【掌編小説】隠された感情

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 辛い時は、泣いたって良いんです。

 人前だからって、我慢しなくても良いんです。

 見栄を張って、強がらなくても良いんです。

 もう無理して、笑わなくたって良いんです

 マスター、独りで抱え込まないで?

 他人に頼ったって、甘えたって良いんだから―――……。





 オレを抱き締めながら泣いたお前の夢を見た。

 オレはもう泣かない。

 お前がオレの代わりに泣いてくれたから、オレは泣かずにすんだんだよ。

 お前には感謝してるんだ。


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