魔王殺しの英雄譚・出会いと別れ~そして勇者は決意する~ 1巻編(読み飛ばしてOK)


 本作、怠惰なかませ犬に転生した俺氏

 ~最強の実力者になって謎の組織作って本編ぶち壊す~

 の世界となる、魔王殺しの英雄学園の更に前の原作である魔王殺しの英雄譚という小説の大雑把な話です。


 最悪、読み飛ばしても本作品を読む上でそこまで支障はないですが、読んだ方が楽しめるかもしれないです。


 一応忘れられている方も多そうだから更に説明。


 元々・魔王殺しの英雄譚という原作小説が存在していた。

 この小説は特に官能小説とかではない、普通のライトノベルであった。

 非常に人気だったために、魔王殺しの英雄譚完結から10年後にゲーム化した。

 ただ、大人の都合により、エロゲとしてゲーム化することとなる。

 そのエロゲの名前が【魔王殺しの英雄学園】、魔王殺しの英雄譚から300後の世界の作品である。

 そんでもって、この小説は【魔王殺しの英雄学園】が舞台となっています。


 で、今から始まるのは、そんな魔王殺しの英雄譚の一番最初の1巻部分の話である。

 


 という訳でどうぞ。



 1巻・出会いと別れ~そして勇者は決意する~



 1話・平穏

 村でいつもの様に幸せに暮らしている描写から始まる。

 可愛い幼馴染を出して。ライバル役の親友も出す。親友は剣の才能があり、主人公のライバルであった。

 年齢は15歳にして三人で冒険者になって英雄になろうという夢物語を語る。


2話・魔物襲来

 父の狩りを手伝いに森に入る。

 村から火の手が上がっていることに気が付く。

 慌ててそこに向かう。

 そこで見たのは魔物が村を蹂躙している地獄の光景だった。


3話・絶望

 可愛い幼馴染の死体が見つかる。

 発狂する主人公。

 そこに親友が現れて、主人公を励まし、一緒に戦おうと、幼馴染の分まで生き抜こうと叫ぶ。

 親友の言葉に励まされ、親友に背中を預けて襲い掛かってくる数々の魔物を倒していく、何とか魔物を倒して、親友と共に喜びを分かち合おうとするが、そこには身体中傷だらけで血を流して、瀕死の親友が、主人公に「俺の分まで生きて、俺達の夢を叶えてくれ」と言い残して死んでしまう。

 親友まで亡くしてしまい、呆然とする主人公にボロボロの状態の父親が現れる。

 そして父親から実は死んだ母が勇者の血筋であり、お前はその勇者の血筋を最も強く受け継ぐものだと伝えられる。

 父親の心臓がいきなり現れた魔人に貫かれる。


4話・目覚める勇者

 父親の死。そしていきなり告げられた自分が勇者の血筋だという事実。

 魔人が自分は四天王の一人であり、今回の襲撃は自分を覚醒させる為に起こしたと伝えられる。

 勇者は覚醒をする。

 だけど覚醒は不完全であり、簡単に魔人にいなされて、蹂躙される。

 去り際に魔人は言い残す。

「勇者よ。お前にはこれから様々な出会いと別れを繰り返して強くなるだろう。その道はひたすらに険しく心はズタボロになるだろう。だが今日のことを忘れず魔王様の下に来るがよい。魔王様はお前に期待しているぞ」


