【掌編小説】真夜中の依頼者

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 暗闇の中、わたしはいつも独りで。

 夜・側に誰かがいても、それは同じで。

 余計なことばかり考えて不安になって。

 眠りたいのに眠れない自分。


 まだ眠らなきゃいけない。

 眠たいはずなのに、目が覚めて起きてしまう。

 そんな時も、下らないことが頭に過る。


 他の人たちはこんなにぐっすり寝て、

 朝・目を覚まして起きるのに。

 わたしは何をやってるんだろう?

 他の人たちの寝顔を見て、ちょっと羨ましかった。


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