲリラやらレジスタンスとの戦いに明け暮れるなんてまっぴらだ。俺はミルヒのようにはなりたくない……。


 ゲリラ狩りで民間人を虐殺し、精神をおかしくしたミルヒの存在が、キミヒコにそんなことを思わせた。


「あーあ。すげー恨まれてるよなぁ……。この惨状、参謀本部の承認はあったらしいけど、政府は了承してんのかな。帝国って、占領統治とか下手そうだよなぁ。弾圧とかは得意そうだけどさ……」


「弾圧……つまり、暴力による統治ですか。実に合理的で、うまくいきそうに思えます。歯向かう者を皆殺しにすれば、すべての問題は解決するでしょう」


「……お前、本当にそればっかりだな。暴力至上主義も大概にしとけよ。まあ、それでうまくいくパターンもあるだろうけどさ……。俺はそんな国に、住みたくないかな」


「贅沢なことです」


 つらつらとそんなことを語らいながら、キミヒコたちは歩き続ける。


 恨みがましい視線を向けてくる浮浪者、絶望の表情を浮かべている孤児、そしてたまに見かける焼死体。

 それらから目を逸らすように歩いていると、見覚えのある人影がキミヒコの目に映った。


 ラミーがぼんやりと、焼け落ちた建物を見つめている。


「ラミー中尉。お勤めご苦労様です。焼夷弾の威力検証でもされているので?」


「ええ、まあ、そんなところなのですが……」


 キミヒコがラミーに声をかけるが、その返事は歯切れが悪く、どうにも元気がない。

 そして、妙な状況だった。ラミーの周りに人がいない。この都市の治安状況で、将校が一人で出歩くなど褒められたことではない。


「……一人か? 危ないぞ、護衛はどうした?」


 他に兵もいないこともあって、キミヒコはフランクな口調で問いかける。


 だが、ラミーは心ここにあらずといった具合で、眼前の廃墟を見つめるばかりだ。

 その建物は元は立派な屋敷だったらしいが、今は見る影もない。


「この屋敷がどうしたんだ? お宝でもこの下にあったりするわけ?」


「いえ、通りがかった時に、人の声が聞こえた気がしまして……」


「……焼け落ちてから、もうずいぶん経ってるぞ。この下に人間がいたとして、とっくにくたばってるよ」


 呆れたようにキミヒコが言う。だがラミーはそれに答えることはなく、ぼんやりと眼前の光景を眺めている。

 幻聴でも聞いたのだろう。どうやらラミーは、メランコリックな気分になっているようだった。この惨状で精神にダメージを負っているらしい。 


「はぁ……。おいホワイト。この瓦礫の下、お前の糸でチェックできるか?」


「できますけど、なにをお探しで?」


「生きてる人間、いる?」


 ラミーを納得させるため、キミヒコはホワイトに確認を入れる。


 どうせ、生きてる人間などいやしない。

 キミヒコはそう思っていたのだが、ホワイトの答えは違った。


「いますね、一人」


 その言葉にキミヒコは驚愕した。ラミーもホワイトを凝視している。


「……ああ、そうか。お前生きてるか死んでるか、よく理解してないからな。いいか、そいつはちゃんと呼吸をして、心臓が動いてるか?」


「息もしてますし、心臓も動いてます」


 この人形の生死の判別は曖昧なため、それによる誤認だろうと確認を入れるキミヒコだったが、本当に生存者がいるらしい。


 えぇ……嘘だろおい。なんで生きてるんだよ……聞かなきゃよかった。


 面倒なことを聞いてしまったと後悔するキミヒコだったが、もう遅い。すがるような目を、ラミーに向けられてしまっている。


「……キミヒコさん」


「わかった、わかったよ……しょうがないな。ホワイト、助けてやれるか?」


 キミヒコの言葉に、ホワイトは「はいはい」と返事をして、瓦礫をどけていく。

 そのやり方はとにかく乱暴で、生存者を助けるどころか逆に潰してしまわないかとキミヒコはハラハラした。


 そんな調子でしばらくして、ホワイトが動きを止めた。生存者らしきものは見えない。


「ここです」


 そう言って、人形が指差す。

 その先を見れば、床に取り付けられた取手が見える。どうやら地下室の扉になっているらしい。


 キミヒコがラミーに視線をやると、彼は黙って頷き、地下室へと入っていった。


「貴方は行かないので?」


「行かない。狭いし、たぶん悲惨な感じだろ。見たくない」


 地下室へ入っていくラミーを見送り、キミヒコはその場で戻ってくるのを待った。


 なにしろ、上の建物が黒焦げ状態である。地下室の中で奇跡的に生き延びたとして、ただで済むはずがない。普通なら蒸し焼きだ。

 かろうじて息があるくらいで、どうせもう助からないのではないか。


 そんな考えのキミヒコだったが、予想は裏切られることとなった。


