トラック3【シャワー】 お風呂で遊んじゃいけません!

//場所 主人公の自室


【位置:正面 距離:近】


「さて、マッサージをしたら、思いのほか汗をかいてしまいましたね」


「このあとは耳かきをしようと思っていたのですが、キミはその前に一度、シャワーを浴びた方が良さそうですね」


「おうちのシャワーは今、使えますか?」


「良かった、ではお風呂場へ…」


【位置:左耳 距離:近】


「あ、一人で行こうとしないでください」


「私がキミのシャワーを手伝ってあげるんですから、一緒にに行くんです」


【位置:正面 距離:近】


「え?恥ずかしい?」


「今更恥ずかしがっても遅いですよ、半裸で体を触られまくっていたくせに」


「ふふふ、また、赤くなっていますね」


「安心してください、私の方は脱ぎませんから」


「キミのお手伝いをするだけですからね」


「あ、ちょっと残念そうな顔をしていますね、ふふふ」


「でも、このままだと服が濡れてしまいますから、何かTシャツみたいなものでもお借りできませんか?」


//SE 主人公がタンスから体操服を取り出す音


「キミの体操服ですか?」


「まだ新品じゃないですか?いいんですか?」


(なぜ未使用の体操服があるのか少し考えるが、何も言わない)


「ありがとうございます」


「では、お借りしますね」


「あ、今着替えるので、少し後ろを向いていてくださいね」


//SE 主人公が後ろを向く音


【位置:後 距離:中】


「今、着替えていますからね」


//SE 着替えをする音


「ふふふ、気になりますか?」


「かわいい女の子の生着替えですからね」


「でも、こっち見ちゃダメですよ」


「ん…、…しょ」


「あ、間違えてブラまで外しちゃった」


「嘘です、ふふ」


「うん…、ん…」


「やっぱり男の子の服ですね」


「意外と大きい…」


「ん…」


「はい、もうこっち見ても良いですよ」


//SE 主人公が振り返る音


【位置:正面 距離:近】


「どうです?似合っていますか?」


「下はハーフパンツですけど、裾丈もそんなに違和感ないですよね?」


「あれ?キミの方が随分身長高いのに…」


「ハッ、もしかして、キミの脚が短いんじゃ…」


「ふふふ、冗談ですよ」


「裾は濡れるといけないので、少し折っておきました」


【位置:左耳 距離:近】


「では、お風呂場に行きましょうか」


//SE 廊下を歩く音


//SE 風呂場の扉を開けて閉める音


【位置:正面 距離:近】


「ここが脱衣所ですね」


「さあ、服を脱いでください」


「手伝ってあげましょうか?」


「いらない?」


「ふふ、まあ、いいでしょう」


「あ、前はタオルで隠してくださいね」


「流石の私も、そこまではまだ、心の準備ができていませんので」


「ふふふ、モジモジしていますね、恥ずかしいですか?」


【位置:右耳 距離:近】


「分かりました、後ろを向いているので、安心して脱いでください」


//SE 服を脱ぐ音


【位置:正面 距離:近】


「脱ぎ終わったようですね」


「うん、ちゃんと腰にタオルを巻いていますね」


「しっかり縛りましたか?途中で落ちたりしたら、訴えますからね」


「脱いだ服はこちらへ、畳んであげます」


//SE 服を畳む音


「さあ、そこのパンツも…」


「あ、抵抗しますね」


「パンツだけはダメ?」


「う~ん、どんな匂いがするかちょっと興味があったのですが、仕方ないですね」


「何ドン引きしてるんですか、冗談に決まってるじゃないですか」


「パンツは自分で畳んでくださいね」(優しく)


//SE 服を畳む音


「さあ、準備もできたので、シャワーを浴びましょう」


//SE 脱衣所から風呂場へ移動する音


【位置:左耳 距離:近】


「シャワーヘッドを持って…、蛇口はっと…、あ、ここか」


「えいっ」


//SE シャワーの出る音


「あ、出た出た」


「あはは、掛かってる、掛かってる」


【位置:右耳 距離:近】


「ちょっと、狭いのに動き回ったら危ないでしょ!」


「え?冷たい?水、水?」


「ああ、お湯じゃなくて水が出ていましたね、失敗、失敗、ふふ」


「お湯は反対側へ回すんですね…」


//SE シャワーが一旦止まり、再び出る音


「あ、お湯になりましたよ!」


「熱くないですか?大丈夫?」


「うん、良かった」


「まずは全身の汗を軽く流しましょうね」


「首筋から…、胸に…、腰…、脚の方…」


【位置:左耳 距離:近】


「こっちの方も、上から下へ…」


「シャワーって、こうやって近くで当てると、マッサージみたいで、気持ちいいですよね」


【位置:正面 距離:近】


「ついでに髪の毛も流しておきましょうね~」


「あ、シャワーが顔に当たってる」


「あはは、面白い顔」


「ごめんなさい、私の方が背が低いから、どうしても高いところはシャワーを掛けにくいんですよ、ふふふ」(全く申し訳なさそうではない)


