第2話俺に三人も妹が!?
「え!?誰!?この男!」
中に入り、リビングに言った途端に開幕早々叫ばれた。叫んだ奴は神谷麗華。この家の長女。
「耳壊れる……声デカすぎだろ」
「そうですよお姉ちゃん」
俺の言葉に賛同したのは神谷遙。父さんが言うにはこの家では一番真面目な人らしい。それに反して不登校の今はリビングに居ない末っ子の皐月がいるらしい。
「ねぇ!お母さん!私達は本当にあんな男と生活しないといけないの!?」
麗華はまた叫んで言った。
「そうよ、あの人は貴方のお兄ちゃんになるのよ」
「良いじゃないですかお姉ちゃん。きっと楽しいですよ!」
「嫌よ!男なんて!」
何故か麗華は男を断固拒否して、。俺を睨んできた。
「これからよろしくね?お兄さん!」
遙さんはそういうと俺に手を出した。
「よ……よろしく頼む」
遥さんと恵さんは俺に対しても凄く優しく接してくれているが、皐月さんは俺に対してどんな対応を取ってくるかが一番の心配点だ。
「そうだ!修哉君、自分の部屋に行ってみたら?」
「そうですね……少し見に行ってみます」
「修哉君の部屋は、曲がり角を曲がった奥だからね」
「分かりました」
「私の部屋に入るなよ!」
「入らねぇよ」
そうして俺は足早にリビングを出た。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます