4話 同盟
「国王陛下!」
「次は何だ?どこから攻められた?どこに何が足りない?まさか同盟でも来るんじゃあるまいな。そんなわけ無いか儂は夢を見すぎじゃ」
国王は自己完結した。
「そのまさかでございます!ヘッセルン大公国から同盟の打診でございます!」
「何!?それは真か!内容は?」
「防衛同盟で、見返りにセントビンセント大聖堂を99ヶ年貸してほしいとのことです!」
「う〜む。セントビンセント大聖堂をか。まぁ必要な代償だろう。承認する。」
「かしこまりました。」
国王はつくづく思う。この国は先祖が唯一しなかった借金をし、先代が戦争から目を背けたせいで最小国家となり、周りにはそれなりの軍事力を持った国があったりと本当に崩壊してしまうんじゃないかと危惧していた。
「この同盟に掛けるしかないのか」
国王は静かに主神アイテレースに祈った。
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