エルフ 画家志望の若者の心理

『画家を志望されていられるのですか?』


『はい。魔法使マーギアーい殿。幼い頃より人間の表情を描く人物画が好きです♪』


屋台で飲物を購入された自分と同年輩の若者は、伯父上が城下町に整備をなされた散策公園ルストガルテンの長椅子に腰掛けて、傭兵ゼルドナー殿と楽し気に話をしています。


『先程に自己紹介をさせて頂きましたが、私は帝国自由都市リューベックにある叡智ヴァイスハイト学園にて根元魔法を学ぶ男子学生でもある魔法使マーギアーいですが。気にされてはいられないようですね?』


美しい金髪ブロンデス・ハール瑠璃之青アツーア・ブラオの瞳をされている淑女マドモアゼル…、傭兵ゼルドナー殿に声を掛けた画家志望の若者は。笑顔で頷きますと。


『最初は美しい淑女マドモアゼルに、裸婦画の画材になっては頂けないかと思い声を掛けさせてもらいましたが。男女の性別を超越した中性的な美貌の持ち主に対して、大いに創作意欲が刺激をされています。魔法使マーギアーい殿♪』


自分は御領主様であらせられる伯父上に家臣の騎士シュヴァリエとして御仕えさせて頂いております身ですので、画家志望の若者の心理は理解が難しいと感じました?。

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