 後に残ったのは燃えた村であった。


5話・弔いとと誓い

 全てに絶望するも魔王に復讐を誓い立ち上がる。

 死者の弔い回。


6話・旅の始まり

 歩いて町まで向かう。

 その途中魔物に襲われつつも、新しく覚醒した勇者の力で勝利を収める。


 勇者の力は小出しにする。

 現在は身体能力を上昇させる力と無限に近い体力。


7話・到着

 街に辿り着き、自分が勇者だということは伏せつつ。村が魔物によって滅ぼされたことを伝える。

 門番の人は知り合いなので割とスムーズに話は進む。

 街に入り、冒険者登録をするために歩き出す。


8話・冒険者登録

 冒険者登録を行う。

 特にテンプレは起きずに、至って普通に登録は出来る。

 簡単な説明を受けて強くなるために魔物と戦う依頼を受けようとするが止められて、パーティーを組むことを勧められる。

 その時一人の見習い女魔術師に話しかけられる。


9話・見習い女魔術師

 少々ツンな彼女は主人公の体つきを見て鍛えられていると判断をし、同じ初心者だしパーティーを組みましょうと上から目線で誘う。

 少し悩みつつも、パーティーを組まなければ魔物を倒せないという点と受付嬢の彼女は見習いとはいえ優秀な魔術師と聞き組むこのを決意する。名前はセリア。


 最初の依頼としてゴブリン退治を選択する。


10話・初めての依頼

 ゴブリン退治の依頼を行うこととなる。

 森に入る。なお主人公は村からお金と防具に剣をかっぱらってます。

 使い慣れた剣を持ち、順調に森を進み。ゴブリンをみかける。

 3体だったが主人公はいとも簡単にゴブリン三体の首を飛ばして勝利する。

 セリカが驚きの声をあげつつ。私の番だと、次見つけたゴブリン3体を風魔法でずたずたに切り裂く。

 しかしずたずたにしたため依頼達成用の右耳が原型を留めないというテンプレつき。

 それでも二人共初心者とは程遠い程の実力を持っている為に簡単に魔物を倒していき、依頼分の10匹のゴブリン討伐をクリアする。


11話・一緒に宿へ

 依頼を達成して報酬を貰い、良い時間になったので飯を食べて一日が終わる。

 宿に泊まろうとしたら一緒に泊まろうと伝えられる。

 基本的に初心者冒険者は雑魚寝が普通だが。雑魚寝は嫌だから互いに半分ずつお金を出して小さな部屋に泊まりたいという。

 あんたなら信用出来る的なことを言われて、流されて一緒に泊まるが。もちろんなんもしない紳士な主人公。


12話・ホブゴブリン

 次の日も一緒にゴブリン退治を行う。

 安定して倒していたら、ゴブリン上位種とであう。

 何とか力を合わせて倒し。汗だくになって互いに倒れて頑張ったねと笑い合って友情を深める。

 冒険者ギルドに行き。浅い森で上位種が出たと伝えて。もしかしたらゴブリンが集落を作っているかもという話になる。

 専門の人が調査をするからという形で一旦この話は終了する。


13話・ゴブリン集落

 ゴブリンの集落が出た可能性があるために一旦森が封鎖される。

 しかし有意義な情報を伝えた情報量とホブゴブリンの討伐報酬でお金に余裕があったので。休息日とする。

 強くなりたいからと、魔法を教えて欲しいとセリアに頼む。ここで簡単な魔法の説明が入る。

 セリアはそれを了承し、風魔法を習い。勇者として才能に溢れている主人公は風魔法を低レベルだが覚える。


14話・大規模討伐依頼と模擬戦闘

 ゴブリンの集落が出来たことが発覚して、大規模討伐依頼が発生する。

 Dランク以上限定だったが、ホブゴブリンを倒した実力を認められて、特例で参加が出来ることとなる。

 6つのパーティーが参加しており、一つのパーティーが「ガキは帰れ」と馬鹿にするが仲間が「実は心配してるんだろ」というお約束。

 だけど実力を見せろという話になり、Cランク冒険者と一騎打ちすることになる主人公。剣は仲間が出した木剣。

 戦いになり、最初は劣勢だったが、教わった風魔法を使って砂埃を立てて、自分の背中に風を吹かせて木剣を当てて勝利を収める。

 互いに回復魔法をかけて貰いながらも認められ、中々に強いじゃないかと褒められる。

 それを見て少し複雑な気持ちになるセリアを出す。

 だけど主人公は明るくセリアも来いよと言って無自覚人たらしを見せつける。