【位置:左耳 距離:極近】


「ちょっと、肩につかまらせてくださいね…」


「よいしょっと…、頭の方へ掛けますよっと…」


「目は瞑っていてくださいね」


「ん…、ん…」(20秒程度呼吸音。頭にシャワーを掛けている)


【位置:正面 距離:近】


「よし、髪の毛は終わりました」


「目を開けていいですよ」


//SE シャワーを止める音


【位置:右耳 距離:近】


「それじゃあ、次はこのボディスポンジで、体を洗ってあげますね」


「遠慮はいりません、全部やってあげますから」


「こうして、ボディソープをスポンジにつけて…」


//SE ボディソープを出すポンプ音


「まずは、スポンジを揉んで、良く泡立てます」


(少しの間)


「よし、もういいかな」


「それじゃあ、まずはこっちの方から洗っていきますね」


//SE スポンジで体を洗う音


【位置:右耳 距離:極近】

「ん…、ん……、ん…、ん……」(息遣いが聞こえる感じで)


「しっかりと泡を立てた柔らかいスポンジで、優しくなでるように、首筋から順番に、下の方へ…」


「ん…、ん…、ん……、ん…」


「こうやって直に触ってみると、男の子の体って、やっぱり、女の子と全然違いますね」


「筋肉が付いて、ガッシリしています、ふふふ」


「ん…、ん……、ん…、ん…、ん…、ん…、ん……、ん…」


「ん…、ん…、ん……、ん…、ん…、ん……、ん…、ん…」


【位置:左耳 距離:極近】


「こっちの方も、上から下へ、優しく、優しく…」


「ん…、ん……、ん…、ん…、ん……、ん…、ん…、ん……」


「どうです?気持ちいいですか?」


「ダメ、ちゃんと口で言ってください」


「気持ちいいですか?」


「うん、良くできました」


「ご褒美に、もっと気持ち良くしてあげますからね、ふふふ」


「ん…、ん…、ん……、ん…、ん…、ん……、ん…、ん…」


「ん…、ん……、ん…、ん…、ん……、ん…、ん……、ん…」


【位置:右耳 距離:極近】


「背中の方も、洗っていきますね」


「ん…、ん…、ん…、ん……」


「うーん、男の子の背中って、こんなに広いものなんですね…」


「なんだかちょっとドキドキしますね」


「ん…、ん…、ん……、ん…、ん…、ん……、ん…、ん…」


//SE スポンジで体を洗う音中断


「次は脇の下を洗うので、こっちの腕を上げてください」


「何を恥ずかしがっているんですか、女の子みたいですね」


「はい、上げて」


「ふふ、良くできました」


「では、脇の下もスポンジで…」


//SE スポンジで体を洗う音


【位置:右耳 距離:近】


「あ、こら、暴れないでください」


「暴れないでって…」


「ははーん、さては、脇の下が弱いんですね?」


「これは念入りに洗わなければ、くふふ」


「それっ、それっ」


【位置:右耳 距離:極近】


「ふふふ、悶えていますね、実に面白いです」


「これはどうですか?えいっ」


「んんん、いい反応です」


「ん…、ん…、ん…、くふふ」


【位置:左耳 距離:極近】


「こっちの方も…」


「はい、腕を上げて」


「ん…、ん…、ん…」


「うふふふふふ、それ、それ」


「くふふふ、面白い格好」


【位置:左耳 距離:近】


「あはははは」


「こら、…あんまり暴れると…、濡れちゃう、濡れちゃう」(Hっぽく言わない)


「あははは」


(少しの間)


//SE スポンジで体を洗う音停止


【位置:正面 距離:近】


「ふう、スポンジはこれくらいでいいでしょう」


「見事に泡だらけになりましたね」


「ちょっともったいないですが、シャワーで洗い流しますね」


//SE シャワーで体を洗う音


【位置:左耳 距離:近】


「はあ、あんなにがんばって泡まみれにしたのに、あっという間に流れていきます」


「この世の無常を感じ、ちょっぴり感傷的になってしまいますね」


(少しの間)


