ローマイツ王国戦記-Alles multiplizieren-【旧タイトル:小国の王子の国家復活計画】
宵@ZIBU
一章 国王の決意編
プロローグ
「おぎゃぁ!おぎゃぁ!」
豪華な部屋に赤ちゃんの鳴き声が響く。
「元気な男の子です」
父親と思わしき人物が生まれたばかりの赤ちゃんを抱きかかえる。
そして言う。
「すまん、すまんな、こんな滅亡寸前の国の王子になんかさせて。それでも私の子だ、お前はリヒテンシュタイン・イタリース・ローマイツだ。」
そしてここに最弱最小国家ローマイツ王国に新たな王子が生まれた。
―バァン!
「なんじゃ!!」
「国王陛下!!大変でございます!ベラシア帝国が宣戦布告をしてきました!」
「何?はぁ。リヒテンシュタイン、お前が国王になるときまでこの国は滅ぼさん。たとえ儂が歴代で一番使えん国王だったとしても。」
国王はそう言い部屋から出ていった。
その時たまたまかもしれないがリヒテンシュタインはその時だけは泣かずしっかと話しを聞いているようだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます