【ASMR】自称天使のおっぱい女子高生がムリヤリ俺を癒やそうとする(困惑)

秋月ぼよん

トラック1【出会い】 キャッチセールスにご注意を!

//場所 閑静な住宅街の路上


【位置:正面 距離:近】


「こんにちは!私は天使見習いのシャーロット」


「あなた、いい感じに幸薄そうですね」(嬉しそうに)


「ひとつ私に癒やされてみませんか?」


「あ、逃げないでください!怪しい者じゃありません!」


「私は正真正銘、『天界公認高等天使学校』の生徒」


「人間たちを癒やし、幸福しあわせにするために人間界にやってきました」


「何です、その可哀想な人を見るような目は。やめてください。傷つきます」


「分かっています、天使のくせに普通の学生服を着ているし、背中の羽根も、頭の輪っかも無いじゃないか、と言いたいのでしょう」


「しかし、羽根と輪っかは、学校の卒業試験に合格するまで貰えないので、仕方ないのです」


「私、まだ見習いですから」


「それに、この服は天使学校の制服です」


「昨今は天使学校でも、人間界の流行を取り入れているのです」


「古い先入観で物事を判断してはいけませんよ」


「そもそも、正規の天使であっても、地上で白いローブに、羽根や輪っかを付けていては、不審者として通報されてしまいます」


「『郷に入っては郷に従え』と、昔の偉い人も…」


【位置:右耳 距離:近】


「だから逃げないでって言ってるでしょ!話を聞きなさい!」


【位置:正面 距離:近】


「まあ、確かに私は説教をしに来たわけではないですし、横道に逸れたのは、謝ります、ごめんなさい」


「なので、話を聞いてください!」


「違います!キャッチセールスでも宗教の勧誘でもありませんって!」


(少しの間)


「話を戻しますが、その天使学校の卒業試験というのが、実際に地上に降りて、不幸な人間たちを幸せにすることなんです」


「そして、あなたは今、人生に疲れ切った顔をしています」


「もはや生気を失っていると言ってもいい」


「一刻も早く癒やされないと危険な状態です」


「よからぬ犯罪に走りかねません」


「つまり、私の卒業試験の課題にピッタリというわけです!」


「安心してください!お代は頂きません」


「あなたはちょっと楽にして、癒やされてくれればいいのです」


「私の卒業が掛かっているんです、お願いします」


「え、少しならいい?本当に?」


「ありがとうございます!では、早速キミの家に行きましょう!」


「さあ、案内をよろしく…」


「え、どうして家にって?」


「キミを癒やすのだから、キミの自宅でするのが最適でしょう?」


「我が家こそ、人が最も心落ち着く空間、癒やしを得るのにこれ以上適した場所はありません!」


「さあ、案内して…」


「ちょっと、人をストーカーみたいに言わないでください」


「家を知ったからって、付きまとったりしませんよ」


「ちょっとだけ気持ち良くしてあげるだけですって」


//状況 主人公の手を無理矢理引っ張りながら


【位置:左耳 距離:近】


「さあ、早く案内をっ…」(力を込めている感じ)


//状況 抵抗する主人公


「ハァ、ハァ、案外強情ですね」


【位置:正面 距離:近】


「はあ…(ため息)、もういいです、本当はキミの自宅なら、始めから調べは付いているんです」


「はい、諦めて私と一緒に行きますよ」


「そんなに絶望的な顔をしないでください、私の優しい心が痛みます」


【位置:左耳 距離:近】


「さあ、こっちですよね」


「もっとキビキビ歩いてください」


「抵抗は無駄ですから」

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