俺氏、恋話?に花を咲かせる?


 金曜午前の授業もといアーゲインストとの楽しい楽しい実験が終わり、スペシャルセットを食べ終わってから一旦解散した。


 時間的に金曜午後の授業に向かわなければならない時間であったので、一人歩いて指定された教室へと向かう。


 金曜午後の授業は魔法術基礎講座だ。

 そのまんま、魔法及び魔術の基礎を学ぶ授業だ。


 神スキルであり賢神を持ち、ありとあらゆる全ての魔法に魔術を操れる俺が今更学ぶことなんてのは、まあないと断言出来てしまうけれども、無双&俺TUEEEしたいから取った。

 我ながら良い性格をしてるぜ。


「よお。グレン。お前もしかして魔法術基礎講座取ったのか?」

 歩いていたらモブイに話しかけられた。 


「もちろんだファーーー。そういうモブイも取ったということファーーー」


「ああ、先生が可愛かったからな」


「それは何というか凄くモブイらしい履修理由だファーーー」

 モブイはエチエチモンスターであるベロア先生が先生という理由だけで魔道術講座取ってるもんな。

 確か、この授業の担当教員はポンコツ系クール美女であるシズク先生だった筈だ。

 水色の長髪、スラっと高い身長、身体の凹凸は小さい為に、それが良いと一部の紳士から絶大な支持を誇る水魔術を得意属性とする魔王殺しの英雄学園のヒロインの一人だからな。

 正直俺も好きやわ。というか嫌いな人いないだろ。


「一応真面目に魔法や魔術を学びたい気持ちはあるよ。あるんだけど、正直、魔道の方が便利だなとは思ってしまうんだよな」


「まあ、魔道はめちゃくちゃに強いからな。実質デメリットなしで魔法以上の威力を簡単に出せるんだから。特にモブイは才能に溢れまくってし、それはそうだなと思うファーーー」


「それでも魔法と魔術を学べば魔道に応用が出来そうじゃね?」


「確かにそれはあるかも知れないファーーー」


「おう、だから魔法と魔術もしっかりと学ぶつもりだぞ」


「流石、モブイは努力家だファーーー」


「そういう、グレンだって魔法と魔術を学びに来てるだろ」


「いや、俺はも既に魔法も魔術も自由自在に使えるから学ぶとか学ばないとか関係ないファーーー」


「何だよそれ。いや何で授業を取ったんだよ」


「う~~~ん。俺TUEEE無双がしたかったから?後は先生が純粋に可愛いからかなファーーー」


「俺も似たような理由だから、責めるに責められるないのが悔しい」


「確かにファーーー」


「そういえば?さっきすれ違って驚いたのだが、この学園に魔族でありながら教師という化け物がいたぞ。恐ろしいまでに歪な魂の形をしていて、力を隠してはいたが、俺よりも強そうだったし気を付けてくれ」

 絶対それアーゲインストやん。

 100%のけつ穴レベルで確定しているよ。アーゲインストやん。

 

「そいつは今日でこの学園を辞めるし、今の所は問題を起こしたりをしないと思うから気にしなくても大丈夫だファーーー」


「そ、そうなのか。グレンがそういうならそうなんだろう。分かったじゃあ気にしないことにするよ」

 何この俺に対する絶対的な信頼は。

 いやまあ嬉しいけど嬉しいのだけれども。少しは疑おうぜ。


「そういえば、モブイは金曜午前は何の授業を取っているんだ」


「ああ。俺は近接格闘術講座を取ってるよ」


「近接格闘術講座って、ベロア先生の授業だファーーー」


「まあな。やっぱりベロア先生が一番俺のタイプだからな。マジでなんかこう心の底から惹かれるんだよ」

 それ多分、モブイには半分魔族の血が入ってるから本能的に同じ魔族であり上位種のサキュバスクイーンに惹かれるだけじゃ・・・。そういう設定あったし。

 それは言わぬが花かもな。というか魔道術講座の時に頼んだらファーーー(意味深)な関係になれるだろう。

 モブイにはその耐性が低いから多分ファーーーの前に倒れるだろうけど、けどけどね。

 何というか頑張れモブイ。


「そ、そうか。因みに近接格闘術講座はどうだった?」


「普通にベロア先生指導の元、ガッツリ近接格闘の勉強をしたぜ。

 これでも俺はそれなりに強い自信があったけどベロア先生強いわ。

 本気を出しても勝てるかどうか・・・。これからも頑張って鍛えていってベロア先生より強くなって、ベロア先生が惚れてしまうような立派な男にならなければな」

 モブイ、何て向上心に溢れてるんだ。

 実際問題としてベロア先生は強いからな。腐っても元魔王軍四天王の一人であり、主に俺のせいで原作よりも強化入ってるからな。

 多分、特攻武器あれば一人で魔王倒せるレベルには強いからな。

 というかまだ俺がベロア先生に神器フルセットをあげてないからそこまでだけど、神器フルセットをあげればナチュラルに魔王をフルボッコに出来る程度には強くなれそう。

 そんなベロア先生より強くなるか・・・・・・。


「その道は恐ろしく険しいかもしれないが、俺は割と真面目に心の底から応援をしてるファーーー。頑張れモブイ」


「グレン・・・ありがとうな。俺頑張るよ」


 二人で割とふざけた恋話?に花を咲かせていたら、指定された教室に到着していた。



――――――――――


 昨日、更新するつもりだったんだ。

 だったけど、寝落ちしてしまったんだ。これも全部バイトのせいだ。(今日昨日と別にバイト入ってないからただの暴論)

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