ニートの仕事探し
ニートとして家でゴロゴロして過ごしていた俺に、遂に親父がブチ切れた。
「お前はいつまで穀潰しをしているつもりだ! 俺も先月で定年退職したし、家計は苦しいんだぞ! どこかで仕事を探して来い!」
そう言われて家を追い出された俺は、渋々仕事を探し始めた。色々なところの求人を見ているうちに、良さそうな仕事が見つかったので、そこに電話をしてみるとよっぽど人が足りていなかったのか「明日から来てくれ」と言われた。無事仕事を見つけた俺は悠々と帰宅。
「ただいま、父さん! 仕事見つけてきたよ!」
「何、本当か?」
「うん、給料結構いいし、家の近くのあのスーパーだから通いやすいし」
「ああ、あそこか。それで面接はいつあるんだ?」
「それが電話したら即採用で『明日から来てくれ』って言われたよ」
「おお、そりゃ良かった。これで俺も一安心だよ」
「うん、明日の朝10時にスーパーだから」
「ん?」
「明日から頑張って働いてね、父さん」
俺はそう言ってにこやかに笑いながら親父の肩を叩いた。
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