//SE シャワーを止める音


【位置:正面 距離:近】


「はい、すっかりスベスベの、綺麗なお肌になりました」


「次は髪の毛を洗いましょうね」


「立ったままでは洗いにくいので、このお風呂椅子に座ってください」


//SE 主人公が椅子に座る音


【位置:右耳 距離:極近】


「まずは、もう一度シャワーで頭を流しますね」


//SE シャワーを出し、頭に掛ける音


「髪を洗うときは、いきなりシャンプーをつけるのではなく、こうやって予め十分にシャワーを当てるのが、髪にも頭皮にもいいんですよ」


「…」(呼吸音15秒程度)


【位置:左耳 距離:極近】


「こっちの方も…」


「…」(呼吸音15秒程度)


「はい、もういいでしょう」


【位置:正面 距離:近】


「では、シャンプーを手に取って…」


//SE シャンプーを出すポンプ音


「髪を洗っていきますね」


//SE 髪を洗う音


【位置:右耳 距離:極近】


「こうやって、髪の毛を痛めないように、優しく、優しく、指を動かします」


「どうです?気持ちいいでしょう?」


「ふふふ」


「ん……、ん…、ん…、ん……」(息遣いが聞こえる感じで)


「キミは、普段、お風呂にどれくらいの時間を掛けていますか?」(髪を洗いながら)


「うん、うん」


「そっか」


「私は、1時間くらいかな」


「え?そんなに驚くほど長いですか?」


「普通だと思いますけど…」


「う~ん、どうなのかな?今度、に聞いてみよ」(ちょっと独り言っぽく)


【位置:左耳 距離:極近】


「でも、お風呂ではお肌や髪のケアもしますし、香りの良いボディソープやシャンプーを使っていると、それだけでリラックスして、いつの間にか時間が経っているんですよ」


「うふふ、最近お気に入りのトリートメントは、メ-プルシロップとハーブの香りのやつですよ」


「あ、マッサージのときに、そんな感じの匂いがしましたか?」


「ふふふ、どうでした?いい香りだったでしょう?」


「ん…、ん……、ん…、ん…、ん……、ん…、ん…、ん……」


「はい、それでは、シャワーで洗い流しますね」


//SE シャワーを出し、頭に掛ける音


「シャンプーが残ると頭皮に良くないので、仕上げのシャワーは念入りにやりますね」


「…」(呼吸音10秒程度)


「シャワーの水圧で頭皮のマッサージ効果もありますからね」


「…」(呼吸音15秒程度)


【位置:右耳 距離:極近】


「こっちからも…」


「…」(呼吸音10秒程度)


「健康な髪の毛に育ちますように」


「ふふ、なんだか、お花に水をあげてるみたい、ふふふ」


「…」(呼吸音15秒程度)


「ついでに、もう一度、体全体も洗い流しておきますね」


「…」(呼吸音15秒程度)


【位置:左耳 距離:極近】


「こちら側も…」


「…」(呼吸音15秒程度)


//SE シャワーを止める音


【位置:正面 距離:近】


「はい、これで終わりです」


「どうです?さっぱりしましたか?」


「うん、うん」


「それじゃあ、脱衣所の方で、体を拭きましょうね」


//SE 風呂場から脱衣所へ移動する音


【位置:左耳 距離:中】


「ここのバスタオルは、お借りしてもいいんですか?」


「それでは、これで拭いてあげますね」


//SE バスタオルで体を拭く音


【位置:右耳 距離:極近】


「ん…、ん…」


「はい、お顔も拭きましょうね、ぽん、ぽん」


「髪の毛の水分も取って…」


「ん…、ん…、ん…、ん…」


【位置:正面 距離:近】


「よし、こんな感じかな」


「本当は、ドライヤーもかけてあげようと思っていましたが、ここには椅子がないので、キミの頭まで手が届きそうもありません」


「申し訳ないですが、ご自分でお願いします」


「まあ、床に正座してでも、私にドライヤーをかけて欲しいというのであれば、私としてもやぶさかではないのですが…」


//SE 主人公がドライヤーをかける音


【位置:左耳 距離:中】


「ふふふ、自分でやりますか」


「では、キミが髪の毛を渇かしている間に、私はキミの部屋で着替えてきますね」

「今着ている体操服は、結構濡れてしまいましたし、後日クリーニングをしてお返しします」


「それとも、洗わずにこのままお返しした方が良かったですか?」


「ふふふ、否定する言葉に力が無いようにも感じますが」


「それではまた後で、お部屋で待っていますね」


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