43 初見の噺家さまたちで「なんだコレ」と呟いてしまう

 2024/02/03(土)10:22 かきはじめ。これは自分の記録。


 まず今日は夕刻から、桂三度さま桂三実さま二人会に突撃します(笑)。

 以下は一昨日の記録。


 木曜に「桂小鯛・林家染吉 二人会」に昼夜と突撃してまいりました!

 告知が出て、すぐに申込みまして。御二方ともナマで観たかったんです!

 しかもチラシの昼の部の案内には「林家染吉『柳田格之進』ほか一席」「桂小鯛『寝床』ほか一席」と記されてる。

 あ。

「柳田格之進」って春風亭一之輔師匠が、ちょっと前に関東地方のホール? 定席? で披露していた噺だ。一体どんなストーリーなんだろう? タイトルからして、かなりの大ネタだと思うんだけど……。

 それと「寝床」も。だいぶ前に落語ザ・ムービーで柳家喬太郎師匠が、鈴木福くん他俳優さんたちで宛て振りされていたアレだ!

 んーワクワク!

 開場時刻から少し過ぎて到着すると、いつもは空間が多いアットホームな雰囲気の会場が、みっちみち。

「うお? 人が多いな……やっぱり、御二人とも人気あるんだなー!」

 テレビ芸人発の噺家さん目当てで集う客層とは、明らかに異なっていたのが印象的でした。それは男女差や年齢差にかかわらず、違います。

 さて昼の部。


 一、天狗刺し 染吉

 一、寝床   小鯛

 仲入り

 一、まくらができるまで 小鯛

 一、柳田格之進 染吉


 鞍馬神社の魔王殿だったか、山頂付近の御宮から貴船神社へと下った経験がある自分で(膝が笑ってしまって到底、貴船神社には参詣できなかった思い出/汗)、そういう個人的な経験があるものだから「天狗刺し」むちゃくちゃ楽しめた。

「それをあんたに聴きに来たんや」

 サゲて御辞儀をするところまで。とても丁寧で優しい性格の噺家さんなんだなあーって思った!

 小鯛さんの「寝床」これも想像の遥か斜め上すぎました。元々が好きな話だっただけに。ほんとに心の中で

「なんだコレ?」

 って何度も思った。この人、バケモンかと。いやマジで。喬太郎師匠と違った味わいでいながら、あの若さにしてこの風格というか巧みさというか熱量というか。観ている側を一瞬にして「愉しさ120パーセントに」持っていくテクニックがすごい。すごすぎる。まくらを振りながら羽織紐に手指をかけて脱いだところから、にこにこしているお兄ちゃんから表情がガラリと変わっていく。観ているこっちもドキドキする。

「まくらができるまで」

 これは小鯛さんの創作かな、コロナ禍で仕事が減った五十歳の噺家さんがバイトを探すのだけれども、なかなか上手くいかない。奥さんとのダジャレ応酬が可愛い。ふんわり、ほっこりできた噺をサラッと。

 そして「柳田格之進」へ。

 長くなりそうだから、いったん切ることにします。あとから読み返すときに、あんまりテキスト文字の分量が多すぎると自分でも疲れるのよ。






 





 

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