【掌編小説】世界の鍵

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 自分という存在がここになくても良い。


 けれど、この世界にアナタは必要な人だから。


 アナタがいれば、この世界は完璧で。


 だからボクは、アナタを命を懸けて守ります。


 アナタが存在する世界……。


 ボクの存在しない世界……。


 それだけで、世界は全然違うから。


 生きてください。


 世界のために。


 アナタ自身のために。


 ボクとアナタは違う。


 アナタはこの世界を救う、唯一の鍵なのです。


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