何回目?
「もうやめて」
目に今にも溢れそうな程に涙を浮かべて、雪那は懇願する。どうして?生きたくないの?久遠は雪那に生きていてほしい。雪那が望まなくとも、それでも。
「僕は雪那を置いてはいけないよ」
だから。
「戻して」
何度もそう願うんだ。
そして目を覚ます。久遠も、雪那も。
これで、24751回目。
僕と彼女と死神と。 軽原 海 @6686
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