俺氏、割と重大な話を学園の食堂でする
「そういえば、グレン・アスフォール。俺はお前のことを何と呼べばいい?」
飯を食ってる最中に英雄・シテンもとい校長先生がそう聞いて来た。
「普通にグレンでいいファーーー」
「そうか。分かった。俺の事は適当にシテンとでも指揮王とでも校長先生とでも自由に呼んでくれ」
「じゃあ校長先生と呼ぶファーーー」
「ああ。そうしてくれ。それでグレンよ。どういう経緯でアーゲインストと仲良くなったんだ?」
「おやおやおや、それはですね。私のあのふざけた文章しか書かれていない授業をグレン・アスフォールが取ってくれて、出会い、そして意気投合したという訳ですよ。
いやはや非常にマーベラスですね」
「お前、あのパンフレットに書いてある文章がふざけてあるって自覚あったんだファーーー」
「それはまあ、はい。もちろんですとも。マーベラスですね。どうせ生徒が来ても適当に魔力で威圧して追い返すつもりでしたからね。それがまさか貴方のような化け物が訪れるとは。この私でも勝てないと理解させられるレベルですよ。いやはや非常にマーベラスでしたよ」
「それはまあそうだろうファーーー」
「ん?ちょっと待ってくれ。え?最上位魔族であるアーゲインストよりもグレンの方が強いのか?え?どういうことだ?」
「ああ、校長先生は俺の本当の力に本当の身分も知らないのか。まあ別に校長先生は人格的に問題はないし、真実を教えてあげるかファーーー」
ゲームの中で校長先生は割とよく登場するけど英雄と呼ばれるに相応しいだけの人格者であり、多くの人の命を救い、時には多くの人を助ける為に少数を犠牲にするという非情ながらも指揮官らしく合理的な面を持ち合わせてるからな(前話で自分と部下の命の為に犯罪者をアーゲインストに生贄として用意している)。
俺の正体とか諸々教えても、バラした時のデメリット考えて絶対に言わないだろう。
それにバラされたところで大きな問題があるかといえば・・・そんなにないかな。
「俺の名前はグレン・アスフォール。
天下不滅のアスフォール家の五男であり、アンクル商会とダーネスの創設者にして支配者、神を超えるステータスを持ち、称号世界最強を持った存在だファーーー」
某有名ライトノベルの例の死に戻りさんのような雰囲気でノリノリで自己紹介をしてみる。一度やって見たかったという奴だ。
「その話は本当かって、いや嘘を付く理由がないな。
そうか・・・。グレンはあのアンクル商会とダーネスの創設者だったのか、アンクル商会の十二統括者ってだけでもかなりの立場の人物なのに、創設者って・・・。しかも神を超える世界最強の実力者か。
・・・・・・・・・何かもっと特別待遇しようか?」
明らかにシテンもとい校長先生から恐れの感情が見えた。
まあ、それはそうだわな。
「別に大丈夫だファーーー。もう既に充分なくらいに特別待遇を貰ってるファーーー」
「そ、そうか。それなら良かった。何というかとんでもない情報を知ってしまったな。まあ知ってしまった物はしょうがない受け入れよう」
「それが良いと思うファーーー」
「おやおやおや、そうです。マーベラスでしたよ。シテン殿、私はこの学園の教師を辞めてアンクル商会の方で働くことになりましたので、今日付けで退職させていただきます。
いやはやはやはや。マーベラスです。マーベラスですね」
「やっぱりやめるのか。分かったその退職を受理しよう。
アーゲインストが受け持ってた生徒はグレン一人であるし、その他仕事も任せていないので、引き継ぎ作業等も必要ない。
グレンの方は特例で金曜午前の授業の単位をMaxであげるという形を取ろう」
「おお。それは非常にマーベラスでですね。ありがとうございました」
「ああ。出来れば二度とお前とは関わりたくないよ」
それはまあ人体実験という名前の拷問処刑(肉体と魂を弄繰り回されて良くて人のまま爆散して、悪くてキメラにされて死亡)とかいう地獄を味わされかけてるからな。
関わりたくないわな。
つか、むしろ、よく今の今までアーゲインストと仲良く?やってるな。校長先生凄いな。流石英雄というべきか。
「おやおやおや、それはいやはや手厳しい。マーベラスですね」
「何はともあれグレンよ。アーゲインストを頼んだぞ。じゃあな」
いつの間にかあのスペシャルセットを食べ終わっていた校長先生は席から離れていった。
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毎日投稿したいけど難しそうだけど、頑張って2日に1回は投稿したい。
後、バイト辞めたい。マジで辞めたい。心の底からやめたい。
小説書いて人気出ればバイト辞めれる。そのためには小説を書かなければならない、だけど、バイトがあるので小説をかく時間がとりにくい。
何だこの地獄みたいなジレンマは。
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