トラック2【マッサージ】 必殺!マウントアームロック!

//場所 主人公の自宅前の路上


【位置:正面 距離:近】


「ふふふ、ここがキミの家ですね、もう逃げられませんよ」(嬉しそうに)


「さあ、遠慮なく中へ入りましょう」


//SE 二人で歩く音


【位置:左耳 距離:近】


「おうちの方はどなたかお見えですか?」


「誰もいない?」


「そうですか、それは僥倖ぎょうこうです、ふふふ」


//SE 玄関のドアを開け閉めする音


//場所 主人公の自宅の中


【位置:正面 距離:近】


「家の中は片付いていますね…」


「では、早速あなたの部屋へ行きましょう」(嬉しそうに)


//SE 家の廊下を歩く足音


//SE 部屋のドアを開ける音


「ほほう、これが男の子の部屋…」


「ふんふん、マンガやゲーム機が散乱している以外は、思ったより綺麗ですね」


「これならちょっと片付ければ、問題なさそうです」


「さあ、片付けますので、どいていてくださいね」


//SE ヒロインが部屋の中を歩く音


【位置:右耳 距離:中】


「えーと、収納スペースはここかな?」


「ふふふ、何が入っているのか、実に興味深いところです」


「ん?勝手に開けるなって?自分でやるから廊下で待ってろ?」


「ふふふ、まあ年頃の男の子ですからね、見られたくないモノもあるでしょう」


「待っているので、早く済ませてくださいね」


(少しの間)


//状況 片付けが終わり、主人公の部屋の中


【位置:正面 距離:近】


「ではでは、お部屋の片付けも終わったところで、まず最初のご奉仕は…」


「じゃーん!マッサージです!」


「ふふふ、あなたのその硬く凝り固まった体を、いい感じにほぐして差し上げますよ」


「さあ、おとなしく言うことを聞いてください。そこに横になって」


【位置:左耳 距離:近】


「待ちなさい、逃げても無駄です!」


//SE 主人公がカーペットの上に組み伏せられる音


【位置:正面 距離:近】


「ふふふ、もう逃げられませんよ」


「安心してください、すぐに楽にしてあげますからね」


「何言ってるんですか、私は重くなんてないですよ、失礼ですね」


「こうして馬乗りに押さえておかないと、キミ、逃げようとするじゃないですか」


「大丈夫です、マッサージの達人である、この私に任せてください」


「文句言っても無駄です」


「さあ、おとなしくして」


「まずは右の肩から腕に掛けて行きますよ~」


「んー、ちょっとやりづらいですね、右腕を横に伸ばしてみてください」


//SE 腕を伸ばす音


「そうそう、そんな感じです」


//SE ヒロインが主人公の右腕方向へ上半身を移動させる音


【位置:右耳 距離:極近】


「それでは行きますよ~」


//SE マッサージをする音


「うん…、うん……、うん…、うん…、うん……、うん…、うん……、うん…」


(ゆっくりめのテンポで、慣れないため苦心している感じ)


「どうですか?気持ちいいですか?」


「え?くすぐったいって?」


//SE 主人公がもだえる音


「こら、暴れないでください!」


「そうそう、おとなしくして」


「大丈夫、怖くありませんから」


「うん…、うん…、うん……、うん…、うん……、うん…、うん…、うん……」


//SE 主人公がもだえる音


「だから、暴れないでって…」


「う~ん、もうちょっと強くした方がいいのかな?」


「うんっ…、うんっ…、うんっ……、うんっ…」(少し強めに)


「え?今度は痛いって?」


「でも、マッサージしたときに痛いのは、疲れが溜まっている証拠だ、と聞いたことが有るような、無いような…」(独り言のように)


「まあ、問題ないでしょう、続けますね」


「うんっ…、うんっ……、うんっ…、うんっ…、うんっ…、うんっ……、うんっ…、うんっ…」(少し強めに)


「悶絶していますね」


「やっぱり強すぎたのかな?」


「あ、うなずいてる」


「仕方ないですね、もう少し弱めに…」


「うん…、うん…、うん……、うん…」


「どうですか?気持ちいいですか?」


「いい感じ?そうですか!良かった」


「うん…、うん…、うん……、うん…、うん……、うん…、うん…、うん……」


「ふふふ…、だんだん慣れてきましたよ」


「うん…、うん…、うん……、うん…、うん…、うん…、うん……、うん…」(マッサージに慣れて息づかいがスムーズになってきている)


「ふふ、いいですね」(満足そうに)


「うん…、うん…、うん……、うん…、うん…、うん…、うん……、うん…」


「うん…、うん……、うん…、うん…、うん……、うん…、うん…、うん…」


//SE マッサージする音終わり


【位置:正面 距離:近】


「ふう、右腕はこれでおしまいです」


「どうです?腕の疲れが取れたんじゃないですか?取れたんじゃないですか?取れましたよね?」


「そうですか、良かったです」(嬉しそうに)