「キミヒコさん。医務官の下へこの娘を連れていくので協力を……キミヒコさん?」


 ラミーが背負ってきた少女を見て、キミヒコは驚いていた。


 美しかったであろうブロンドの長髪とその身にまとう衣服は、すすけてみすぼらしい状態だ。だが、この火事での影響はそれくらいしか見受けられない。

 その肌には怪我も火傷も見当たらない。意識もしっかりしているらしく、ブルーグリーンの怯えた瞳が、キミヒコを見据えている。


「えぇ……。見たところ五体満足だが、ありえなくないか?」


「……魔術師がいました。おそらく、彼の防護魔術によるものでしょう。ともあれ衰弱していますので――」


「そいつ何者だ?」


 ラミーの言葉を遮って、キミヒコが質問した。

 その瞳は、冷たい猜疑心に染まっている。


「普通の家に魔術師なんていねーだろ。おまけにそいつを守るために、その魔術師は死んだんだろ? 大した忠誠心だが、カタギじゃないな。……おいお前、意識はあんだろ。答えろ」


 冷酷な声色で、キミヒコが問う。

 相手が女子供だろうが衰弱していようが、関係ない。そんな意思がその言葉には込められていた。


「わ、私、ここの家……の、娘です」


「ここの家主の職業と、お前の名前を言え」


「お、お父様は……王国の官吏、で……私、な……名前、メリー、です」


 ラミーに背負われたまま、娘がたどたどしく答える。


 精神的にも肉体的にも疲労し切っているらしく、その様子はただただ痛々しい。

 だが、キミヒコはそんなことはお構いなしに、詰問を続けようとする。


「ただの役人に、魔術師の護衛が付くかよ。てめーの親父は――」


「キミヒコさん!」


 あまりに冷淡なキミヒコの態度に、ラミーがたまらず声を上げた。


「……この家は確か、宮廷魔術師の方の住居だったはずです」


「ほぉ……なるほど。そういうことね」


 ラミーの説明にキミヒコは得心がいった。


 要するに、死んだ魔術師は護衛か何かのようなたぐいではなく、父親だったのだ。娘を守るため、命を落としたのだろう。

 さすがのキミヒコも、そういった事情であるならこれ以上詰問する気にはならなかった。


「で、どうすんの? そいつの親父ならともかく、そんな小娘を軍の医務官に見せる必要なんてあるか?」


 続くキミヒコの言葉に、ラミーは唖然とした様子だ。

 ラミーがこの娘を助けようとしているのは理解できるが、キミヒコとしては特別に優しくしてやる必要を感じなかった。


「別に悲惨なのはそいつだけじゃないだろ。親を亡くした哀れな孤児が、そこらじゅうにいるんだぜ? ……司祭にツテがあるから、教会に預けてこようか?」


 そんなキミヒコの提案をラミーはお気に召さなかったらしい。

 言語教会の慈善事業が、すでにパンク状態であることを知っているようだ。


 メリーという少女を背負ったまま、黙って歩き出した。


「おいラミー、マジでやめとけって。そういう、いかにもお嬢様みたいな女を勘違いさせると、すぐに結婚しろとか言い出すぞ」


 冗談まじりにキミヒコがそんなことを言った。


 占領地の女性を兵士が囲うのは、それほど珍しいことではない。

 多くの帝国兵がそうしているように、一時的に囲うだけなら問題ない。だが、ラミーという男は、そういう器用な真似はできそうにはなかった。


「そんなガキを相手にしなくても、帝都に帰ってからパーっと遊びに行けばいいじゃないか。高給取りなんだからさ」


「そんなんじゃない! 俺は……」


 憔悴しきったようにラミーは声を荒らげた。

 生真面目すぎるこの男は、自身の所属する軍隊の蛮行によほど心を痛めているようだ。


「あのなぁ……。見ろよ、この街並みを。お前がそのガキに優しくしたところで、そいつは感謝なんてしない。恨み続けるだけさ。一時的にお前自身の良心を満たしたところで、何になる?」


「大きなお世話ですよ。……キミヒコさん。あなたは、そんなにお節介な人間ではないと思っていましたが。この間だって……」


 ラミーの言葉に、キミヒコは押し黙った。


 確かにラミーの言うとおりで、キミヒコは他人に親身になってアドバイスをするような性分ではない。

 しかし、このラミーという男が馬鹿なことをやろうとしていると、どうにもイライラするのだ。かつての間抜けな自分自身を見ているような、そんな気がしてくる。


 とはいえ、当の本人がこう言っている以上、キミヒコももう何か言う気はなかった。

 ため息をひとつして、ラミーの背を追って歩き出す。


 結局、メリーという少女はホワイトに担がせて、軍の医務官の下へと連れていくことになった。

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