一回千円

「えーちんこ〜俺のちんこを揉まんかね? 一回千円! 一回千円だよ!」


 駅前でそう大声で宣伝している小汚いおっさんがいた。当然おっさんのちんこを揉みたがる人など誰もおらず、ほとんどの通行人がおっさんを無視していたが、俺は冷やかしてやろうとおっさんに声をかけた。


「バーカ! おっさんのちんこを千円払ってまで揉む奴なんていねーよ!」


 するとおっさんは怒鳴り返してきた。










「逆だ馬鹿野郎! 俺が千円払うに決まってるだろ!」

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