35 笑福亭銀瓶さん、ひとり会
2023/10/22(日)23:06 かきはじめ。
昨日は地元の寄席小屋で銀瓶さんの落語会がありました。
行ってきたったで! (笑)。
今月の3日に繁昌亭で銀瓶さん「ちりとてちん」を観て、ひとり会の予約を入れておいたままにしていて良かった。心底から感じ入りました。
「来てよかったー!」
開場の20分前に着くと、おめかししたお婆ちゃんがふたりいらした。ぽつぽつと大粒の雨が降り出してくる。
小屋の中からお着替えする前の銀瓶さんがスーッと出てきて、おふたりを気遣っている。
「今日は雨の予報なんか、なかったですよねえ」
そう言って、寄席小屋スタッフの方に「なるべく早く、並んでいる方を入れて差し上げて」と仰ってくださる。
お婆ちゃんお二人は、銀瓶さんと写真を撮ってもらって。とってもうれしそう。おふたりともキャッキャウフフな笑顔が非常に可愛かった!
背が高くてほっそりしていらして、お着物姿はとてもダンディなのだろうなあーと開演前に思ったりしていた自分。
一、子ほめ
一、宿題
お仲入り
一、らくだ
「子ほめ」銀瓶さんほどのキャリアある人が、今さら? と最初は観ながら内心パニック。個人的に、この方は仕草が気になる。不自然さなかったように感じられて、最後までリラックスして楽しめました(何様)。
「宿題」新作落語ですね、ああー! こういうストーリー着眼点あるんだ、凄いなあ、楽しいなあ! って終始、笑ってばかりだった。
そして「らくだ」。
銀瓶さん、大きめの会場での落語会での構成と同じにしてくださったのだろう。ありがたいことです……!
屑屋さんが酔っ払って「あのスイッチ」が入った一瞬は見逃せなかった! わたし的には、もっともっとキレ散らかした銀瓶さんでもよかったのではないかと感じる(だから何様)。ただ、屑屋さんが際限なくキレるのは美しくないという銀瓶さんなりの美学があったのかもしれない。それが、らくだを運ぶ最中の彼の独り言
「どんなヤツでも死んだら仏や……。手ェくらい合わしてやったらええやないかい」
という台詞を際立たせる。
途中、一升瓶を持つところで「おおっ?」と手元や仕草をガン見してしまったけど。個人的には全然セーフ。某タレント兼業の人の「村正が脇差やカッターナイフのスケールの振り」など幻滅の極みだ。それがなくって、ホントによかった(だから何様なんだってば)。
この演目、元は上方落語だったのですね。知らなかった、なんでも勉強ですね。
しかし、らくだ……。
一体、いずこに!?
お見送りの際に、写真を撮っていただけました。ありがとうございました!
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