　俺は消防士。ある日、街のタバコ工場で火災が発生した。

　工場に到着した俺達は急いで火を消そうとした。しかし、消火活動をしようとする俺達を、とある集団が阻む。

「やめろ！　火を消すんじゃない！」

　そう言って俺たちに襲いかかってきた。その集団は俺達よりも数が多く、なす術なくやられてしまった。

「く、くそ！　お前達は何者だ！　なぜ消火活動の邪魔をする！」

　俺が叫ぶと、集団のリーダーらしき男が言った。

「俺達は『喫煙者』だよ！　すぐに消火するなんてとんでもない！　せっかくタバコの煙がこんなに出ているのに、吸わないともったいないだろ！　この頃タバコも高いからな！　ここでたっぷり吸い溜めをしておかないと！」

　そう言って喫煙者の集団は、火災現場の煙を一心不乱に吸い始めた。

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