第2話 知っておこう
おはよう!いまじなりーふれんど君よ!今日は良い日になりそうだな!
今は何をやっているのかって?HA☆HA☆HA☆布団の中にいるんだぜ☆
俺のまいすいーとはにーが俺を離してくれないんだ!(狂気)
済まないがまいすいーとはにー!俺を離してくれ!
『行かないで!!』
「すまない!俺は行かないといけないんだ!」
「早くしないと遅刻するわよ・・・って何してんの?」
「恋人ができたらこういうことしたいな〜と思いまして・・・」
「我が息子ながら気持ち悪いわね」
息子にそんなこと言うんじゃありません!傷つくでしょうが!!
「はあ・・・ほら!」
「あぁん!」
俺のまいすいーとはにーが母の手により引き離されてしまった。
「全く・・・昨日は普通に降りてきて朝っぱらから『モテたい』って深刻そうな顔して言っていたのに今日は清々しいわね」
「そうなんだよ!今日は良いこと起こりそうだっていまじなりーふれんど君が言ってたの!」
「ご飯早く食べちゃいなさい」
母に無視をされ俺はご飯を食べて学校に向かう。
「行ってらっしゃい、外では叫ばないようにね」
「それは建物の中なら叫んでもいいっていうフリってことで解釈いいすか?」
「家の中にしなさい」
「わかりました」
しっしっと俺を家から追い出すように母さんは見送る。
俺の家は幸運に学校で歩きで行けるくらい近い距離にある。そのためホームルーム間近でも全然間に合う。
まあ俺はそんなことせずにクラスで一番最初に来ている。一番最初にきてなにしてんのかって?教えてあげよう!いまじなりーふれんど君はリア充だと思うから知らないだろうが・・・俺のような奴はな?
「今日もクラスで一番だ!さてと・・・」
「寝 よ う」
寝るのが仕事なんだ!こうやって存在感を消して周りの奴らが来たら驚かせるということを最近の日課にしているんよ。これが結構楽しい。
「あれ?誰もいない?ってことは私が一番最初ってこと!?やったー!」
このような一番最初に来て喜んでいる馬鹿(ブーメラン)のことを観察するのもかなり興味深く色々と参考になる。
しかも彼女は学校一かわいいと言われている女子らしい。
確かに可愛いかもしれない・・・あの子も彼氏いるんだろうな・・・
なんだい?いまじなりーふれんど君?え?取ってつけたような展開?だめだよ!そんなこと言っちゃ!作者さんだってどうやってヒロイン出そうか1分間迷った結果付け足したみたいな感じにしたと思っているけどこれをやっているんだよ?
俺はその子のことを凝視しているとその子の頭にブウンっと音がして昨日見たあのゲージが見えた。そのゲージの中には白い線が引かれていた。多分好感度0ということなんだろう。
その後は続々と生徒が登校してきて陣内が俺に気づいて苦笑いしていた。
*
この高校には自販機があり俺はそこで飲み物を買っている。
やっぱ炭酸だよな。
そんなこと思っているとギャルの格好をした人がモデルのような歩き方でこっちに来た。
「あれ?先客?」
「あ、俺は買ったからどうぞ」
「どうも〜小◯製薬君」
【速報】実は俺は製薬会社だった。
「あれ〜?君見かけない顔だね〜?」
「な、なんスカ?」
「あはは〜何その陰キャみたいな話し方〜もっとはっきり喋ったほうが良いよ」
「そうですか、そうですよね。はっきり喋らないとあなたみたいな怖そうな人から声かけられて『おい!クソ陰キャ!焼きそばパン買ってこい!』とか『ジャンプしてみろよぉ?』とか言われてお金を渡す羽目になったり『クソ陰キャ!あそこにいる女に話しかけてデートしてもらえよ!』とか『クソ陰キャにはわからないと思うが記念日とかは大切にしろ!』とか言われて脅されるやつですよね」
「ど、どういうこと・・・?それに私が怖いって・・・」
「怖いです」
「かわいいじゃなくて?」
「怖可愛いです」
「そ、そっか〜えへへ〜」
おや?何やらまんざらでもなさそうな様子だ!今のうちに逃げ出そう!
う ま く 逃 げ 切 れ た !
あ と が き
この世のギャルの人申し訳ございません・・・これは作者の勝手な想像ですので本気にしないようにお願いします。ギャルにもいい人はいるからね!知っておこう!
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