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最終曲 しぐれどき」への応援コメント


  • 編集済

    企画から失礼します。

    感想や近況ノート、あらすじを見る限り、おそらく大幅に改稿されたのだろうという事は分かりましたが、とりあえずこのバージョンしか知らないのでこちら限定で。

    最後にああなってしまうのはある意味唐突でかなり衝撃的でした。
    話として『告白』に至る経緯をもったいつけるから、何か嫌なことがあるのだろうと思いましたが。
    それとシグレが非常に優秀だったことが描写されたのに、親からあそこまで軽んじられているのはちょっと不思議な気がしたのは否めません。
    音楽にひたすら入れ込んでいて……ならわかるのですが。
    妹はどれだけ優秀なのかと(単に親のいう事を聞いてるだけなのかもですが)

    と、勝手なことを言いましたが、最後のシーンも含めて、とても切ない話だと思いました。
    あえて言うなら『ラブコメ』ではなく普通にラブストーリーだよね、というか。
    これに関してはカクヨムの分類上仕方ないところなのでしょうが(男性視点の恋愛話の分類が全部ラブコメらしいので)

    最後のシーンに至るまでのコウセイの人生を考えると、相当に辛いものだったのでは、と思えてしまいます。
    最後のシーンはそういうシーンだと思いますが、そう繋がることを祈る――というようにも思えました。

    少し悲しくなる、でもとても素敵な話をありがとうございました。

    追記:
     なるほど……<秀才
     ただまあ私は親の立場で見てしまうので、子供の努力を認められない親というのが(しかも一般的に見て十分に優秀なのに)さすがに見ていてどうかと思ってしまいました。
     まして子供が急死したのにあのように悪し様に言うのは、正直人の親としては最低ラインをぶっちぎってると思うほどで。
     音楽に反対してるのはいいとしてもあそこまでされなくてもよかったかな、というのが正直なところで、あの一点がこの作品においては非常に印象が悪い部分ではあります。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    そうですね……確かにシグレは優秀でした。ですがそれは所謂「秀才」というやつです。親の希望に答えるために色々頑張って来ました。なので親からも褒められたりしてましたね。それはユウコが生まれるまでです。
     ユウコは所謂「天才」です。私は天才とか才能とかいう言葉が嫌いですが使わせていただきます。
     天才はぶっちゃけ言ってなんでもできると思います(近況ノートにも書きましたね)努力さえすれば。
     ユウコは親の言いなりになっています。ですがそれに違和感を抱いていません。幼少期からそうでしたからね。
     そうして「天才」と「秀才」の幅が空いてしまってシグレは親に軽んじられている、ということです。
     アンサーになったでしょうか?

     これからも私の拙作を読んでいただけると幸いです
     感想ありがとうございました!

    追記
    そうですね多分この悪い点は田舎民の私の都会(つまり母数が多いから)にだったらこんな親もいるべ〜と軽い気持ちで書いたからでしょうね。(すごいド偏見)まあちょっとやりすぎた感も否めない……

    編集済
  • これは切ないです。

    冒頭から何となくそうなのではと思わせておきつつ、二人の多いが育まれていく過程を見て「いや、もしかしたら違うかも」と淡い想いを抱きつつ想定通りのラストシーン。

    切ないながらも爽やかな余韻に包まれる作品をありがとうございました。

    作者からの返信

     感想ありがとうございます!
     バッドエンドでも後味スッキリな作品が良いなと思って書いたのでそう言ってくださると嬉しいです!

  • 初めまして。
    この度は『ローテーション批評企画』にご参加いただきありがとうございました。主催者の島流しにされた男爵イモです。

    中辛での批評をご希望ということで、まずは良かった点から。
    全体的に話のテンポが軽快で、締め方には意外性があって興味深かったです。作者様は音楽に造詣が深いようなので、楽器や演奏の描写には力が入っていたように見受けられました。主人公の過去と現在をつなぐ構成も、作品の余韻を演出するうえで上手く機能していたのではないでしょうか。死が二人の間を隔てたことによる空白と苦悩は、巧みな心理描写で余すことなく書き綴られていたかと思います。

    では次に、気になった点を。
    これは二つあり、まずは一つ目の導入について。これは近況ノートへのコメントでも触れていただいたので注意して読みました。現状、導入としては改善の余地があります。理由としては、主人公のテンションの上下が激しいことでしょう。個人的には冒頭部分で本作は現代ドラマだと思い、『一曲目』の最後ではラブコメなのかと懐疑的になりました。序盤で作品の色を把握することが儘なりません。たとえるなら、情緒不安定な人と話している感じです。通読して思いましたが、本作は書きたいことが渋滞を起こしている印象です。そのために主題が薄くなってしまう。まずは作風と主題を定め、不要な要素を省くことを推奨します。

    二つ目は視点変更について。これは本作においては悪手だと思いました。特に序盤での主要人物二人の馴れ初めの場面は、主人公視点で書いた方が映えたのではと考えました。シグレの視点で境遇や心情を明かしてしまうと、読者は謎を推測する間もなく答えに辿り着いてしまいます。ここではシグレが泣いていた理由ですね。それは少しもったいないなと思いました。とはいえ改稿はかなりの時間を要すると思われるので、また別の作品を書く際にでも参考にしていただければ幸いです。

    最後に誤字脱字報告を。
    『四曲目』の前から15段落目「留まることの知らない~」の文中「~四肢を、喉を、果には」→果てには

    『七曲目』の最後、「thanks for reading.」→「Thank you for reading.」
    文法的に後者の方が正しいかと思います。

    以上になります。
    少しでも創作のお役に立てたのならなによりです。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます!
     昨日批評を拝読して、それから改稿作業に夢中になっていたため返信が遅れてしまいました。すいません。

     そうですね。私も書いていてこれラブコメなのか? と思って無理矢理路線変更した節があります。
     作風、主題を定めるのは改稿作業中、重要さを痛感しました。

     最後に客観的な批評ありがとうございました。私はうまく感情を文字起こしできないので淡白な文章になっていますが参考になることが多く感謝しています。
     批評ありがとうございました。