91 月亭希遊さん強化月間はじまり、はじまり

 2024/11/06(水)21:21 かきはじめ


 昨晩、地元寄席で月亭希遊さん会が挙行されました。毎週火曜の夜、ですわよ! きゃぴ—ぃ(絵文字略)。

 さて、この日のゲストは笑福亭たまさん。

 ギャラリーみっちり、ぱんぱん。

 久しぶりに拝聴できた、たまさん。色白なのは相変わらずですが、頬が以前よりも削げたような気がいたしました。


 一、湯屋番 希遊

 一、天災 希遊

 一、目黒のさんま たま

 仲入り

 一、お弁当騒動 希遊

 一、トーク


「湯屋番」

 まったく働きたくない若旦那、どこかへ奉公に行きなさいよ……と勧められる。紹介状を書いてもらって銭湯に着くが「番台以外は、やりたくない」と、だだをこねる。

 さて……と転がっていくストーリー。

 番台に座っている若旦那の果てしない妄想が好きだーーーー!

 石鹸を、もぐもぐ食べちゃうところとか(笑)。希遊さんは古典も創作も、きっちり練習をして仕上げてくる人、という印象があります。実際に、とある方から伺ったのですが……ものすごくストイックに落語に取り組まれているそうですよ。あっ、言っちゃった(汗)。


「天災」

 ネタ初見でした。これもガチ愉しかったです! 個人的に教わった感があったのは心学の先生が仰っていらした

「堪忍の袋を常に首に掛け、破れたら縫え、破れたら縫え」、「気に入らぬ風もあろうに柳かな」、「諦めが肝心、何事も天災と諦めれば腹も立たぬ」等々……滝汗でございます。

 うーむ……即カチムカッ! となってはならんのだ。座右の銘にしなければ、なんて希遊さんの展開する噺に笑いながらも自省したりなんかします。


「目黒のさんま」

 これも古典のスタンダードですな!(何様)

 わたしの記憶が確かなら、たまさんがここの地元寄席に来てくださったのは二回目だったと思う。すっごくうれしかったです。

 最近、いろいろ事情が重なって喜楽館のたまさん会に行けていなかったので、感無量でした。秋に聴きたい噺ですね。たのしいマクラのあとで、ガッツリ演じるたまさんは、やはり凄い御方だと思いましたよー。


「お弁当騒動」

 希遊さんの創作落語。なんと初演!

 ちょっと前に拝聴していた、りょうばさんの「スーパーいくさ」に似てて、身近な題材のお弁当。アプローチをちょっと変えると、こんなに変わっちゃうんですね! どっちも愉しい!


 昨晩のトークは、コアでディープかもしれない。わたしから見て「これはエッセイに書けないよ」部分が多かった気がする。

(でも、たまさんはyoutubeでコンテストについてご自身の見解を、かなり公開してくださってますよね)

 コンテストで優勝して、その先にどうするか。どんな風になりたいか。テレビでは〇〇師匠は有名(以下略)。

 希遊さんのこと「最近は、だいぶ薄まってきたけど『吉本芸人』臭いのよー」など評していらっしゃいましたが、そうかなあ? なんて。

 あたし希遊さんに関しては、そこあんまり感じたことないんだけど。はい、あくまでもわたしの感想です(笑)。

 来週の希遊さん会、参戦できるかなあ。したいんだけどなー。






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