85 たのしみにしていた二豆さんゲスト会

 2024/10/18(金)23:21 かきはじめ


 桂笑金さん会に本日10/18、参戦してまいりました。こんばんは。地元の寄席にて桂笑金・強化月間と銘打って挙行されている一か月、今週のゲストは桂二豆さんとなりました。

(推し会参戦順番でいうと、昨日もありますが。まずは本日の会から自分の為に記録していきます)


 一、同期トーク

 一、池田の猪買い 笑金

 一、松山鏡 二豆

 仲入り

 一、稚児ヶ淵 笑金


 わたし知らなかったんだけど! 門戸厄神の門戸寄席、席亭の奥さまが来られていらしたと、あとから教えていただきました。いやー、それだけではなく。今日、来れなかった人はムチャクチャに損していると感じましたよ! 絶対に損したと思う、わたしはワナビであっても評論家ではないので(自虐汗)正直に言います。お二方とも凄かったです。


 二豆さんは、ご自身の歌舞伎鑑賞記録を度々SNSに挙げておられます。拝見をするたびに「どうも歌舞伎は敷居が高いので京都南座でも躊躇してしまうんだよねえ」と思っていたんです。ですが! 筋書きが記入されている用紙を購入すれば、なんとかなるっぽい(汗)。ニコニコ動画で中村獅童さん歌舞伎「初音ミクとのコラボ」くらいしか観たことなくって……どうにも心理的に敷居が高かったんですが、二豆さんのお話を伺って

「桟敷席でもいいから観覧してみようかな」

 って感じました! 中村仲蔵くらいしか知らんけど、いいかなあ。それもyoutubeにあった神田伯山さま講談からの知識だけど(とほほ)。


「池田の猪買い」

 この古典とても好きだ、演者さんによって愉しさがガラッと変わる噺だとも思う。場面転換が細かいよね。主人公が甚兵衛さんにボヤきつつも池田の猟師さんの住まいを教えてもらうところ・主人公が猟師の六兵衛さんとこに行くまでの過程・六兵衛さんところに行ってからサゲまで。ひとつひとつの場面ごとに、わたしも含めてギャラリー全員がワクワクしてて爆笑してました。ホントに、こういう演出すごいわあ、と感動してしまった……ゴマスリじゃないよ。これから秋冬に向かって鍋物が多くなる季節にピッタリの演目だと思います。

「松山鏡」

 二豆さん古典落語、やっぱ二豆さんだわあ。ちょいちょい入れてくださる笑いどころでも、言葉尻まで

「ああー、この人って心底から落語が好きなんだなあ……」

 って感じさせてもらいました。なりわいとしての落語、だけではなくて“全身で”、落語というものが好きなんだろうなって。打ち込んでいるんだろうなって。

 主人公・正直者の正助さんの御人柄が、二豆さんの御人柄に重なって見えたのはわたしだけではないと思うんだ。

「稚児ヶ淵」

 去年? ツギハギ荘で拝聴していたネタと記憶している。ちなみに笑金さんの創作落語。はじめのうちは愉しい展開だけど後半に近づくにつれてダークな展開、こういう「人間が本来、持っている闇の部分」を見せつけてくれるのは笑金さんの真骨頂だろう。愉しみも苦しみもなのよ。


 さて。

 会が終わった直後に「優美香さんですか? 落語のエッセイを読んでいます!」と話しかけてくださった方がいらっしゃいました。本当に、ほんとうに感激いたしました。この場をお借りして、御礼を申し上げます。

 あなたの御蔭で、元気をたくさんいただきました。ありがとうございます。

 今後とも、どうかよろしくお願い致します。


 追記

「〇〇師匠のお客さまは、どうも良くない(婉曲表現/汗)」などで伝説になる客がいるらしい。わたしも紙一重でヤバい、真性コミュ障が落語家さまに軽々しく話しかけたり軽々しくツーショットをお願いしたりしては良くないのかも。とにかく御行儀よくしなくては……と思った日でもありました。気をつけます。








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