15話・ゴブリン集落討伐

 ゴブリンの集落は大体数百のゴブリンと数十のホブゴブリン、そしてゴブリンキングが1体いる。

 最初弓と魔法で先制攻撃を仕掛けてゴブリンを100以上減らす。

 もちろんセリアは大活躍。

 そこから攻撃班と魔法・弓班に守護班にわけて突撃する。

 主人公は突撃班としてゴブリンの群れに突撃する。

 バッタバッタとゴブリンを倒していき。苦労したホブゴブリンも風魔法を使い、簡単に倒し成長を実感する主人公。

 しかしゴブリンキングに出会い、少し足がすくむ。


16話・ゴブリンキング

 足がすくんだ主人公をさっき戦った冒険者が「馬鹿野郎、動け。死ぬぞ」と怒鳴り、目を覚ます主人公。

 村を滅ぼしたあの魔人よりもと思い、立ち向かう主人公。

 それを他の冒険者が援護してくれる。

 ただゴブリンキングの剣にずっと使っていた剣が耐えきれずに折れる。

 ヤバいと思った瞬間に、先ほどの冒険者が援護に入ってくれる。

「後輩に任せて恥ずかしい」と、奮闘する。

そうして何とか満身創痍になりつつゴブリンキングを討伐する先輩。

カッコいいと思った瞬間に先輩に影がかかり。「先輩、逃げて」というが間に合わずに、先輩の頭がこん棒で潰される。


集落の家から2体目のゴブリンキングがいたという衝撃の事実が明らかになる。


17話・光の剣

 発狂する主人公。

 だけど自分の剣は折れてもうない、周りの冒険者たちも満身創痍、絶対絶命の中、勇者の紋章が光り輝き、真っ白な精神世界に移動する。

 死んだはずの親友が現れて、力を託すことを伝えられて、剣術の技量と剣術の才能、そして光の剣を召喚出来るようになる。

 元の世界に戻り、光の剣を召喚してゴブリンキングに挑む。

 光の剣はかなりの切れ味を持ち、ゴブリンキングを果物のようにスパッと切り裂く、怒りの力で普段よりも身体能力の上がっていた主人公はゴブリンキングの攻撃を華麗に避けて最後は首をはねて討伐を果たす。


 最終的に犠牲者は先輩一人という、かなり少ない結果に終わったが。それを許容できる程主人公は強くなく、発狂し泣き叫ぶ。


 それをセリアが後ろからギュッと抱きしめて。「帰りましょ」と囁く。

 みっともなく泣く主人公を他の冒険者達も励ましながら、冒険者ギルドに戻った。


18話・Cランクへ昇格

 ゴブリンキングを一人で倒した実績から特例でCランクまでランクアップする。セリアも魔法での貢献度からDランクにランクアップする。

 更に報酬もかなり貰える。

 だけど心は晴れない。その時一緒に戦った冒険者から酒を飲んで忘れろと酒を飲むこととなる。

 始めてのお酒だったが楽しく、皆で笑って泣いて先輩を弔った。

 そこそこお酒が強かった主人公はお酒に弱く簡単に酔いつぶれたセリアを抱えながら宿に戻る。


そこでセリアは「あんたが死ななくてよかった」と、弱音を吐き始める。


19話・セリア過去編

セリアが自分の過去について話し始める。

 内容としては実は伯爵家の貴族令嬢・4女であり、魔法学園でそこそこ優秀な成績を収めていたが、政略結婚が嫌で自由を求めて家を飛び出す。

 だけど元々何も知らない貴族令嬢、最初手持ちとして持っていたお金は詐欺で騙され、何度か男に襲われそうになって、そのたびに風魔法であそこをずたずたにしたりして未遂で終わらせる。

 お金を稼ぐために冒険者ギルドに入る。(雑魚寝が嫌な理由は初心者の時にそこで襲われかけたから)元々火魔法の使い手であり、非常に優秀で、あっという間にCランク冒険者まで成り上がったが。同じパーティーメンバーに性的に襲われて何とか自分の身を守ろうと反撃をした際に誤って殺してしまう。

 その罪から逃げる為に赤色の髪を緑色に染めて、火魔法の次に得意だった風魔法を使って冒険者ギルドで働き始める。

 火魔法よりも苦手な風魔法というわけで苦労の連続。貯金は底をつきかけて。どういようかと思ってたら主人公に出会う。


20話

 セリアの話を聞き。自分のことも話す。

 自分が勇者の子孫で、村の皆が魔人に殺されたこと、その復讐の為に魔王を倒そうとしていること伝える。

 その復讐に手伝うとセリアはいう。


 その時互いの右手の甲が光り輝き。一瞬物語に出てくる勇者の紋章を浮かべて消える。

 

