俺氏、朝チュンする
目が覚めたらら隣で裸のクロが寝ていた。
俺も裸だった。
・・・・・・・・・
昨日の記憶は・・・思いっきりある。
悲しいことにガッツリある。
ファーーーだ。マジでファーーーがファーーーしてファーーーしてやがる。
昨日は確かベロア先生とファーーーして、小城に戻って、憑依転生の話をハンゾウから聞いて、昼飯食って、アンクル商会とダーネスから来てる錬金アイテム作成依頼をひたすらにこなして、夕飯食って、錬金アイテム作って、錬金アイテム作って、ひたすらに作って、作り終わった後に風呂入って、寝ようとしたらアンクル商会の方で作ってるネグリジェを身に纏ったクロがベットの中にいて・・・。
うん。
で、まあ、その、アレだ。
性欲衰退薬を飲むのを思いっきり忘れてて、もはや洗脳されてるんじゃないかってくらいのエグイレベルの若い性の欲求は抑えきれずに、ベロア先生とファーーーしたし、別にクロとファーーーしてもいいだろ、クロだって望んでんだし、据え膳食わぬは男の恥とやらやら、自分の中でそれっぽい理論立てて言い訳して、そのまま。
・・・・・・・
うん、めちゃくちゃに覚えてる。
記憶がはっきりしまくってる。
酒飲んで忘れたい。
一応、この世界では15歳から酒を飲んでも許されるから、飲めるんだけど。
人外のステータスを持って、耐性スキルも万全の俺が酒に酔おうと思ったら、意図的に耐性スキルを弱めた上で状態異常効果上昇の毒を飲んだ上で、アホ程飲んでも記憶が消えるかどうかってラインだな。
ファーーー、この最強の身体が恨めしい。
精神年齢的に言えば孫くらいのクロに手を出してしまうとは・・・
最低だ、俺って。
さて、真面目にこれからのことを考えてみよう。
俺がクロに手を出したことで起きる不都合はあるかどうかについてだ。
まず最初に思い浮かぶ妊娠的な問題は大丈夫だったはずだ。
何故ならクロは魔王殺しの英雄学園のヒロインの一人であるからだ。
どういうことかというと、魔王殺しの英雄学園がバトル有りのエロゲであるからだ。
当たり前の話であるが魔王殺しの英雄学園は敵との戦闘に勝たないとストーリーが進まない、そしてヒロインは仲間であり、戦闘には必須なキャラばかりだ。
ヒロインをパーティーに加えないプレイはボッチプレイかホムンクルス愛好家くらいで、基本的にはヒロインがいないとまともに敵と勝てずストーリーを進ませることが出来ない。
なのに、ヒロインが妊娠しました。なので戦闘に使えませんってなったら、困るだろ。
という訳で魔王殺しの英雄学園のヒロインは全員何かしらの設定で妊娠が出来ないようになっている。
クロの場合は確か、幼少期の厳しいという言葉が優しく感じる地獄の特訓を受けた結果、妊娠出来ない体になっていた筈だ。
尚、ゲームのシステム的にアムリタを使っても治らない為、治そうと思ったら治癒系統が得意属性&レベル10の使い手を複数人集めてゲームでは出来なかった儀式魔術を使用するとか、治癒に特化した使い捨ての神器を使うとかしないと駄目だ。
難易度は普通に馬鹿。
多分、これ用意出来るのは俺くらいだと思う。
以上の理由から妊娠等の問題はない。
正直、まだ15歳の俺が子供を作りましたとか、絶対に揉める。
両親や兄弟姉妹とも揉めそうだし、アンクル商会とダーネスの方でも揉めると思う。
だって、俺の身分で言えばアスフォール家の一員であり、アンクル商会とダーネスの真の支配者なんだから。
その子供とか厄介事のオンパレードやん。
流石に子供にそんな想いはさせたくない。
さて、話を戻して、他に不都合な点はあるかな・・・・・・?
パッと思いつくものはないかな。
強いて言うならば、クロに手を出したことがバレたら他にも俺に迫ってきそうな人が何人かいるくらいかな?
ただ、これはベロア先生に手を出した時点で同じことだし。
うん、特に問題はないな。
正直な話をすれば俺が今まで手を出さなかったのは、孫ほど精神年齢が離れた女の子に手を出すというのがプライド的に許せなかったのと、原作のヒロインに手を出すのがストーリーに影響を及ぼしそうで憚られたっていう2点だけだからな。
1つ目の理由は俺の気持ちの問題だからな。
2つ目の理由とかも、既に原作をこれでもかとめちゃくちゃにしてるから、ヒロインに手を出した程度で今更の今更やし・・・・・・・。
うん。いいや。
吹っ切れてしまおう。
その方が楽だ。
俺が最低なのは理解した、理解した上で断言しよう。
若い時の性欲には勝てない。
俺がファーーーして不幸になる人もいないし、皆幸せになれるし、問題は一切ない。
クロだって望んでやってことだしな。
「おはようございます。ご、ご主人様」
昨日のことを思い出して顔を真っ赤にして照れるクロ。
めちゃくちゃに可愛いな。
そういえば今は朝で俺の息子がファーーーしてるな。
「あ、その、ご主人様のご主人様、凄く元気ですね」
「ファーーー、そうだな」
・・・・・・・・・
何とも言えない沈黙が流れた後に、吹っ切れた俺は2回戦目に突入した。
――――――――――――――
悩んで悩んで悩みまくって、グレン君は性欲衰退薬を飲むのをやめて、迸る性欲に身を任せる様になりました。
めでたしめでたし。
コメント欄見てると割と皆さん、グレン君がファーーーすることに好意的だったからいいかなって。
元々、どっかでファーーーさせる予定ではあったけど、思いの外早くファーーーしたわ。
原作である魔王殺しの英雄学園がエロゲだし、今更だな。問題はなし。
因みにこの作品の大元となっている魔王殺しの英雄譚をどっかで、これでもかと短く要約して外伝として書こうかなと思っている今日この頃。
という訳で今日の20時に魔王殺しの英雄譚の1巻をギュッと短くまとめた物を投稿させます。
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