後輩の恋心

私は例の水泳部の人、くわっ!


私には思い人がいる。

届かない思いは重くなり私の気分も、暗くさせる。

いやクラクラもするしれない!


キャリス・瓜虎の自宅にて

「なんか今、意味不明な気分になった・・・・怖いな明日お祓いに行こうかな」

風邪を引いてぐったりの中そう思う。


告りたい!でも告って失敗したら気まずくなって、この先輩後輩の関係が終わるかもしれない。

これだから、恋する乙女は大変だ。

影でサポートも忘れない私は最高の人だろう。振る要素あるか?ふっふっふ


「なんか妄想に忙しそうな所悪いけど、そこどいてくれない?ごめんね」

「すすみません」

あ・・・この人今噂のヤバい転校生だ。逃げよう。

スタスタスタ

「あ・・・逃げられた。はやいなぁ。キャリスの休みの事で聞きたい事があったのに」

えー残念だなーとか言ってたりする。


「くわっ」

運動場の隅っこでいじける。

・・・・・・・・。

寂しいや、先輩いないと。


「先輩好きダ」

「えっ俺が?」

通りすがりの一人称が俺の女子生徒。

「違う、アンタじゃない、くわっ!!!!!!」

「ひっ」

彼女は、私に怯えて逃げていく


「うーーーーぐすん、デートさえも申し込めてない。意気地無しな私」

「そんな時は、自分をイメチェンしましょう」

「君は、島可とうかちゃん、なるほど、さすが女子高生♪オシャレさんですな」

親友の島可ちゃんは先輩か、私の中でを比べたら一番女子力がある。


「よしやる!」

「おーそれで、すぐ見せに行こう」

ずずずと徐々にテンションが落ちていく。

「???」

「先輩今日は風邪で寝込んでる」

「ど・・・どんまい。じゃあ胃袋掴もう」

「よしっ!掴むぞ!」

キラキラ眼差しで頷く。


寝息をたてる、キャリス・瓜虎。

親にいれてもらったのか、ドタバタ五月蠅いのが部屋に飛び込んでくる。

「ああ!?」

起き上がれば後輩と、おまけ島可がいた。

頭クラクラするのに・・・・こんな時に。


「何しに来た?喧嘩か?」

「違う胃袋掴みに来た・・・じゃなくて掴みにきましたくわっ」

スーパーの袋に食材が入っている。

(何を作る気なんだよ・・・・)

「好きにしろ」

「おーあざす先輩」「ありがとう(キラキラ)ございます!」



○○分後

美味しそうな匂いで目が覚める。


「創ってきました先輩」

「もうおかゆを創造の領域まで到達しましたよこの人。なるほどこれが愛か」

「意味不明な気配を感じたのはもしかして・・・・まあいいや」

「はい!先輩」

「・・・・・一人で食べれるわ」

なんて言いつつ食べさせて貰う、人前なのにな。


ピンポーン

ドタバタ

「キャリス!元気?風邪だと聞いて色々買ってきたよ!」

めっちゃ持ってきた戦闘狂転校生

「誰から聞いたんだてめぇ!?てかお前はお呼びじゃねぇ、元気な時にしろ!!げほっげほっ」

「ええええーなんで!?」

結局コイツら居座ってさ、

風邪引いてるのに、自室でゲームパーティが始まったんだぜ?可笑しいだろ?。

頭いてぇのに、賑やかにしやがってよぉ。

元気になったら全員絞める以上おやすみ。



次の日

キャリスは風邪がなおるも、病人の家でゲームパーティしてた馬鹿共は全員風邪をひいたとか。

「救いようがないな(断言)」

お菓子を口に含め、バリバリと噛み砕いた。


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