1話 ローマイツ王国王子
あれから五年の歳月がたった。
「父上父上。なんで僕たちの国はベラシア帝国から攻撃を受けてるの?」
リヒテンシュタインは国王に問いかける。
「それはなぁ、弱いからじゃ。ローマイツ王国はこのユージアル大陸の中で最も小さく弱い国じゃ、だからベラシア帝国は早くローマイツ王国をベラシア帝国と併合してしまいたいからじゃの。」
「弱いからいけないんだよね。じゃあ僕がこの国を強くする!そして国民の人たちも兵隊さんも父上も母上もお城の人たちもみんな豊かにする!そしてベラシア帝国を倒して逆に併合する!」
リヒテンシュタインは目を輝かせ言う。
「ほほほ。そうかそうか。それじゃ儂もリヒテンシュタインに座を譲る前に死んではならんのぉ」
国王の目からは涙が流れた。
「父上なんで泣いてるの?痛いとこあった?」
「嬉しいからじゃ。さて儂も頑張るかの。」
国王はそう言いリヒテンシュタインから離れていった。
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