魔王殺しの英雄譚・師匠~受けつがれる思い~2巻編(読み飛ばしてOK)


第二巻

師匠~受けつがれる思い~


1話・昇級

 冒険者ギルドによって今回の功績が認められた、莫大な報酬とギルドランクがBまで上昇することとなる。尚、この際の報奨金のほとんどは被害にあった人に寄付している。

 これからの目標として更に強くなることを決意する主人公

 そんな主人公に対して、ギルドマスターがとある人物への紹介状を書くこととになる。


2話・道場

 ギルドマスターからの紹介状を頼りに隣町にあるとある道場へと足を運ぶ主人公。

 そこには一人の老練な武士がいた。

 その武士の華麗なる剣術を見て弟子入りを決意する。


3話・難航

 弟子入りに対して難色の異を示す、師匠。

 しかし諦めずにアタックを続ける主人公

 そんな主人公に対して師匠が、弟子入りの条件として、最近できたとある盗賊団の殲滅を命じる。


4話・依頼

 弟子入りの為に盗賊を殲滅を決意した主人公。

 一人で盗賊の住処を探し出して、突入する。

 そこで見たのは人が人に行っていいと思えないような恐ろしい行為であった。


5話・怒り

 盗賊を見て、怒った主人公は怒りのままに盗賊に斬りかかる。

 勇者であり、魔族すらも殺した主人公はいとも容易く、盗賊の一人の首を刎ねる。

 そして、そのままの勢いで向かってきた盗賊を全員皆殺しにする。


6話・人殺しの覚悟

 盗賊を皆殺しにした後に冷静になって自分のしたことを見渡す。

 辺りには盗賊の血肉がまき散らされている。

 苦痛に歪んだ顔で死んでいる盗賊。

 それを見て激しい後悔に襲われて思わず嘔吐する主人公

 ただ、盗賊に捕らえられていた人たちからの感謝を聞いて立ち直る。この時に勇者の紋章が少し光り輝く。


7話・弟子入り

 師匠に盗賊を殲滅したことを伝える。

 師匠からその力を何のために振うのかを問われて「人のため」、と答える主人公。

 師匠はにっこりと笑って、それを肯定。

 見事、師匠から認められて弟子入りを果たす。


8話・修行

 修行辺

 半ば拷問と同じような地獄の中、ひたすらに死にかけてボコボコにされながらも必死に努力をして強くなっていく主人公。

 取り敢えず1か月程修行をして身体能力ではなく技術面にてかなりの強さを得る。

 師匠との模擬戦の描写は割と長め。


9話・依頼・ゴブリンの集落

 師匠からの修行でかなり強くなった主人公。

 師匠から次はひたすらに実践訓練だという訳でギルドでひたすらに依頼をこなさせられる。

 最初はあの軽くトラウマを植え付けられたゴブリン集落。

 ただ、師匠の訓練のおかげとセリカから託された力もあり、いともたやすくゴブリンの集落を潰す。


10話・オークの集落

 難易度を上げてたった一人でオークの集落を潰すことになる。

 ゴブリンと違い、オークの方が耐久力も高く、体も大きく攻撃力も高いので、ゴブリンのように容易く倒すことは出来ないが、それでも、炎と風の魔法を巧みに使い、オークの集落をぶっ潰す。


11話・縛りプレイ

 師匠から魔法禁止の縛りでクエストをこなすことを命じられる主人公。

 挑戦するのはとあるウルフの群れの壊滅。

 これも特訓だと自分を鼓舞しつつ戦いに挑む主人公。

 ウルフの素早い集団攻撃に思いの外大苦戦をしてしまう主人公。

 それでも何とか師匠の教えを思い出してウルフを狭い場所に誘導して1匹ずつ確実に討伐していき全てのウルフの討伐に成功する。


12話・新たな試練

 師匠が主人公の成長を認めて、今度はひたすらに対人戦を積めと言ってくる。

 それも自分との生ぬるい対人戦ではなく、人対人の本当の殺し合いと言う意味での対人戦を。

 という訳で、各地を巡り人の命がかかわる時を除いて魔法禁止縛りでの盗賊討伐作戦が始まることになる。

 師匠からギルドに行き今討伐しなければならない盗賊団の依頼を受けろと言われる。

 洞窟を拠点にしている30人規模・村を拠点にしている100人規模・砦を拠点にしている300人規模の3つ。

 特に最後の300人規模は何度も冒険家が返り討ちになっている。ヤベエ盗賊団。


13話・盗賊討伐

 最初に洞窟を拠点としている30人規模の盗賊団に向かう。

 その盗賊団のリーダーが元Aランク冒険者の強者であり、勝てそうだったが卑怯にも人質を取られてしまう。

 盗賊団の仲間にも囲まれてしまい、絶体絶命のピンチ、主人公は負けてしまい、命からがら逃げだす。

 捕らえられていた人を助けることが出来ずに大きな自責の念にかられる。

 

