第7話 生まれ変わる3️⃣

不思議ですよね。


それまでの人生、

色々あって、

進路、就職、結婚、跡取り問題なども含めて

その都度高い壁があって、

息苦しくて

心が疲れた時に


つい、

「ああ、もう死にたい。」

と、思ったこともあったし、


「ああ、もう消えたい。」

と、思ったこともありました。


そんな時期もあったのに、

何とか生き続けていたら、


「腫瘍があります。」

と、言われただけで、

頭は勝手に

「癌で死ぬかも。」

と、ネガティブなイメージを展開していって、

出てきた心の叫びが

「死にたくない!!」

でした。


私の心の叫び。



私の「魂の叫び」でした。



『魂の叫び』

これは、本音。

本心。

自分の心剥き出しの思い。


この『魂の叫び』を大事にする生き方。


『魂の叫びを叶える生き方』が、

自分らしく

イキイキできる生き方なのかなと

今は、思います。


自分だけの『生きがい』

を持って生きられるのは、幸せ。


それが『使命』かもしれない。


たった1つの『命』を『使う』なら、

『良い思い出』になる

『命の使い方』をしたい。

そう思いました。


生きていれば、色々なことがあります。


苦しくて

辛くて

どうしようもなくなって

「死にたい」

と、思うことは

誰にでもあるかもしれません。


でも、

『魂レベル』での『思い』は、

「死にたくない!!」

「死にたくないよー!!」

「体は、大事!!」

「この体は、色んなことが出来るんだよ!!」

「色んなことを楽しもうよ!!」

…ではないかな?

と思うのです。


私の魂は、そう叫びましたけど。


あなたの魂は、どうですか?


あなたは、

ご自身の『魂の叫び』

を聞いたことはありますか?


う〜ん、

『心の声』とは、少し違う印象です。

『心の声』ではなく、

『魂の叫び』。


分かります?


『魂の叫び』は、

『試練の真っ最中』に現れる

『本音』

と言ったら

分かりやすいでしょうか。


『味方』であり、

『私だけの強力なサポーター。』


そんな印象です。



だって、

「できるよ!できるよー!!」

って、私のことをすごく応援してくれるのです。


人間みんないつかは消えてしまいますが、

『だからこそ、やりたいことを楽しもうよ!』

『命があるうちが花だよ!』

って、弱気な私を信じて応援してくれるのです。



私は、

「私の命には、限りがある。」

そう自覚してから、生き方を変えてみました。


大切にしている『想い』は、

『自分が死ぬ時に後悔しないように』

です。


だから、

腫瘍があると分かってから、

しばらくの間は、

怖くて落ち込んでいましたが、


ネガティヴなことばかり想像してしまうので

それに疲れて

発想を変えることにしました。


『後悔したくないこと』

を考えるようになりました。


改めて検査を受けたら、

『悪さする色ではないけど、

5.5㎝あるから運動禁止ね。』

『悪性に変わることもあるから、

定期的に検査して

注意深く見ていきましょう。』

と、言われました。


大きさが5.5㎝らしくて、

『捻れたら相当痛いと思うよ。

歩けないと思います。

緊急手術になりますよ。』

と言われました。


適度なストレッチも禁止と言われました。

ねじれる可能性大だから。


運動ダメ、ストレッチダメ。

…となると、

歩くのは、大丈夫かな!



スポーツができないので

できるだけ歩くようにしましたが、

不思議なことに

腫瘍の場所を知ってしまうと、

何となくそこが痛くなってきます。

痛くなると

弱気になってきます。

「悪性になるかも…」

とまた思い始めます。

それでまた、

「これだけは、やっておきたい!」

ということを考え始め、

ノートに書いたり方法を考えたりしました。


「なんとかしてやってみよう。」


と成し遂げる方法を考える。


弱気になると

これを繰り返していました。


人間ですもの。


そんなに強くはないです。


でも、厳しい現実を受け入れたことによって、

精神的にたくましくなっていきました。



少しずつ

変わって行けば良いと思うのです。


イモムシが脱皮する前は、

色んなドロドロしたものを出して出して

脱皮に向かいます。


人間も同じような気がします。


不安な時は、

1人で思いっきり泣くのもアリだと思います。


心のドロドロを涙で洗い流せば良いのです。


私は、そう思います。



あなたは、どう思いますか?














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