 これは何?となったが。


 セリアが自分の魔力が上がってることに気が付く。

 そして過去の勇者の物語からこの光が出たら能力が上昇するのではないかという結論に至る。


21話・深める絆

 セリアと一緒に依頼をこなしていく。セリアの実力が上がり。また主人公もセリアから火魔法を教わり、元々の才能もあり、強くなり、様々な依頼をクリアしていく。

そうして一か月が経過した。

 セリアはCランク冒険者に昇格して、主人公と合わせて今最も熱い冒険者として注目されるようになる。


22話・装備

 ある程度お金に余裕が出来た為、装備を整える。 魔力を強化する指輪という掘り出し物が見つかって喜ぶセリア。

 それを主人公がプレゼントして仲が更に深まる。


23話・デート回

 一緒にご飯を食べてイチャイチャするデート回。仲をより深まって、ファーーーする。


24話・魔物暴走

 大量の魔物が町に向けて向かっているのが発覚。

 もちろん主人公にセリアは魔物暴走を止める為に立ち向かう。

 その途中簡単な顔合わせと死亡フラグ祭りを行う。


25話・主人公無双

 光の剣を召喚して、その圧倒的かつ無尽蔵の体力と身体能力に親友から授かっら剣術の力にセリアから習った火魔法と風魔法を使いひたすらに無双していく。

 魔物をバッタバッタと切り裂き、焼き殺していく。

 それでも魔物の数は非常に多く。少しピンチとなったところでセリアの火魔法が炸裂する。


26話・火炎魔術師

 今まで隠して来た火魔法を主人公の為に全力で使うセリア、髪の色が違うのもあり、特に気が付かれることなく、むしろ周りからほめたたえられる。

 快進撃は続き魔物暴走は終わりを告げるかに見えた・・・。


27話・魔人

 魔人が現れて戦況は一変する。

 フラグを立てたスキンヘッドのパーティーが簡単に殺される。

 立ち向かう主人公、しかしその圧倒的な力に吹き飛ばされて、そして配下の魔物に拘束される。

 魔人によって目の前でセリアが殺される。

 発狂する主人公。

 新しく覚醒した力限界突破により魔物を振り払い、魔人の心臓を貫く。


28話・遺言

 セリアからの遺言を聞き、思いを託される。

 そしてあの手の甲が光り輝きセリアの力がその身に宿る。

 セリアの死を見届けてると、更なる魔物の軍勢が現れる。

 八つ当たりの様に発狂しながらその魔物の軍勢に一人突っ込む主人公。


29話・悲しみの無双

 セリアの膨大な魔力と自身の才能が合わさり、更に強くなった主人公はたった一人で魔物の軍勢を滅ぼす。

 その姿は正に英雄。

 最強の存在であった。

 そして全ての魔物を殺しつくしてから主人公は気を失った。


30話・エピローグ

 目が覚めたら知らない天井で寝ている主人公。

 場所は冒険者ギルドの管理する治癒院。

 そこで今回のことの顛末を伝えられる。

 主人公の手により魔物は壊滅。魔人も死に街には一切の被害が出なかった。だけどセリア含め数々の冒険者が犠牲となってしまった。

 自分の弱さに涙をして後悔する主人公。だけどよくやったと周りから励まされて、それでも泣いて喚いて心が折れそうになる。

 その時手の甲が光り輝き、セリアの思いが溢れてくる。

 そして死ぬ寸前にセリアが言った「愛してるわ。私の勇者様」という言葉を思い出して、こんなくよくよと泣いてる自分を見たら笑われると。俺を愛してくれたセリアの為にも俺は前を向いて歩こうと決意する。

 なお、この際に自分がセリアにあげた魔力上昇の指輪を遺品として装備している。


 第一章

 出会いと別れ~そして勇者は決意する~

 完

 

 

 


 書き始めてたらクッソ長くなった。

 これでも頑張った。

 俺は頑張ったと思う・・・多分。

 定期的に2巻・3巻・4巻と5巻と書いていくので、お付き合いいただけたら幸いです。


 一応、もっと大雑把なというか俺にしか分からないレベルのメモ書きがあるけど、それは余りにも適当過ぎるので出せない。

 一時期、これを連載させようと思ってたのですが、モチベーションが続かずに断念。

 まあ、ボチボチ、外伝として書いて来ますのでどうぞ。


 魔王殺しの英雄譚が終われば魔王殺しの英雄学園の本来のストーリーを書いていこうとも思っています。

 


 面白いと思っていただけたら星やハートを入れて頂けると嬉しい限りです。

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