「さて、次は左肩と左腕のマッサージをしますので、左腕を横に伸ばしてくださいね」


「それでは、行きますよ」


「えい!」


//SE マッサージをする音


【位置:左耳 距離:極近】


「うん…、うん……、うん…、うん…、うん……、うん…、うん…、うん…」


「力加減は、どうですか?」


「ちょうどいい?ふふふ、そうですか」


「え?ちょうどいいが、気持ちいいかと言われると、それほどでもない、ですって?」


「キミ、一言余計ですよね、女の子にモテませんよ」


「うん…、うん…、うん…、うん……、うん…、うん…、うん……、うん…」


「ふふふ…、気分が乗ってきました」


「うん……、うん…、うん…、うん…、うん……、うん…、うん…、うん……」


「ちょっと、そんなに私の胸ばかり凝視しないでください、デリカシーに欠けますよ」


(少しの間)


「無駄に大きいとは何ですか!」


//SE 「ゴキッ」という音


//SE マッサージする音を中断


「あ、ごめんなさい」


「つい、力を入れすぎました」


「大丈夫ですか?大丈夫?」


「そう、良かった」


「じゃあ、マッサージを続けますね」


//SE マッサージをする音を再開


「うん…、うん……、うん…、うん…、う……、うん……、うん…、うん……」


「うん…、うん…、うん……、うん…、うん…、うん…、うん……、うん…」


//SE マッサージをする音終わり


【位置:正面 距離:近】


「ふう、左腕はおしまいです」


「少しは大人しくなったようですね」


「ふふふ、リラックスできたようで、何よりです」


「さて、まだ終わりではありませんよ」


「次はバストアップマッサージです」


「ふふ、その唖然とした表情、嫌いじゃないですが、ここはもっと喜ぶべきところですよ」


「え?バストアップの必要性を感じないですって?」


「そんなことありませんよ。私、バストアップマッサージが一番得意なんです」


「ふふふ、さあ、行きますよ~」


//状況 マッサージ開始


//SE バストアップマッサージをする音


【位置:右耳 距離:極近】


「ん…、ん……、ん…、ん…」


//SE バストアップマッサージをする音中断


【位置:正面 距離:近】


「う~ん、やっぱり、服の上からでは、やりにくいですよね」


「キミのシャツ、前開けますね」


//SE シャツのボタンを外す音


//状況 抗議する主人公


「大丈夫ですよ、ボタンを外すだけです、騒がないでください」


「これでよし」


「シャツの下に手を入れてっと…」


//SE バストアップマッサージをする音再開


【位置:右耳 距離:極近】


「ん……、ん…、ん…、ん…」


「うん、やっぱり、直接素肌に触れる方がうまくいきますね」


「ん……、ん…、ん……、ん…」


「こうして、脇の方から持ち上げるように、優しく…」


「ん…、ん…、ん…、ん…」


「どうですか?気持ちいいですか?」


「こうやって、しっかりケアしていれば、肩こりも取れるし、形も、崩れないんですよ」


「何の形って、バストに、決まってるじゃないですか」


「ん…、ん…、ん……、ん…」


「男の子だからって、安心していたら、ダメですよ」


「ほら、ジェンダーがどうとかいうやつですよ、ふふふ」


「ん……、ん…、ん……、ん…」


「なんと言っても、このマッサージは、その名の通り、バストアップにとても効果がありますからね」


「え?私の頭は正常ですよ、失礼ですね」


「私はこう見えて学校の成績はいいんです」


「あと、『お前』なんて口が悪いですよ、シャーロットと、呼んでください」


「天使見習いの、シャーロットです」


「ん…、ん……、ん…、ん…、ん…、ん……、ん……、ん…」


「ん…、ん…、ん…、ん…、ん…、ん……、ん……、ん…」


【位置:左耳 距離:極近】


「こちらの方も、マッサージしていきますね」


「ん…、ん……、ん…、ん…、ん…、ん…、ん……、ん……」


「こんな感じで、胸の周りの血行を良くして、胸にしっかりと栄養が行き渡るようにするのが、ポイントなんですよ」


「ん…、ん……、ん…、ん…、ん…、ん……、ん……、ん…」


「そして、胸の下にある余計なお肉を、中央へ寄せ集めるように…」


「ん…、ん…、ん……、ん…、ん…、ん…、ん……、ん…」


「ん…、ん……、ん…、ん…、ん……、ん…、ん…、ん……」


「ふふ、どうしました?なんだか顔が赤くなってきましたよ」(楽しそうに)


「もしかして、気持ち良くなり過ぎちゃったとか…?ふふふ」


「ん…、ん…、ん……、ん…、ん…、ん……、ん…、ん…」


「変な気分になってきたからって、私の胸とか触ったら訴えますからね」


「理不尽じゃありませんよ、それがこの世の摂理です」


「ん…、ん…、ん……、ん…、ん…、ん……、ん…、ん…」


「ん…、ん…、ん…、ん……、ん…、ん……、ん…、ん…」


「え?これ以上はマズイ?限界?」


「ふふふ、何がマズイか分かりませんが、本気っぽいのでここまでにしておきましょうか」


「お疲れ様でした」


//SE マッサージをする音終わり


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