53 「詩と落語の会」桂笑金さん
2024/03/29(金)22:12 かきはじめ
昨日の木曜に開催されました地元寄席!
昼席のみ参加です。
(「詩と落語」なんて書いてみると、ドリアン助川さんみたいですね。叫ぶ詩人の会でしたっけ)ちなみに先月は「妖怪と落語」でございました。
笑金さんの自作の詩……ココア共和国という冊子……掲載されたものをピックアップして創作した落語を披露してくださいました。
ところでさ?
なんで昨日の3月28日にアクセス集中しているのだ?
わたし、昨日は何か、してましたか???? しくじったこと、あったかな?
その前日に落語とは全然関係がない「三浦一馬キンテート」コンサートに出かけておりましたががが(汗)。ねえねえ、バンドネオンって楽器ってば、とにかく凄いの! あと、石田泰尚さんのバイオリンって本当に凄かったの! 来年も行くわよ!
(ちなみに五重奏「クインテット」を、スペイン語で言うと「キンテート」になるそうです。ひとつ賢くなりました。ピアソラの世界に陶酔した一日でした)
話を「詩と落語の会」昼の部に戻します。
笑金さんの詩の紹介、次に落語の披露という順番で会は進みました。
一、人形
一、アリとキリギリス
仲入り
一、さくらんぼ
夜の部では、わたしの背筋ゾワゾワする噺である「器」を掛けたとのこと。くーぅ、残念。
それはともかく。
「人形」これねえ、昨年のツギハギ荘で観たわ。たしか、この日に「トランポリン」も観たのよ。わたし個人的に「器」「人形」「トランポリン」は、
笑金さんは人間の本来持っている暗部を露骨に(眼を背けるギリギリのラインを攻めてくる。ほんとうにギリギリ一線を超えるか超えないか薄氷の上……といいますか)見せてくれるのが絶妙に上手い。
劣等感や焦燥感、独占欲や承認欲求などなど……黒い感情にスポットを当てて話を作ると、これが寸分違わず超一級品になる。
光り輝くスタータレントを友人に持つ、ごく普通の女性が主人公のストーリー。彼女は友人の心の拠り所になっているうちに、自身の「持たなさ」「持っていないことに対しての欠乏感や劣等感」に苦しんでいく。
「そんなふうに自分を変えても、得られる愛情なんて薄いものじゃないの!」
「薄くて偽りの愛情さえも、今までの自分には無かったものなのよ!」
ここらへん女性の葛藤する心理を、もうちょっとタメて演じてもいいと思うんだけど、あんまりクドクドしくなっても、きっと作品のバランスが崩れるよね。こういう作品って、バランス感覚が大事になるから、演者さんの当日のコンディションによるところも大きいと感じます。
「薄くて偽りの愛情さえも、今までの自分には無かったものなのよ!」
ものすごく共感してしまう。人形技工士に自分を変えてもらった、普通の女性側にね。
笑金さんの「もう半分」なんか最高に素敵なのよね! ちなみに故・圓朝さま作品。あれ観たいわー。
ところで来月(とはいえ、あと二週間ほど)笑福亭たまさんがゲスト出演される会があるのです! んもう優美香姐さんは想像するだけでも鼻血ダラダラです。あと、スタッフの方から「まだ公開していないんですけれども」と、こそっと教えていただけた噺家さまの情報もありまして。どうしようもなくソワソワしてしまいます。公開していないというか日程がはっきり決まっていないので、こちらでも書き残すのは差し控えます。
でも言いたい!
桂佐ん吉さまが、こんな辺鄙なクソイナまで来てくださるのだ! 米朝事務所のコメイロのメンバーが大喜利をしてくださるという。なんてことなの!
佐ん吉さんには、昨年に喜楽館で
「不便なところですが(ひと言、余計だわ/汗)西宮に、是非いらしてください!」と言い、先日の喜楽館アワード桂佐ん吉さんウィークで御本人を眼前にして
「今日は佐ん吉さん小鯛さんを観たくて会社を休みました!」
と話しかけた甲斐があったというものです! ぶひー!
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