「理想だけでは何もできない」とは一般に謂われる事ですけど、僕は違うと思うんですよね。
そもそも理想って目標のことだと考えるので、だとしたら「理想(目標)とは手法を確定する唯一の材料」って事になるはずですから。
つまり「理想が無い」って「目的地が無い」って事なので、ほぼ間違いなく迷走するだろうなあ、と。
だから「どちらも大切」というよりは、「両方無いと実がならない」んじゃないかなあって気がしています。
もちろん、理想単体ではどうにもならないのは、その通りでして。
なので、要は自分の掲げている理想とはどんなものかをちゃんと分析して、それに基づいてロードマップを敷く、という事をすればいいんだと思います。
あと、少し別の話として、「何を理想に掲げればいいかわからない」という人が、いろんな手法を試行する過程を経て理想を模索していく、というやり方はありだと思います。
作者からの返信
感想を寄せていただき、ありがとうございます。
実際、理想とは方位磁石のようなものですよねえ。でも以外と、理想を持っていない商業作家もいるんですよ。
嘘だろ! と思われるかもしれませんが、まあ本当です。小説に関して、何かしらは理想があるだろう――と思いつつ、どうも違うようなんです。色々な人がいるからなあ。まあ、そりゃあそうだろう。
それから、「理想だけでは何もできない」に対しては、たてごと♪さんと同じく、僕も異を唱えたいです。
だって、そんなことを言われたあかつきには、僕自身も完全に否定されますから……。
そういう意味では、僕は、かなりの「ロマンチスト」なんですよねえ。
編集済
私はこの創作論を、自分が何かを書く時の心構えのようなものを参考にするために読ませていただいています。作者様の小説も少しだけですが読ませていただいて、普段あまり本を読まない素人の私でも、描写の仕方が違うな…凄いなと感じました。作者様はきっと私の何倍も本を読んでらっしゃるのだろうな…とも思いました。
毎度この創作論にはお世話になっております。
今後もこの創作論の更新を楽しみにしております(っ ॑꒳ ॑c) ♪
作者からの返信
ありがとうございます。
この創作論は、創作の心構えだと、僕も思っています。他の小説も読んでいただけているようで、とても嬉しいです。
カクヨムに投稿した、質問コーナーのエッセイにも書きましたが、結構創作もしてきたんです。本も人並みには読んではいますが、書き続けることが、描写力を上げる秘訣ですねえ。
でも、雨宮踏葉さんの小説も、十分凄みがありますよ!