『栄光の弦楽猿合奏団』 最終の3
キズニ・タマニョさんは、双子の王女さまよりもからだが小さく、きんしこうの、グァルネリさんと、あまり違いません。
彼女は、しかしながら、典型的な、熱演タイプです。
火の玉になったみたいな演奏をします。
だから、彼女の演奏する、『無伴奏ソナタ第2番』は、まるで全身がヴァイオリンとともに、真っ赤に燃え上がるようでした。
🐵
しかし、ゴフリラー艦長は、当然ながら、アマティたちの上陸隊支援隊に、スパイを忍び込ませていたのです。
彼は、その報告された成り行きが気に入りませんでした。
確かに政府は人類狩りをやめる指示を出していましたが、捕獲を止めろ、とは言っていません。
ゴフリラー艦長は、人類は殺さずとも、檻に入れておくべき危険性物だと認識していました。でないと、たとえ少数でも殺しあいをして、絶滅するに違いない、と。艦長は、人類を良く知っていたからです。
そこで、ゴフリラー艦長は、秘密裏に、捕獲部隊を上陸させたのです。
特に、王女さま2人を捕獲するように、指示を出しました。
🚣
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