14話・説得

 自分一人の力ではあの盗賊団に勝てないと判断した主人公は、師匠に手伝ってくれと頼む。

 事情を聞き、納得した師匠は主人公に手伝う代わりにもう剣術は教えないが、それでもいいかと問う。

 主人公は迷わず、人を助ける為ならばと即答する。

 その言葉を師匠は気に入り、ここでじゃあやめますと言えば二度と剣術を教えなかったが、即答するとはな。これまで以上に剣術を教えてやるし、盗賊討伐も手伝ってやろう。

 と言って、二人で盗賊討伐に再度向かう。


15話・圧勝

 主人公が正面から挑み敵を引き付けてる間に、人質を師匠が救出、二人で協力して盗賊団をいとも簡単にぶっ潰す。

 そのまま流れで他、2つの盗賊団も潰し、ギルドに依頼達成の報告に向かう。


16話・報奨金

 ギルドに向かい、盗賊団の情報が一つ間違っていたことを伝えて詫びの意味も込めて多額の報奨金を受け取る。

 それを師匠と分けつつ、お金にかなりの余裕が出来た主人公は師匠の紹介の元、とあるドワーフの経営する武器店へと向かう。


17話・孫娘の命の恩人

 武器店の店主は非常に気難しい人物であり、武器を作る為に幾つかの条件を出してくるが、店に現れた孫娘が冒険者をしており、1巻の魔物暴走の時に主人公によって命を救われたという事実を知ると態度は一変、お金なんていらない最高の武器を作ってやるという話になる。

 それでも申し訳ないと、主人公がお金を払いたがった為に、間を取って、材料費だけ受け取ることとなる。

 

18話・新たなる剣

 主人公専用の剣が完成する。

 それを主人公が持った瞬間に手の勇者の紋章が突然光り輝き、剣が吸い込まれる。

 主人公が出す光り輝く勇者の剣がより強い剣となり、強化される。

 ついでに防具も揃えて強化される主人公。


19話・更なる特訓

 新しい装備を手に入れた主人公。

 心機一転とはならずに、師匠から厳しい特訓を受ける。

 自分の全てを叩き込むと言われて、過酷な訓練を受ける。


20話・心眼

 ある程度の特訓が終わり強くなった主人公に奥義を伝えると言われて心眼の修行に入る。

 心眼・・・その名前の通り心の眼で見る。例え目が見えていなくても、状況の把握が可能となり、場合によって数キロ先まで見通せることが出来る。かなり強い能力。

 また極めることで対象の心すら読むことが可能となる。

 心眼を覚える為にと目隠しで生活をさせられる主人公。

 最初は苦労したがだんだんと慣れてくる主人公。


21話・心眼獲得

 目隠し修行から1か月、心眼をある程度会得し、目隠ししていても状況が把握できるようになった主人公。

 師匠からまだまだだが、一応免許皆伝をやろうとツンデレ台詞を言われる。

 更なる修行の為にそして今の自分がどれだけ強くなったかの確認の為に冒険者ギルドから幾つか依頼を受けてクリアしてこいと言われる。


22話・心眼無双

 心眼を獲得した主人は森の中での魔物討伐の依頼を受けたのだが、手に取るように森の様子が分かり、奇襲等も全て回避して圧倒的な力で魔物を討伐していく。

 

23話・村の救世主様 前編

 魔物討伐中、洞窟の中を拠点としている盗賊団を発見。

 心眼で確認すると中には問われている娘達が怒りを覚えつつも冷静に行動を起こして盗賊団を殲滅。

 見事娘達を救い出す。

 救い出した娘達はとある村の村民であった為、護衛をしつつ娘達を村へと送り届ける。


24話・村の救世主様 後編

 村に着き、事情を説明すると感謝される主人公。

 主人公の為に村では宴が開かれることになり、宴を思う存分に楽しみ、村の人達からも感謝されて、自己肯定感が上がり、自分は勇者として人を救えていると非常に良い気分になる主人公。

 朝起きて、村の人達に感謝されながら町へと戻る。


25話・遅すぎた勇者

 町へと戻っている最中、町に火が上がっていることに気が付く主人公。

 慌てて走る主人公。

 勇者の力のおかげで特に息を荒げずに万全の状態で到着するが、町は魔物によって蹂躙されていた。

 それを他の冒険者達が協力して撃退する。

 

26話・勝利

 多少の被害は出た者の、死傷者も魔物暴走が起きたにしては少なく、最小限に抑えられた。

 民間人への被害も奇跡的にゼロ人であり、素晴らしい勝利といってよい結果となった。

 それでも助けられなかった冒険者達に心を痛める主人公。

 それでも周りの人から感謝され、師匠の無事を確認してに向かう。


27話・杞憂と後悔

 師匠の家に向かうが、そこに師匠の姿はなかった。

 不思議に思いつつも、師匠の強さを知っている主人公は何か用事があったのだろうと、そこまで気にせずに絶賛宴中の冒険者ギルドに戻る。

 宴の途中、急に勇者の紋章が光り輝やき、剣術の能力が急激に上昇し、急に意識をすると人の心が読めるようになる。

 まさかまさかと思い、慌てて冒険者ギルドを出つつ、強化された心眼を使い、ひたすらに師匠を探し始める。


28話・遅すぎた到着

 心眼を使い、師匠を見つけるが、そこにあったのは4本の手が生えており内2本は剣で出来ている恐ろしい魔族とその魔族によって切り刻まれ無惨な姿となっている師匠がいた。

 慌ててその現場に向かうが、もう既に魔族の姿はなく、無惨に切り刻まれた師匠の肉片を泣きながら拾い後悔の慟哭を挙げつつ、師匠への感謝の気持ちを表明する。


29話・夜明け

 師匠の死を悲しみ、ようやく気持ちが整理できた主人公。

 目を開けると夜が明けており、綺麗な朝日を見せていた。

 朝日を前に勇者としてもっと人を救うことを決意して冒険者ギルドへと戻る。

 冒険者ギルドに戻り師匠の死を伝える。冒険者ギルドの皆も裏でそんな戦いがあったなんて知らなかった様子で悲しむ。


30話・新たなる道導

 今回の魔物暴走を解決した主人公に対して、より強くなるために勇者学園に行ってみてはどうかとギルド長に提案される主人公。

 その提案にのり、勇者学園への推薦状を手に主人公はまた新たな道を進むのだった。


第三巻へと続く。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る